引越しで出る大量のゴミの処分方法や費用は?ゴミの種類別に解説

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引越しで出る大量のゴミの処分方法や費用は?ゴミの種類別に解説

「引越しで出た大量のゴミはどうやって処理したらいいんだろう?」
「普段通り集積所に持って行っても大丈夫?」

このように引越しでたくさんのゴミ・不用品が出るのに、その処分方法や手放し方が分からなくてお困りではないですか?

引越しの際には普段より量も多く、種類も様々なゴミが一気に出るので、何をどう処理したら良いか悩んでしまいますよね。引っ越しの準備を進めながら、短期間でそれらを処分しなければならないとなると、なおさら混乱してしまいます。

中には粗大ゴミや家電が出ないからといって、普段と同じように集積所に出せばOKと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は一度にたくさんのゴミを出すのは地域のルールに反するケースがほとんどです。

例えば東京都大田区のWebサイトには次のように記載されています。

一度に出せるごみの量は45リットルのごみ袋で3袋までです。
3袋を超える場合は複数回に分けて出していただくか、臨時ごみ(有料)としてお出しください。

出典:大田区

ゴミ袋の上限数は自治体によって異なりますが、45リットルのゴミ袋で1〜5袋までとしているところが多いです。

こういったルールは、収集車にゴミを積み切れない事態を避けるためのもので、近隣の方や収集員に迷惑をかけないためにも守るべきです。

このように引越しで出る大量のゴミの処理方法は、粗大ゴミや家電に限らず、可燃/不燃ゴミや資源ゴミについても把握しておく必要があるのです

そこでこの記事では、引越しの際に出るゴミを

  • 可燃/不燃ゴミ、資源ゴミなど普段も出るゴミ
  • 粗大ゴミ
  • 家電

に分類して、ゴミの種類ごとに適切な処分方法を紹介します。

また、それぞれのゴミの処分にかかる費用や、置かれている状況ごとの最適なゴミ処理方法もお伝えします。

この記事を読めば、引越し準備で出る大量のゴミの処分方法や費用がゴミの種類ごとに理解でき、あなたの状況に合った方法でゴミを処分することができるようになるはずです。

不要なものを全て手放して、スッキリした状態で引っ越しの日を迎えるために早速読み進めてみてくださいね。

1. 引越しで出る大量のゴミの処分方法

引越し準備をしていると、可燃/不燃ゴミや資源ゴミなど、普段から集積所に出しているゴミもいつも以上にたくさん出るものですよね。

ここではそういった通常時も出る家庭のゴミを、

  • 可燃ゴミ・不燃ゴミ
  • 資源ゴミ

に分けて、それぞれ大量に出た場合の処分方法をいくつかお伝えします。

 1-1. 大量の可燃ゴミ・不燃ゴミの処分方法3つ

引越し準備で可燃ゴミと不燃ゴミが大量に出てしまったら、次の3つの方法で処分することができます。

  • 通常の収集日に合わせてコツコツ捨てる
  • 臨時のゴミ収集を依頼する
  • 処理施設に直接持ち込む

それぞれ詳しくお話ししていきますね。

1-1-1. 通常の収集日に合わせてコツコツ捨てる

引越しの予定日まである程度猶予があるなら、通常の収集日に少しずつ捨てるのがベストです。

手間も普段と変わらず、費用もかからないので、できることならいつも通りの方法で捨てるようにしましょう。

ただ冒頭でもお話しした通り、地域によって1回に出せるゴミ袋の上限数が定められています。その上限数と引越し日までの収集回数を計算して計画的にゴミを捨てていってくださいね。

可燃ゴミと不燃ゴミでも出るゴミの量や収集回数が違ってくるはずなので、それぞれのゴミをどのように捨てると良いか世田谷区を例に考えてみます。

まずは引越しまで1ヶ月あった場合、可燃ゴミを最大でどれくらい出せるか見てみましょう。

可燃ゴミ

収集回数週2回
1度に出せるゴミの量45L袋で3袋まで
1ヶ月間で出せるゴミの量3袋×2回=6袋(1週間で出せるゴミの量) 6袋×4週間=24袋

参考:世田谷区

この表を見ていただくと、引越しまでの1ヶ月間で最大24袋(45L)のゴミを出せることが分かりますね。

単身での引越しなら、この範囲内で捨て切れそうではありませんか?
ご家族でのお引越しの場合も、これだけの量をいつも通りの収集で捨てられるなら、積極的に利用した方が良いですよね。

