更新日:2023/09/07
「特殊清掃って何?孤独死現場で何をするの?」
「特殊清掃では、ほかにどんな現場の清掃を行っているの?」
近年、増加傾向にある孤独死。そんな孤独死現場の清掃にあたっているのが、特殊清掃業者です。
映画やドラマ、漫画などで、特殊清掃業者について知ったという人も多いかもしれませんね。
特殊清掃は、孤独死現場以外にも次のような現場で必要とされています。
【特殊清掃が必要な現場】
- 孤独死、事故、自殺が起きた部屋
- 犬猫屋敷、ペット臭のひどい部屋
- ゴミ屋敷
- 火災現場
- 遺品整理
- 漏水、水害現場
このような部屋には、通常の清掃では取り除くことのできない、体液・死臭、汚染物やウイルスが蔓延しています。
体液や死臭は通常の清掃方法で落とすことはできず、細菌感染などのリスクもあるので、しっかりとした技術やノウハウをもった特殊清掃業者でなければ清掃することは不可能です。
とはいえ、特殊清掃の知識が無いまま業者に依頼をしてしまうと、ちゃんと清掃をしてもらえなかったり、臭いが取りきれずトラブルに遭遇したりする可能性があります。
悲しいことに、不当な金額を請求する悪徳業者も多いのが、特殊清掃業界の実態です。
そこで、この記事では、以下の内容について詳しく解説していきます。
【この記事でわかること】
- 特殊清掃業者に依頼する際の費用相場
- 特殊清掃業者が行った実際の作業事例6つ
- 特殊清掃業者選びで絶対に失敗しない3つのコツ
この記事を最後まで読めば、特殊清掃業者の作業内容がわかるだけではなく、いざ特殊清掃に頼まなければいけなくなった際にも、安心して業者を選ぶためのコツを知ることができます。
孤独死や漏水・水害は、決して他人事ではありません。
自分の身に降りかかったとき落ち着いて行動する術を身に着けておくためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
Contents
1.特殊清掃とは「あらゆる現場の清掃・消臭を行うこと」

特殊清掃とは、孤独死や自殺が起きた部屋やゴミ屋敷などを、特殊な機材や薬剤、技術をもって清掃・除菌することです。
これらの現場で特殊清掃が必要な理由は、次の3つです。
【特殊清掃が必要な理由】
- 家具や壁床に染み付いた体液や血液による悪臭を消す
- 市販の薬剤では太刀打ちできないほど大量の害虫や害獣が発生している
- 空気中に蔓延した危険なウイルスを除菌しなければいけない
ゴミ屋敷や遺品整理程度なら、どこに頼んでも同じじゃないの?と思うかもしれません。
しかし、ゴミの匂いが強烈な場合や、遺品に死臭が染みついている場合は、特殊清掃業者でなければ対応できません。
次の画像は、我々リスクベネフィットが施行した、孤独死現場の様子です。


床板にまで汚染が広がっていた孤独死現場でしたが、床を解体し、特殊コーティングを行って、原状回復させていただきました。
続いてこちらは、浴室内で吐血し、孤独死してしまった部屋の清掃事例です。


施行後の写真を見ていただくと分かるように、孤独死があったとは思えないほどきれいな状態になっています。もちろん完全消臭・除菌・消毒済みです。
ほかの事例も見たいという方は、「3.特殊清掃業者に依頼した事例6つ」でも紹介しているので、あわせて確認してみてください。
このように、特殊清掃が必要な現場で、完璧な原状回復を行うためには、床板剥がしに必要な解体許可という資格や、特殊な機材・薬品が必要不可欠です。
次の動画は、実際に孤独死現場での特殊清掃を行っている様子です。
一般的に思い浮かべる掃除方法とは全く異なることが、お分かりいただけたでしょうか。
このような清掃を、一般の清掃業者が行うことはできません。
特殊な技術やノウハウが必要な現場に赴き、清掃を行うのが、特殊清掃業者の仕事です。
2.特殊清掃業者の依頼費用は部屋の状態によって異なる

