孤独死の特殊清掃費用はいくらかかる?相場や場所・作業別費用を解説

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孤独死の特殊清掃費用はいくらかかる?相場や場所・作業別費用を解説

「孤独死の清掃費用はどれくらいかかるの?」

親族や友人が孤独死をした場合、原状回復のための清掃費用としていくらかかるのか不安ですよね。

日本少額短期保険協会が2020年に発表した「第5回孤独死現状レポート」によると、孤独死の平均清掃費用として原状回復費に約381,000円、残置物処理費に約220,000円かかることが分かっています。

しかし、これはあくまでも平均値であり、孤独死が発見されたときの状況や室内の状態によって大きく金額が異なります。

場合によっては清掃費用として数百万円かかることもあり、あらかじめどの程度清掃費用がかかるのか把握をしてから特殊清掃業者に依頼することが大切です。

そこでこの記事では

  • 【最新データ】孤独死の清掃費用の相場
  • 間取り・作業別孤独死の清掃費用一覧
  • 【ケース別】孤独死した場合にかかる費用のシミュレーション
  • 孤独死の清掃費用は誰が負担する?
  • 孤独死の清掃費用を左右するポイント
  • 孤独死の清掃は専門業者に依頼をするべき

をまとめて解説します。この記事を最後まで読めば孤独死の清掃費用の目安が把握でき、納得したうえで特殊清掃業者に依頼できるようになるはずです。

孤独死の清掃費用がどれくらいになるのか検討がつかない人も多いと思うので、この記事を読んで費用の目安を掴んでみてください。

1.【最新データ】孤独死の清掃費用の相場

冒頭でも説明したとおり日本少額短期保険協会が2020年に発表した「第5回孤独死現状レポート」によると、孤独死の平均清掃費用として原状回復費に約381,000円、残置物処理費に約220,000円かかることが分かっています。

孤独死の清掃費用は合計で約601,000円の費用がかかり、孤独死保険等に加入していない場合は大きな支出となります。

参考:日本少額短期保険協会「第5回孤独死現状レポート」

原状回復費とは、特殊清掃をして再度住める状態にする費用のことです。平均費用は381,122円ですがレポートによると最大で約4,150,000円かかっており、特殊清掃の内容によって大きな差があることが分かります。

残置物処理費とは、孤独死現場にある家具やゴミを撤去する費用のことです。こちらも平均費用は220,661円ですが、部屋が散らかっていたり処分すべきものが多かったりする場合は1,000,000円以上かかる場合もあるようです。

このように孤独死の清掃費用は状況に応じて大きく異なるため、平均値では測れない部分があります。次の章で、孤独死の現場の清掃費用についてもう少し詳しく見ていきましょう。

2.間取り・作業別孤独死の清掃費用一覧

孤独死現場の清掃費用は

  • 間取り
  • 作業内容

の2つの視点でおおよその費用を考えることが多いです。ここでは、それぞれの費用目安をご紹介します。孤独死は現場の状況によって清掃費用が大きく異なるため、あくまでも参考程度にしてみてください。

2-1.間取り別の清掃費用

孤独死をした部屋や家の間取りが広ければ広いほど、基本的には清掃費用が高くなります。

遺体が発見された場所はそのうちの1部屋であっても、異臭や体液、血液などが他の部屋にも染み付き、作業が広範囲に及ぶからです。

間取り別の清掃費用

1R45,000円~
1DK60,000円~
1LDK80,000円~
2DK110,000円~
3DK160,000円~
3LDK180,000円~

上記のように1R~1LDKまでは100,000円以内で収まる可能性がありますが、2DKを超えると100,000円以上かかる場合がほとんどです。

孤独死現場の場合は間取りのみで料金が決まるのではなく、次章でご紹介する清掃内容が発生すると料金が加算されていきます。

2-2.作業内容別の清掃費用

孤独死は、現場の状況に応じて必要な作業が大きく異なります。お風呂場で遺体が発見された場合はお風呂の清掃が必要ですし、床の上で遺体が発見された場合は床下まで消臭をする必要があります。