もし引越しまで1ヶ月程度時間が残っているなら、まずは捨てたいものをまとめて、可燃ゴミの収集日ごとにコツコツと捨てていくようにしましょう。

次に、1ヶ月間で出せる不燃ゴミの量を見てみます。

不燃ゴミ

収集回数月2回
1度に出せるゴミの量45L袋で3袋まで
1ヶ月間で出せるゴミの量3袋×2回=6袋

参考:世田谷区

上の表の通り、不燃ゴミは1ヶ月間で最大6袋(45L)捨てることができます。可燃ゴミの比べると、捨てられる量はずいぶん少ないですよね。

ただ、収集回数自体が少なく設定してあるように、不燃ゴミはそんなにたくさん出るものではないので、ご家族でのお引越しでも普段の収集で捨て切れる場合もあるでしょう。

不燃ゴミは収集回数が限られているので、収集日をスケジューリングしてそこに向けてゴミをまとめておくことが大切です。まとめたゴミは、収集日に忘れずに捨てるようにしてくださいね。

1-1-2. 臨時のゴミ収集を依頼する

家族での引越しだったり、引越し予定日まで時間が残されていないと、通常のゴミ収集だけでは捨て切れないこともあります。

その場合は、お住まいの地域を管轄している清掃事務所や自治体が許可した業者に依頼すれば、特別に収集に来てくれます。

地域によって細かい流れは異なりますが、大まかな依頼手順は次の通りです。

STEP①お住まいの地域のWebサイトで依頼する施設や業者の連絡先を調べる。
※「〇〇(地域名) 臨時ごみ/多量ごみ」で調べると見つかりやすいです。
STEP②依頼先に連絡し、収集日や収集場所を調整する。
STEP③収集日が来たら指定された場所でゴミを引き渡し、料金を支払う。

有料にはなりますが、普段の収集と違って出せるゴミの上限もなく収集日も相談できるので、一気にゴミを捨てたい場合にはぜひ活用してくださいね。

1-1-3. 処理施設に直接持ち込む

一度にまとめてゴミを捨てたい場合、車をお持ちの方なら処理施設にご自身でゴミを持ち込むのもおすすめです。

事前に連絡を入れたり自分で運んだりと手間がかかりますし、有料であることがほとんどですが、処理施設がご自宅から行きやすい場所にあるなら便利な手段と言えます。

また自分でゴミを運搬するので、清掃事務所や許可業者による臨時収集より安くつくことが多いですよ。

処理施設へゴミを持ち込みたいという方は次のことに気をつけてくださいね。

ゴミを処理施設に持ち込む方法の注意点

注意点①地域によってはゴミの自己搬入ができないところもあります。
地域のWebサイトで自己搬入の可否を事前にチェックしてください。
注意点②ゴミを処理施設に持ち込むためには、事前の連絡が必要な場合が多いです。
施設に持ち込む前に一度連絡をして、注意事項なども聞いておきましょう。

 1-2. 資源ゴミ

引越し準備をしていると、可燃ゴミや不燃ゴミの他に、資源ゴミも大量に出ることがあります。

不要な雑誌や使いかけの調味料のボトルなど、引越しを機に捨てる資源ゴミは予想以上に多くなるものです。

そのような大量の資源ゴミも、可燃/不燃ゴミと同様、

  • 通常の収集日に合わせてコツコツ捨てる
  • 臨時のゴミ収集を依頼する
  • 処理施設(リサイクルセンター等)に直接持ち込む

といった方法で捨てることができますが、上記の方法に加えて

  • 公共施設での回収
  • スーパーなどの店頭での回収

も利用して処分することができます。

どちらも一度にたくさんの量を持って行くことはできませんが、事前の連絡も不要で、曜日に関係なく回収してもらえるので、コツコツ頑張ればそれなりの量を処分することが可能です。

それぞれ詳しくお話ししますね。

1-2-1. 公共施設での回収

各地域の区役所や市役所、地区センターといった公共施設の一部には、資源回収ボックスが設置されています。

施設の開館中ならいつでも資源を出すことができるので、少しずつコツコツと自宅の資源ゴミを処分することができます。

ボックスで回収している資源の品目は地域ごとに異なりますが、例えば横浜市では市内89カ所の施設で次のものを回収しています。

紙類新聞、雑誌、紙パック、その他の紙
布類古着、古繊維、タオル、シーツ

地域によっては、食品トレイやペットボトルの回収を行っている場合もあり、自宅近くに回収ボックスが設置されている施設があるならぜひ活用すべきです。

回収ボックスについて今までご存知なかったという方は、近辺に設置されていないかチェックしてみてくださいね。

1-2-2. スーパーなどの店頭での回収

資源ゴミの回収ボックスを設置しているスーパーもあります。

普段からスーパーをよく利用される方なら、お店の出入り口付近に設置された回収ボックスを見かけたことがあるのではないでしょうか?