特殊清掃では、作業する部屋の状況により作業内容が大きく変わるため、費用も部屋の状況に応じて変わります。
そのため、依頼する際は必ず現場に足を運んでもらい、見積もりを出してもらうようにしましょう。
参考までに、各特殊清掃現場の平均費用をまとめました。
【特殊清掃の平均費用】
孤独死 | 原状回復費:約397,158円 残置物処理費:約237,218円 合計:634,376円 出典:第8回孤独死現状レポート(※最新版『第9回孤独死現状レポート』) 詳細は以下の記事へ →孤独死の特殊清掃費用はいくらかかる?相場や場所・作業別費用を解説 |
ゴミ屋敷 | 約169,000円〜246,000円(4LDKの場合) 詳細は以下の記事へ →ゴミ屋敷片付け費用を実例を元に解説!費用を抑える4つのポイント |
犬猫屋敷 | 約842,500円(4LDKの場合) 詳細は以下の記事へ →猫屋敷の臭いを消すには特殊清掃業者がおすすめ!依頼相場と効果を解説 |
火災現場 | 約1,900,000円(状況による) 詳細は以下の記事へ →火災現場の清掃とは|清掃内容・費用・業者の選び方を具体的に解説 |
遺品整理 | 約221,870円~ 詳細は以下の記事へ →遺品整理の料金相場を間取り・地域別に紹介!明確な金額を知る方法 |
漏水・水害現場 | 約180,000円~ 詳細は以下の記事へ →床下浸水の処理の依頼費用はいくら?自己処理した場合との比較付き |
たとえばゴミ屋敷清掃の場合は、ゴミの量で料金が変動します。ゴミ処理料金と消臭費用も別になってくるので、実際に現場で見積もりを出してもらうことが大切です。
作業別の料金プランには要注意!
作業別の料金プランを提示してくる特殊清掃業者は、ぼったくりの悪徳業者の可能性が高いです。
先述した通り特殊清掃は現場の状態によって、費用が大きく変わってきます。
それは孤独死現場であっても、ゴミ屋敷であっても同じです。
現場を見るまで、詳しい料金を算出することはできないのです。
作業別の料金プランは、一見すると安く見えるのですが、実際に依頼すると高額な料金を請求されるというケースが後を絶ちません。あとからどんどん作業を追加され、結果的に法外な金額を請求されることもあるのです。
次の動画をご覧ください。
ホームページに書かれていた安さに惹かれて依頼したところ、
最終的に600万円もの請求をされてしまったという、悪徳業者の実態です。
作業別の料金プランを出している孤独死業者には、絶対に依頼しないようにしましょう!
3.特殊清掃業者に依頼した事例6つ

ここまで紹介したように、特殊清掃にかかる費用や、必要な作業内容は、ケースごとに大きく異なります。
実際に業者に現場を見てもらわなければ、どんな作業を行う必要があるのか、判断することはできません。
ここでは、特殊清掃業者に依頼した次の6つの事例について、作業内容と作業料金を紹介します。
- 【孤独死】畳の上で亡くなった部屋
- 【犬猫屋敷】壁床に糞尿が飛び散っている部屋
- 【ゴミ屋敷】一面コンビニ弁当でいっぱいの部屋
- 【火災現場】ボヤ騒ぎがあった部屋
- 【遺品整理】突然他界した母の部屋の遺品整理
- 【漏水・水害現場】床下の断熱材がある部屋
これら6つの事例で、一体どのような作業が行われたのか、依頼する際の参考にしてみてください。
3-1.【孤独死】畳の上で亡くなった部屋