弊社では、状況に応じて下記のような作業内容を用意しています。

作業内容別の清掃費用

脱衣所・トイレの作業

便座脱着作業9,800円
床下洗浄コーティング35,000円
床の切断作業35,000円
洗面所の撤去15,000円
トイレのハウスクリーニング9,800円

お風呂の作業

浴槽の清掃:水が張ってある状態100,000円
浴槽の清掃:水がない状態80,000円
浴槽の消臭作業30,000円
浴槽の消毒作業15,000円
お風呂のハウスクリーニング9,800円

室内の作業

床の切断作業35,000円
オゾン燻蒸30,000円~
特殊コーティング1箇所:5,000円
ハウスクリーニング:キッチンセット15,000円
ハウスクリーニング:窓1箇所:5,000円

例えば、お風呂場で遺体が発見された場合は浴槽の清掃や消毒、消臭が必要なので、水が張っていない状態だったとしても100,000円以上追加でかかります。

また、トイレで遺体が発見された場合も、床下の洗浄や切断に費用がかかり、80,000円ほど追加で費用が費用です。

このように、孤独死の状況や現場の汚れ具合によって、孤独死の現場の清掃費用は大きく異なります。

3.【ケース別】孤独死した場合にかかる費用のシミュレーション

大まかな孤独死の清掃費用が把握できたところで、ここからは具体的なケースをあげてシミュレーションをしていきます。孤独死現場の清掃にはどれくらい費用がかかるのか、目安にしてみてください。

3-1.1R:リビングで孤独死をしたシミュレーション

まずは、1Rの物件のリビングで孤独死をした事例です。

【孤独死の状態】

住まい:1R
遺体の場所:リビング

室内が狭く従業員2名で特殊清掃を実施できるため、基本料金が抑えられます。

基本料金

1Rの特殊清掃45,000円
作業員(2名)40,000円(20,000円×2)

室内の状況にもよりますが、リビングが体液や血液で汚れており床下の清掃が必要になると、下記のように作業別料金が発生します。室内にこもった異臭を取り除くために、オゾン燻蒸などの消臭作業を組み合わせることも多いです。

作業内容別料金

床の切断作業35,000円
床下洗浄35,000円
オゾン燻蒸30,000円
特殊コーティング3箇所:15,000円

すべての清掃費用を合計すると、200,000円になります。

清掃費用
200,000円

3-2.1LDK:お風呂で孤独死をしたシミュレーション

続いて、水を張ったお風呂で孤独死をしていた場合のシミュレーションです。

【孤独死の状態】

住まい:1DK
遺体の場所:水を張ったお風呂

室内は1DKと狭いため、基本料金は抑えられます。

基本料金

1DKの特殊清掃60,000円
作業員(2名)40,000円(20,000円×2)

水が張ってあるお風呂の特殊清掃はとても大変で、作業員が浴槽の汚れを取り除きながら清掃をしていきます。労力と時間がかかるので、費用も高くなります。

また、汚れを落とすだけでなく再度利用できるように原状回復しなければならないため、浴槽の消毒や水質検査を併せて行う場合が多いです。

作業内容別料金

浴槽の清掃(水が張ってある状態)100,000円
浴槽の消臭作業30,000円
浴槽の消毒作業15,000円
水質検査30,000円
オゾン燻蒸30,000円

すべての清掃費用を合計すると、305,000円になります。清掃が困難で日数がかかる場合は、さらに料金が追加されます。お風呂で孤独死をした場合は特殊清掃の範囲が広くなることで、平均よりも費用が高くなると考えていいでしょう。

清掃費用
305,000円

3-3.1LDK:トイレで孤独死をしたシミュレーション

最後に、トイレで孤独死の遺体が発見された場合のシミュレーションをしてみましょう。

【孤独死の状態】

住まい:1LDK
遺体の場所:トイレ

住まいが1LDKと少し広いため、基本料金が高くなります。場合によっては、作業員の人数が増えたり日数がかかたりすることが考えられます。

基本料金

1LDKの特殊清掃80,000円
作業員(3名)60,000円(20,000円×3)