そのような店頭に置かれた回収ボックスも、お店が営業している間ならいつでも利用できます。

公共施設に設置されたボックスの多くは平日の限られた時間にしか利用できませんが、スーパーは休日や祝日でも営業しているところがほとんどなので、平日に時間が取れない方にはかなりありがたいですよね。

店頭に置かれた回収ボックスでは、主に食品や飲料に使われた資源を回収してくれます。具体的には次のようなものです。

  • ペットボトル、ペットボトルキャップ
  • 食品トレイ
  • ガラスびん
  • 牛乳パック

回収してもらえる品目はお店ごとに違うので、周辺のスーパーで何を回収しているか事前に把握しておくと良いですよ。

2. 引越しで出る大量の粗大ゴミの処理方法

引越しで出る大量の可燃/不燃ゴミや資源ゴミの処分方法をお伝えしましたが、このような普段から出るゴミよりも更に面倒なのが粗大ゴミの処理ですよね。

普段あまり出ることのない粗大ゴミですが、引越しとなると、急にいくつも捨てるものが出てきて

「どうやって捨てたら良いんだっけ?」

と焦る人も多いはず。

そこでここでは、引越しで出る大量の粗大ゴミについて、その処分方法を2つお伝えします。

2-1. 自治体による収集を利用する

引越しで出る粗大ゴミは、各自治体の粗大ゴミ受付センターへ依頼すれば、指定の場所まで回収に来てくれます。

自治体によって回収してもらえるので確実かつ安心ではありますが、繁忙期になると回収日が1ヶ月ほど先になってしまうこともあります。

自治体に粗大ゴミの回収を依頼しようと考えているなら、できるだけ早く申し込んでくださいね。

申し込みから回収までの流れを下記にまとめたので、こちらを参考にしてすぐにでも申し込むことをおすすめします。

STEP①処分したい粗大ゴミの大きさや数量を明確にしておく。
STEP②お住まいの地域の粗大ゴミ受付センターに以下のいずれかの方法で収集の申し込みをする。

・インターネットでの申し込み
24時間申し込み可能。受付サイト内の粗大ゴミの一覧から、自分の出したいゴミを選択する必要があるので、ゴミの名称が明確な場合はインターネットでの申し込みが便利。

・電話での申し込み
平日の日中など、申し込み可能な時間に制限がある。不明点がある場合は電話での申し込みが確実。
STEP③申し込みの際に指定された金額分の粗大ゴミ処理券(シール)をコンビニやスーパーで購入し、氏名欄に名前か受付番号を記載する。
※券(シール)の名称は自治体によって異なります。
STEP④収集日当日、それぞれの粗大ゴミに指定された金額のシールを貼って収集場所に出しておく。
※収集場所・時間を必ず事前に確認しておく。

事前に申し込みをしたり、券を購入する必要があったりと、粗大ゴミを処分するのはなかなか手間がかかりますよね。さらに申し込みから収集まで数週間〜1ヶ月かかることもあるので、自治体による収集を利用したいなら、可能な限り早く申し込むようにしましょう。

もし粗大ゴミの量が引越しのトラックに積める程度で、引越し日に自治体の回収が間に合わないのであれば、引越し先の自治体に回収してもらうことも選択肢に入れておいてください。

2-2. 不用品回収業者を利用する

自治体による粗大ゴミの回収が引越し日に間に合わなかったり、量が多すぎて自分で運び出すことが困難な時は不用品回収業者に引き取りを依頼しましょう。

自治体の回収よりは高い料金を支払うことになりますが、業者に依頼すれば室内からの運び出しも任せられますし、引き取りの日時も融通がききます。

ただ、不用品回収業者には違法に営業しているところも多く、そのような業者に依頼してしまうと次のようなトラブルに見舞われる危険があります。

・高額請求
「無料回収」や「トラックに積み放題で数千円」といった宣伝をしていたのに、トラックに積み込んだ後に数十万円を請求されたというケースが多くあります。

・不法投棄
回収された粗大ゴミがゴミ処理場では無い場所に不法に捨てられる恐れがあります。

このようなトラブルを避けるために、粗大ゴミの回収を依頼する際は、

  • お住まいの地域で一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている業者
  • 運搬を許可業者に委託している業者