間取り | 4LDK |
作業内容 | ・孤独死清掃パック ・除菌消臭 ・簡易消臭 ・死臭シート |
費用 | 130,000円 |
こちらは、畳の上で孤独死が発見されたケースです。畳の下にまで体液が染みこむなど、汚染が広がっている状態でした。
この場合死臭シートを引き、匂いの拡散を防止します。
またご遺族様が遺品整理を行いたいとのことでしたので、まずは入室できる状態になるよう、簡易消臭をさせていただきました。
これらの作業で、費用は130,000円です。
なお、完全に原状回復するためには、これらの作業に加えて「完全消臭作業」も必要になります。
3-2.【犬猫屋敷】壁床に糞尿が飛び散っている部屋


間取り | ワンルーム |
作業内容 | ・糞除去 ・家財撤去 ・クッションフロア剥がし ・壁紙剥がし ・清掃一式 ・完全消臭 |
費用 | 320,000円 |
壁床前面に、猫の糞尿が飛び散っている部屋の清掃事例です。
猫の尿には「コウキシン」という成分が含まれており、特殊な技術がなければ、この匂いを除去することはできません。
そして家財類の撤去はもちろん、壁床の撤去も行い、完全消臭作業を行いました。
これらの作業で、費用は320,000円です。
3-3.【ゴミ屋敷】一面コンビニ弁当でいっぱいの部屋


間取り | 1K |
作業内容 | ・ゴミ分別作業 ・清掃作業 |
費用 | 180,000円 |
コンビニ弁当を部屋に放置し、部屋いっぱいに溜め込んでしまったケースです。
この部屋ではゴミの分別を行い、再び生活できる環境になるよう清掃を行いました。
費用は180,000円です。
なお、消毒が必要な状態の部屋だった場合は、別途消毒作業も必要になります。
3-4.【火災現場】ボヤ騒ぎがあった部屋


間取り | ワンルーム |
作業内容 | ・煤清掃 ・消臭作業 ・有害物質除去 |
費用 | 375,000円 |
ボヤが発生した部屋で、家財道具はすべて撤去されていました。
そこから煤清掃を行い、ダイオキシンなどの有害物質を除去した後、消臭作業を行った事例です。
このように、火災現場の清掃では有害物質の除去作業が必須になってきます。
この部屋の場合、費用は375,000円でした。
3-5.【遺品整理】突然他界した母の部屋の遺品整理

作業内容 | ・貴重品の捜索 ・家財や不用品の撤去 ・ハウスクリーニング |
費用 | 263,723円 |
総勢6人で作業にあたり、遺品整理後は清掃をして、管理会社に引き渡せる状態にまで片付けた事例です。
我々リスクベネフィットでは、信頼して作業をお任せしていただけるよう、小人数で作業に当たることを心がけています。
この部屋の清掃費用は、263,723円でした。
3-6.【漏水・水害現場】床下の断熱材がある部屋


間取り | 5LDK |
作業内容 | ・排水 ・汚泥除去 ・清掃 ・消毒 ・断熱材除去 |
費用 | 634,634円 |
腐らせないために断熱材をまずは撤去し、床下の消毒を行います。
漏水・水害現場では、床下の木材やコンクリートの内部まで素早く消毒を行わなければ、内側からカビが発生し、最悪の場合住宅が倒壊する危険性があります。
排水が遅れれば遅れるほど最悪な状態になってしまうので、排水から特殊清掃業者に作業を依頼することが大切です。
この部屋の場合、費用は634,634円でした。
4.特殊清掃業者に依頼する流れ
① 現場訪問・見積り
② 清掃・洗浄作業
③ 消毒・コーティング
④ 完全消臭
特殊清掃は、上記のような流れで進められていきます。
まずは特殊清掃業者に現場を見てもらい、見積もりを出してもらうことが大切です。
現場を見ずに「〇〇円で作業ができます」という業者は、悪徳業者の可能性が高いので注意しましょう。
その後現場の状態に応じて、清掃・洗浄作業が行われます。
たとえば孤独死が起きた部屋の場合、壁や床に付着した体液・血液などを取り除いていきます。
床下にまで浸透している場合は、床をはがして清掃を行います。
また、ゴミ屋敷の場合は貴重品の捜索、犬猫屋敷の場合はフェロモン臭分解など、ケースによってさまざまな作業が追加されます。
その後消毒作業や、コーティング剤を使用し、最後に完全消臭まで行って、部屋の原状回復が完了です。
それぞれの現場の詳しい作業方法については、以下の記事で解説しているので、気になる現場ごとに読んでみてくださいね。
【現場別・作業方法まとめ】
5.特殊清掃業者によるトラブルは非常に多い