のいずれかを選ぶようにしてください。

自治体によっては許可業者を紹介してくれたり、許可業者の一覧をWebサイトで公開していることもあるので、まず自治体の情報をチェックしましょう。

3. 引越しで出る不要な家電の処理方法

引越しを機に古くなった家電を買い替えたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そうなると、古い家電も処分する必要がありますよね。

もしかすると、
「家電も粗大ゴミとまとめて収集してもらえばいいや。」
と考えられているかもしれませんが、実は家電の中で次のものは粗大ゴミとして扱うことができません。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫、冷凍庫
  • 洗濯機、衣類乾燥機

上記の家電については「家電リサイクル法」に基づいて、リサイクル料を支払った上で処分する必要があるのです。

あるいは、状態が良くまだ使用できる家電ならリサイクルショップで買い取ってもらえることもあります。

ここでは不要になったリサイクル家電を手放す方法として、家電リサイクル法に沿った適切な処分方法と、売却する方法を紹介していきます。

3-1. 販売店に引き取りを依頼する

処分したい家電を購入したお店が分かっていれば、そのお店に引き取りを依頼できます。

家電リサイクル法では、販売店による家電の引き取りが義務付けられていて、家電を処分する方法としては最も一般的なものです。

もし家電をどこで購入したか分からなくても、新しいものを買うお店でも引き取ってもらえます。その場合は次のような流れで引き取ってもらうのがスムーズです。

  1. 古い家電を引越し先に持って行く
  2. 引越し先近辺の家電販売店で新しいものを購入する
  3. 新しい家電の搬入時に古い家電を引き取ってもらう

また、家電の購入場所が分からず買い替えの予定もない場合は、お近くの家電販売店に相談すれば引き取ってもらえることもあるので一度確認してみると良いですよ。

3-2. 指定引取場所へ持ち込む

不要になった家電を引き取ってくれる家電販売店がどうしても見つからない場合、お近くの指定引取場所へ直接持ち込むこともできます。

自分で家電を運搬する分、家電販売店や回収業者に依頼するより処分費が安くつくので、自家用車をお持ちならお得な方法です。

指定引取場所への持ち込み手順は次の通りです。

STEP①処分したい家電のメーカーを調べる。
メーカーに加えて、テレビなら画面サイズを、冷蔵庫・冷凍庫なら内容積を調べる。
(この内容がSTEP②で必要になるので、メモしておく。)
STEP②郵便局の貯金窓口で家電リサイクル券をもらい、その場でメーカー・サイズ別のコード・リサイクル料金・氏名住所を記入する。
※メーカー・サイズ別のコードや料金は、郵便局にあるリサイクル料金一覧表で調べます。
STEP③記入した家電リサイクル券を窓口に持って行き、リサイクル料金(+振り込み手数料)の支払いを済ませる。
この時、日附印が押印された振替払込受付証明書を受け取り、リサイクル券の所定の場所に添付しておく。
STEP④処分する家電と家電リサイクル券の控えを指定引取場所へ持って行く。
※最寄りの指定引取場所や営業日は(一財)家電製品協会の検索ページから探せます。

参考:一般財団法人家電製品協会

このように少し手間と労力がかかりますが、運搬手段があり、安く適切に処分したいならこの方法がベストです。

3-3. 不用品回収業者を利用する

家電を引き取ってくれる販売店がどうしても見つからなかったり、自分で運搬する手段もない場合は不用品回収業者に回収を依頼してみてください。

ただし、不用品回収業者の中には違法業者も多く存在し、そういった業者に依頼してしまうとトラブルにつながる恐れがあります。業者を選ぶ際は、以下の点に気を付けて優良な回収業者に依頼するようにしましょう。

※違法業者…区市町村の一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていないにも関わらず、料金を徴収して不用品を運搬する業者のこと。

注意点①:自分で業者を探す前に自治体のリサイクル関連ページを確認する

不用品回収業者を探す時は、いきなりネットで検索するのではなく、まず自治体のWebサイトで家電リサイクルに関するページを確認してください。
お住まいの地域のリサイクル関係のページへは全国自治体家電リサイクル関連ページ検索よりアクセスすることができます。
多くの自治体が、一般廃棄物収集運搬業の許可業者一覧の掲載や、業者の紹介をWebサイト内で行っています。 リサイクル関連ページにそういった案内が記載してある場合は、案内に従って許可業者を選ぶのが安全です。

注意点②:自分で不用品回収業者を探すなら許可の有無を確認する

自治体のWebサイトに許可業者の案内が無い、紹介された業者では収集日などの条件が合わないなどの理由からご自身で業者を探す場合は、お住まいの地域で一般廃棄物収集運搬許可を得ているかどうか確認するようにしてください。安心して依頼できるのは、

  • 一般廃棄物収集運搬許可を得ている業者
  • 一般廃棄物収集運搬許可を得ている業者と提携している業者

のどちらかです。

上記の2つの注意点に配慮して業者を選べば、違法な業者に当たらずに済むはずです。
高額な回収料金を請求されるような事態を避けるためにも、この2点は必ず守るようにしてください。

3-4. 引越し業者に引き取ってもらう

引越し業者の中には、不用品を有料で引き取ってくれるところもあります。
引越しまで期限が迫っていて、処分する家電を引き取りに来てもらう時間も取れないような場合には、引越し業者に引き取りを相談してみると良いですよ。

ここまで読んでみて、
「引越し業者なのに、有料で不用品の回収をしても良いの?」
と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、環境省の引越時に発生する廃棄物の取扱いマニュアルには次のような記載があるのです。

引越をする家庭の方の事情から、引越廃棄物をどうしても市町村の指示どおりに排出しがたい場合又は自ら市町村の処理施設まで運搬しがたい場合であって、引越をする者から引越請負業者に対し、[1]引越廃棄物を引越請負業者が管理する所定の場所まで運搬すること、[2]引越廃棄物を所定の場所において市町村又は一般廃棄物収集運搬業者に引き渡すこと、の2点が書面で委任されている場合にあっては、これに従って引越廃棄物を所定の場所まで運搬することは可能です。

引越時に発生する廃棄物の取扱いについて-引越を行う方、引越を請け負う事業者のためのマニュアル-(環境省)より引用

つまり、どうしても他に処分する手段が無かった場合は書面で委任すれば、引越し業者による不用品の運搬は違法にはならないということです。

とはいえ、基本的には区市町村や家電リサイクル法の定める方法での処分が推奨されていますし、引越し業者によっては引き取り対応をしていなかったり、引き取れる品目が限られていたりします。
そのため、引越し業者に不要な家電を引き取ってもらうのは、最終手段だと思っておいてください。

3-5. リサイクルショップに買い取ってもらう

手放したい家電はあるけど、状態が良くてまだまだ使える、という場合には、売ることも検討してみてください。

家電を処分する場合はリサイクル料金を支払う義務がありますが、もし買い取ってもらえれば、むしろお金を受け取ることができます。

  • メーカー
  • 型番
  • 製造年

などをあらかじめ確認し、まずは近隣のリサイクルショップに買い取り可能かどうか確認してみましょう。

また、自宅まで取りに来てもらいたい場合は、出張買取サービスのあるリサイクルショップを選ぶようにしてくださいね。

4. 通常の収集で出しきれない引越しゴミの処理費用の目安

ここまでで、引越しの際の大量のゴミを処分する方法をゴミの種類別に紹介してきました。
ゴミの処分方法や不用品の手放し方についてはお分かりいただけたのではないでしょうか。

そこで次に気になるのが、それぞれのゴミの処分にかかる費用ですよね。引越しで出費がかさんで、お金にシビアにならざるを得ないこともあり、大体の費用は把握しておきたいところです。

ここでは、ゴミの処分のために用意しておくべき予算を把握するために、有料でゴミを処分する際の費用目安を、ゴミの種類ごとにお伝えします。 中には普段から忙しくて、なかなかゴミを出すタイミングが無いし分別の手間も惜しい…という方もいらっしゃるかもしれません。そんな多忙な方は、片付け・分別〜ゴミの処分までを丸ごと業者に依頼することも検討してみてくださいね。その作業を含めた費用の参考として「ゴミ屋敷片付け費用を実例を元に解説!費用を抑える4つのポイント」の記事も役立ててみてください。