孤独死現場やゴミ屋敷の清掃が必要になった場合は、特殊清掃業者に相談することが大切です。
しかし、特殊清掃業者だからどこでもいいというわけではありません。
実は、特殊清掃業者の中には、大した技術も持たずにお金だけぼったくろうとする、悪徳業者も多く存在するのです。
次の動画をご覧ください。技術がないのに特殊清掃を請け負い、完全消臭されないまま部屋を大家さんに受け渡した挙句、バックレたという悪徳業者の実態です。
このように、特殊清掃が必要で、本当に悩んでいるお客様に対して、詐欺行為を働く業者は後を絶ちません。
孤独死清掃の現場だけではありません。遺品整理を依頼したのにも関わらず、勝手に遺品を売り、遺族の気持ちを完全に無視した悪徳業者も存在します。
大事な家族が遺した最期の遺品を、金儲けのために売りさばくなど、遺族の気持ちを考えれば決してできないはずです。
特殊清掃業者には、このように、ビジネスのことしか考えていない悪徳業者が多くいるのです。こうした悪徳業者に騙されないためにも、特殊清掃業者は慎重に選ばなければいけません。
6.安心して利用できる特殊清掃業者の選び方

特殊清掃業者に依頼する際に最も頭を悩ませるのは、「どの業者に依頼して良いか分からない」ということでしょう。
特殊清掃業者の中には技術レベルが低い業者も存在するため、以下の3つのポイントを意識して選ぶことが重要です。
【特殊清掃業者を選ぶ際の確認項目】
- 豊富な実績が全国である
- 完全消臭ができる
- 解体許可を取得している
ここでは、依頼前に確認したい3つのポイントを紹介します。
6-1.豊富な実績が全国である
まず確認したいポイントは、豊富な実績が、全国であるかどうかです。
特殊清掃において重要な「完全消臭」には、多くの経験や高い技術が必要です。
実績が少ない業者の場合は、臭いを完全に消すことができないケースも多くあるからです。
特殊清掃業者の中には、遺品整理など他の仕事をメインの業務としており、その付随サービスとして特殊清掃を受け付けている業者も存在します。
もちろん、他のサービスを提供していても、きちんとした対応を行ってくれる業者は多いです。
しかし、中には特殊清掃に関する技術レベルが低いにも関わらず、仕事を引き受けている業者もあります。
全国に実績のある業者でなければ、十分な実績を積むことが難しいでしょう。
思ったような効果を感じられず、後から違う業者に頼み直すことにならないように、依頼時は実績の豊富な業者を選ぶと良いでしょう。
6-2.完全消臭ができる
完全消臭ができるかも、確認すべきポイントです。
先述の通り、消臭は特殊清掃において最も重要な作業と言っても過言ではありません。
完全消臭ができるかどうかを確認する場合は、次の点について会社のホームページなどでチェックしましょう。
【完全消臭ができるかを確認するポイント】
- 完全消臭を保証している
- 使用する機材や薬品名が明確に書かれている
- 完全消臭を裏付ける臭気データが提出できる
特殊清掃が必要な現場の臭いは、技術とノウハウがなければ完全消臭は不可能です。
上記のポイントについて具体的に書いていない特殊清掃業者であれば、完全消臭ができるほどの実力は持っていないと判断できます。
6-3.解体許可を取得している
特殊清掃業者を探す際は、必ず解体許可を取得しているかどうか、確認するようにしましょう。
床板に染みこんだ悪臭や体液は、床板をはがさない限り、完全に取り除くことは不可能です。
しかし、床板は誰でもはがしていいわけではなく、解体許可の資格を保持している業者でなければ、床板をはがすことはできません。
そのため業者選びの際、解体許可の確認は必須です。
7.特殊清掃は「リスクベネフィット」におまかせください