では、実際にゴミを処分していく前に、あなたに必要な予算目安を把握しておきましょう。

4-1. 可燃/不燃ゴミ・資源ゴミの処分費用

可燃ゴミ・不燃ゴミや資源ゴミが大量に出てしまい、普段の収集や回収で出しきれない場合の処分方法として、

  • 臨時のゴミ収集依頼
  • 処理施設への持ち込み

を紹介しました。

これらの処分方法にかかる費用は地域によって異なるため、いくつかの地域を例に目安を把握していきましょう。

臨時のゴミ収集

仙台市10kgごとに260円+収集手数料1,000円/1回
東京都大田区1kgあたり40円
国立市1kgあたり55円
北九州市100kgごとに2,300円(100キロ未満は切り上げ)

こちらの表を見ていただくと分かるように、費用や切り上げになる重量にも差がありますが、10kgあたり200円〜600円程度が相場と言えます。

ただ、北九州市のように100kgごとに料金設定されていたり、トラック1台ごとに費用を徴収される場合もあるので、最少でいくらかかるのかをお住まいの地域に確認を取るようにしましょう。

次に、処理施設へ直接持ち込む場合の費用例を見てみます。

処理施設への持ち込み

札幌市10kgあたり200円
西東京市10kgあたり380円
横浜市1kgあたり13円
大阪市10kgあたり90円
福岡市10kgあたり140円

この表から分かるように、処理施設へ持ち込む場合は10kgあたり100円弱〜200円程度が目安となります。ご自身での持ち込みとなるので、最少の単位も1kgか10kgで設定してある地域が多く、分かりやすいですよね。

4-2. 粗大ゴミの処分費用

複数の粗大ゴミを処分する方法は、

  • 自治体による収集を利用する
  • 不用品回収業者を利用する

の2つでしたね。

自治体による回収と業者による回収では、運んでくれる量や料金が大きく違うため、それぞれで費用を見ていきましょう。

4-2-1. 自治体による収集でかかる費用

まずは自治体で粗大ゴミを回収してもらう場合の費用目安を見てみましょう。
主な品目ごとに下の表ににまとめたので、参考にしてみてください。

シングルベッド1,000円〜1,200円
ベッドマット700円〜3,000円
衣装ケース
(サイズ目安:最大辺とその次に長い辺の合計が140cm以下)
200円〜400円
カラーボックス
(サイズ目安:最大辺とその次に長い辺の合計が140cm以下)
200円〜400円
テーブルサイズにより400円~1,200円
椅子サイズや重量により200円〜800円
ソファー(2人掛け)1,000円〜2,000円

粗大ゴミの回収費用についても、やはり地域ごとに差がありますが、基本的に大きさや重さに比例して費用が高くなります。

大まかな目安としては、二人以上でなければ運べないものは2,000円程度、一人でも運べるものは1,000円以内と思っておくと良いですよ。

お住まいの地域での正確な費用が知りたい場合は、各自治体のWebサイトでチェックしてみてくださいね。

4-2-2. 不用品回収業者でかかる費用

不用品回収業者に粗大ゴミを回収してもらう場合、重たくて自分では運べないようなものも室内まで取りに来てくれたり、個数の制限無く回収してくれたりと自治体の回収に比べてサービスが充実しています。

ただその分、自治体の回収より確実に費用は高くつきます。業者に回収を依頼した場合にかかる費用の項目とそれぞれの相場は下記の表をご覧ください。

人件費(一人あたり)5,000円〜10,000円/1時間
車輌費(2tトラック1台あたり)50,000円〜90,000円
ゴミの運搬(委託)費距離による
ゴミの処分(委託)費・1点あたり1,000円〜
・積み放題プランなどもあり

このように不用品回収業者に依頼すると少なくとも数万円の費用がかかりますが、その分サービスは充実していますし、場合によっては即日の回収が可能なこともあります。

「とにかく一気に運び出して欲しい!」
「自治体の回収では引越し日に間に合わないし、引越し業者のトラックにも積みきれない…」
という場合には、費用こそかかりますが、ありがたいサービスですよね。

4-3. リサイクル家電の処分費用

買い取ってもらえる状態ではないリサイクル家電を処分するためには、

  • 販売店に引き取りを依頼する
  • 指定引取場所へ持ち込む
  • 不用品回収業者を利用する
  • 引っ越し業者に引き取ってもらう

といった方法があります。

処分方法は4つありますが、費用は次の2パターンしかありません。

  • リサイクル料金のみ
  • リサイクル料金+収集・運搬費用

それぞれに該当する処分方法と合わせて、費用相場をお伝えしますね。

4-3-1. リサイクル料金のみの場合

リサイクル料金のみを支払って家電を処分できるのが、指定引取場所へ持ち込む方法です。

自分で指定された場所まで家電を運搬するため、収集・運搬費はかからず、それぞれの家電にかかるリサイクル料金だけを支払って処分することができるのです。

リサイクル料金はメーカーやサイズによって違いますが、主要メーカーの家電にかかる費用は下記の通りです。

エアコン990円
液晶・プラズマ式テレビ(小)1,870円
液晶・プラズマ式テレビ(大)2,970円
冷蔵庫・冷凍庫(小)3,740円
冷蔵庫・冷凍庫(大)4,730円
洗濯機・衣類乾燥機2,530円

参考:一般財団法人家電製品協会

処分したい家電のリサイクル料金を正確に知りたい場合は(一財)家電製品協会の料金検索をご利用ください。

4-3-2. リサイクル料金+収集・運搬費用の場合

上記でご紹介したリサイクル料金に加えて、収集・運搬費用も支払う必要があるのが、

  • 販売店に引き取りを依頼する
  • 不用品回収業者を利用する
  • 引っ越し業者に引き取ってもらう

といった方法で処分する場合です。

収集・運搬費用は依頼先によって異なりますが、家電ごとに費用の目安をまとめたので、参考にしてみてください。

リサイクル家電収集・運搬費用目安
エアコン3,157円
液晶・プラズマ式テレビ(小)2,618円
液晶・プラズマ式テレビ(大)2,750円
冷蔵庫・冷凍庫(小)3,157円
冷蔵庫・冷凍庫(大)3,157円
洗濯機・衣類乾燥機3,157円

参考:家電リサイクル受付センター

あくまで目安ではありますが、収集・運搬費用がリサイクル料金よりも高くつくこともあり、自分で指定引取場所へ持ち込む場合と比べると費用が2倍以上になることも十分考えられます。

しかし、冷蔵庫や洗濯機などなかなか一人で運ぶのが難しいものを自宅まで引き取りに来てくれることを考えれば、高額になってしまうのも仕方ないですよね。

5. 引越し時の大量のゴミは状況に合わせて処理する

ゴミの種類ごとの処分方法や、それぞれの方法でかかる費用を紹介してきました。
それぞれのゴミに対して処分方法が複数あり、費用も異なるので、どの方法が自分に合っているのか悩むところですよね。

そこで、あなたがご自身の状況や希望に合った方法で引越しゴミを処分できるように下記のフローチャートをご用意しました。大量にあるゴミをどのように処分するかまだ迷われているなら、ぜひ試してみてください。

の方に適したゴミ処理方法

可燃/不燃ゴミ、資源ゴミ・普段の収集と回収ボックス
・必要なら処理施設への持ち込み
粗大ゴミ自治体の回収を利用
リサイクル家電・指定取引場所へ持ち込み
・リサイクルショップへ買取依頼

の方に適したゴミ処理方法

可燃/不燃ゴミ、資源ゴミ・普段の収集と回収ボックス
・必要なら臨時のゴミ収集依頼
粗大ゴミ自治体の回収を利用
リサイクル家電・販売店・不用品回収業者に引き取り依頼
・リサイクルショップへ出張買取依頼

の方に適したゴミ処理方法

可燃/不燃ゴミ、資源ゴミ・普段の収集と回収ボックス
・必要なら臨時のゴミ収集依頼
粗大ゴミ不用品回収業者へ引き取り依頼
リサイクル家電・販売店・不用品回収業者に引き取り依頼
・リサイクルショップへ出張買取依頼

の方に適したゴミ処理方法

可燃/不燃ゴミ、資源ゴミ・普段の収集と回収ボックス
・処理施設へ持ち込み
粗大ゴミ不用品回収業者へ引き取り依頼
リサイクル家電・指定引取場所へ持ち込み
・リサイクルショップへ持ち込んで売却

の方に適したゴミ処理方法

可燃/不燃ゴミ、資源ゴミ・普段の収集と回収ボックス
・臨時のごみ収集依頼
粗大ゴミ不用品回収業者へ引き取り依頼
リサイクル家電・販売店へ引き取り依頼
・リサイクルショップへ出張買取依頼