孤独死や災害・ゴミ屋敷の片付けなどは、特殊清掃に特化した数少ない特殊清掃業者である、我々リスクベネフィットにお任せください!
リスクベネフィットには、全国の孤独死現場や火災現場などで、数多くの特殊清掃を行ってきた実績があります。



そして、各現場における特殊清掃の技術やノウハウも保持しており、完全消臭が可能です。
たとえば、孤独死が起きた部屋の場合、特許を取得した次の3つの工法で、完全消臭を実現しています。



【薬剤散布】酵素と加速化過酸化水素の主に2つを用いて、孤独死現場の臭気成分に徹底アプローチ
【オゾン燻蒸】非常に強いオゾンを使用し、臭気成分を素早く分解・除去
【コーティング】専用のコーティング剤「シャダーン」で、強固な皮膜を形成し、匂い物質を封印
リスクベネフィットが保有している技術は、これだけではありません。
犬猫屋敷では、猫の尿にのみ含まれている「コウキシン」という成分にも対応した、フェロモン臭分解の特許技術で特殊清掃にあたります。

漏水・水害現場では、洗浄・消毒・カビの除去までできる、特許出願中の技術を用いて、住宅の基礎から守ることが可能です。



- 【洗浄作業】水や汚泥も取り除き、漏水・水害現場を徹底消毒・洗浄
- 【オゾン燻蒸】非常に強いオゾンで、通常人間が入ることのできないような場所まで除菌・消毒
- 【プロバイオティクス】事前に善玉菌を送り込み、清掃後の環境に悪玉菌が入り込むのを予防
ほかの特殊清掃現場でも、これまで培ってきた技術やノウハウを用いて、誠心誠意、作業に当たらせていただきます。
また、お客様が安心して作業を依頼できるよう、場合によっては少人数での対応も行えますし、近隣住民への配慮や大家さんとの交渉まで、請け負うことが可能です。
特殊清掃が必要になったら、ぜひ我々リスクベネフィットにご相談ください!
8.【Q&A】特殊清掃についてよくある質問と回答