の方に適したゴミ処理方法

可燃/不燃ゴミ、資源ゴミ・普段の収集と回収ボックス
・臨時のゴミ収集依頼
粗大ゴミ・引っ越し業者に引き取り依頼
・引っ越し先で自治体の回収を利用
・不用品回収業者へ引き取り依頼
※費用を比較し、安くなる方法を選択
リサイクル家電・引っ越し業者に引き取り依頼
・引っ越し先で新品購入店に引き取り依頼
・不用品回収業者へ引き取り依頼
※費用を比較し、安くなる方法を選択

の方に適したゴミ処理方法

可燃/不燃ゴミ、資源ゴミ・普段の収集と回収ボックス
・臨時の収集依頼
粗大ゴミ不用品回収業者に引き取り依頼
リサイクル家電不用品買取業者に引き取り依頼

あなたの状況に合ったゴミ処理の方法がつかめてきたでしょうか?
各自治体や業者で対応や費用が少しずつ違うのでそれぞれ事前の確認は必須ですが、フローチャートの結果を軸として計画を立てれば、大量にあるゴミもスムーズに処分できるはずです。

ぜひ今日から引越し準備やゴミ処理のために動き出してくださいね。

6. 引っ越しで出た大量のゴミはリスクベネフィットにお任せ

引越しで出る大量のゴミは、ご紹介したような自治体による収集・回収と業者をうまく使うことで処分することができますが、次のような場合にはリスクベネフィットへご相談ください。

  • ゴミや不用品を分別したり処分する時間が取れない
  • ゴミや不用品が大量にありすぎて手に負えない
  • 普段からゴミを出す時間が無く、部屋中に溜め込んでしまっている
  • ゴミや不用品の処分も引越し前の掃除もまとめてやってほしい

リスクベネフィットは、特殊清掃のノウハウを活かし、引越しに伴う大量のゴミや不用品の適正処理を行っています。分別から処分までまるごとお任せください。
ご自身では手が付けられないほど大量のゴミを当社で分別し、市区町村の許可を得た提携業者に運搬・処理を委託することで、適正な処分を実現します。

また管理会社やオーナー様へお部屋を引き渡す前に、原状回復・清掃も任せたいという場合は、お部屋の状況に応じたクリーニングも合わせて承ります。

引越しに伴う大量のゴミの処分やお部屋の清掃について、詳しく知りたい場合はお気軽にご相談ください。無料のお見積もりだけでも対応させていただきます。

7. まとめ

引越しで出る大量のゴミの処分方法や手放し方はお分かりいただけたでしょうか?
最後に、ご紹介した内容をまとめておきます。

引越しで出る大量の可燃/不燃ゴミの処分方法

  • 通常の収集日に合わせてコツコツ捨てる
  • 臨時のゴミ収集を依頼する
  • 処理施設に持ち込む

資源ゴミの場合以下の方法も利用出来る

  • 公共施設での回収
  • スーパーなどの店頭での回収

大量に粗大ゴミの処分方法

  • 自治体による収集を利用する
  • 不用品回収業者を利用する

また、家電の中でエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機については粗大ゴミとして出すことができません。

エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機 の処分方法

リサイクル料金を支払った上で、

  • 販売店や新品を購入するお店に引き取ってもらう
  • 指定引取場所へ持ち込む
  • 不用品回収業者に引き取ってもらう
  • 引越し業者に引き取ってもらう

といった方法で処分してください。

もしまだ使える状態なら、リサイクルショップに買い取ってもらうこともできます。

通常の収集で捨てきれないゴミや不用品の処分にかかる費用目安

可燃/不燃ゴミ・資源ゴミ・臨時のゴミ収集…200円〜600円
・処理施設への持ち込み…100円弱〜200円
粗大ゴミ・自治体による収集…大型2000円程度、小型1000円以内
・不用品回収業者…数万円〜
リサイクル家電・指定引取場所への持ち込み…リサイクル料金のみ
・販売店、不用品回収業者、引越し業者に引き取り依頼  
…リサイクル料金+収集・運搬料金

引越しに伴う大量のゴミ・不用品には、様々な処分方法があり、料金も処分方法によって異なります。
この記事をもとに、あなたの状況や希望にピッタリな方法でスムーズにゴミが処分できれば幸いです。