ここまで特殊清掃の事例をいくつか紹介してきましたが、このような場面に遭遇する可能性はそれほど多くありません。
そのため、特殊清掃について疑問に思うことも多いでしょう。
ここでは、特殊清掃についてよくある質問と回答をまとめて紹介します。
【特殊清掃についてよくある質問】
Q1.特殊清掃は業者に依頼しないとダメですか?
Q2.特殊清掃はどのタイミングで頼めば良いですか?
Q3.死臭や腐敗臭って本当に取れますか?
Q4.近隣に知られずに清掃を完了させたいのですが可能ですか?
Q5.室内の状況が分からない状態でも対応できますか?
どれも特殊清掃を依頼する際に重要なポイントとなります。万が一の事態に備えて、しっかり確認していきましょう。
8-1.特殊清掃は業者に依頼しないとダメですか?
特殊清掃は、業者に依頼しないとダメというわけではありません。
しかし、特殊清掃を安易に素人が行うことは危険とリスクが伴うため、業者に依頼することを強くおすすめします。
特殊清掃を自分で行うリスクは、次の4つです。
【特殊清掃を自力で行うリスク】
- 目に見えない細菌などにより感染症のリスクがある
- 一般的な消臭剤で臭いを取り除くことはできない
- 壮絶な現場の清掃となるため精神的苦痛がある
- 素人作業では時間がかかり余計現場の状況が悪化する
このように、特殊清掃が必要な現場にはさまざまな危険があります。
費用は掛からず済むかもしれませんが、身体的・精神的なダメージにより身体を壊す可能性は高くなります。
現場の状況が悪化すれば、さらなる作業が必要になって、余計費用が発生する可能性もあります。
安易に自分で行うことはしないで、まずは業者に相談するようにしましょう。
8-2.特殊清掃はどのタイミングで頼めば良いですか?
特殊清掃が必要だと判断したら、早急に業者に依頼しましょう。
特殊清掃が必要な現場では、時間が経つほど臭いや汚れがひどくなり、それらを除去するのに時間やコストが加算されていきます。
たとえば、孤独死の現場の場合、死臭は家財道具や壁床に染みこみ、体液は床下にまで浸透します。
アパートなど集合住宅の場合、階下の部屋に浸み出ることもあるでしょう。
こびりついた死臭と体液は、どんどん取れにくくなっていきます。
そして依頼が遅くなった分、清掃にも時間がかかってしまうのです。
8-3.死臭や腐敗臭って本当に取れますか?
死臭や腐敗臭は、正しい技術とノウハウを持つ特殊清掃業者なら、完全に取ることが可能です。
死臭や腐敗臭を消すには、次の2つの作業を確実に行わなくては、完全に取りきることはできません。
①悪臭の元を完全に除去
②悪臭をオゾンによる化学反応により変化させる
この2つの技術を持っている業者であれば、完全消臭することができます。
8-4.近隣に知られずに清掃を完了させたいのですが可能ですか?
希望があれば、近隣に知られないように作業を行うことは可能です。
ただし、作業内容によっては建物の近くにトラックを駐車し、積み入れ作業が必要な場合があります。
近隣住民の方の迷惑にならないように細心の注意を払って作業をします。
8-5.室内の状況が分からない状態でも対応できますか?
室内の状況が分からなくても、対応は可能です。
孤独死や自殺、事件などにより特殊清掃が必要な場合は、遺体発見後すぐに警察が来て現場検証が始まります。
現場には規制線が貼られるため、室内の状況を把握している人の方が少ないので安心してください。
9.まとめ
特殊清掃とは、孤独死や自殺が起きた部屋やゴミ屋敷などを、特殊な機材や薬剤、技術をもって清掃・除菌することです。
主に次のような現場では、通常の清掃業者ではなく、特殊清掃業者でなければ対応することができません。
【特殊清掃が必要な現場】
- 孤独死、事故、自殺が起きた部屋
- 犬猫屋敷、ペット臭のひどい部屋
- ゴミ屋敷
- 火災現場
- 遺品整理
- 漏水、水害現場
これらの現場で特殊清掃が必要な理由は、次の4つです。
【特殊清掃が必要な理由】
- 普通の掃除では取りきれない悪臭が家財道具や壁床に染み付いている
- 体液や血液は市販の洗剤ではとりきれず床下にも浸透している恐れがある
- 害虫や害獣が大量に発生しており駆除作業が発生する
- 空気中に危険なウイルスが蔓延しており除菌も必須になる
上記のような理由から、特殊清掃が必要な部屋は、一般の清掃業者には対応することができません。
また、特殊清掃費用は、現場の状況や部屋の間取りなどによって大きく異なります。
そのため、依頼する際は必ず現場に足を運んでもらい、見積もりを出してもらうようにしましょう。
ただし、作業別の料金プランを提示している特殊清掃業者は、ぼったくり業者の可能性が高いので、注意が必要です。
ほかにも特殊清掃業者を選ぶ際は、次の項目に当てはまるかどうかを必ず確認しましょう。
【特殊清掃業者を選ぶ際の確認項目】
- 豊富な実績が全国である
- 完全消臭ができる
- 解体許可を取得している
特殊清掃業者を選ぶ際は、上記の点を必ず確認し、3つの項目を満たした業者に依頼してくださいね。
我々リスクベネフィットなら、あらゆる特殊清掃現場に対応できる技術・ノウハウで、完全消臭が実現できます!
特殊清掃が必要な事態に陥ったら、ぜひ一度ご相談ください。