トイレで遺体が発見された場合は、トイレを脱着する作業や床下を洗浄する作業が必要です。これはあくまでも清掃費用なので、ここに新しいトイレの購入費等が追加される可能性があります。

作業内容別料金

便座脱着作業9,800円
床下洗浄35,000円
床の切断作業35,000円
オゾン燻蒸30,000円

すべての清掃費用を合計すると、249,800円になります。トイレのみが汚れていた場合の費用なので、他にも影響がある場合は、もう少し高くなる可能性があります。

清掃費用
249,800円

このように、孤独死の現場の清掃費用は、現場の状況によって大きく異なります。今回のシミュレーションはあくまでも一例ですので、詳しい清掃費用を把握したい場合は弊社までお気軽にお問い合わせください。

4.孤独死の清掃費用は誰が負担する?

孤独死の場合、当事者が孤独死保険などに加入しており清掃費用を賄える状態になっていない限り誰かが代わりに費用を支払わなければなりません。

では、誰が孤独死の清掃費用を支払わなければならないのでしょうか?持ち家の場合は、子供などの法定相続人に清掃費用を支払う義務が発生します。

賃貸の場合は、最初に賃貸借契約の連帯保証人、次に法定相続人、最後に部屋の所有者の順に支払う義務が生じます。

持ち家法定相続人
アパートやマンションなどの賃貸連帯保証人、法定相続人、部屋の所有者の順に支払い義務がある

賃貸の場合は法定相続人が相続放棄の手続きをしていると、最終的にアパートやマンションの所有者が清掃費用を負担しなければならないので注意しましょう。

5.孤独死の清掃費用を左右する3つのポイント

最後に、孤独死の清掃費用を左右する

  • 遺体が長く放置されている場合は清掃費用が高くなる
  • 遺体が発見された場所により清掃費用が異なる
  • 孤独死をした住まいが広いほうが清掃費用は高くなる

という3つのポイントをご紹介します。孤独死の清掃費用は状況に応じて大きく異なるので、どのような点が金額に影響を与えるのか事前に把握しておきましょう。

5-1.遺体が長く放置されていた場合は清掃費用が高くなる

孤独死の現場に遺体が長く放置されていた場合は、清掃費用が高くなる傾向があります。

孤独死の遺体は室内の環境にもよりますが、

  • 夏場:数日
  • 冬場:最長で1か月程度

で腐敗してしまいます。腐敗が進むと異臭を放つだけでなく、体液や血液などが床や壁に染み込んでしまいます。つまり、遺体を長く放置した孤独死現場のほうが原状回復が大変になるのです。

とくに、遺体の腐敗による異臭は時間が経てば経つほど部屋全体に浸透してしまい、時間をかけて消臭や消毒作業をする必要があります。

孤独死が発見されるまでの日数は、孤独死の清掃費用を左右するポイントとなることを把握しておきましょう。

5-2.遺体が発見された場所により清掃費用は異なる

「3.【ケース別】孤独死した場合にかかる費用のシミュレーション」でも解説したように、遺体が発見された場所によっても孤独死の清掃費用は大きく異なります。

例えば、床の上で遺体が発見された場合は、状況に応じて床下の清掃や壁紙の張り替えが必要になります。お風呂で遺体が発見された場合は浴槽と配管ともに再利用できるよう特殊清掃しなければならないため、費用がかさむ場合が多いです。

また、遺体が発見された場所によってはキッチンやトイレ、ドアなどの設備破壊や不良を引き起こすことがあり、特殊清掃と併せてリフォーム工事をする必要があります。

とくに、アパートやマンションなどの賃貸物件の場合は原状回復しなければならないため、遺体が発見された場所によっては平均以上に費用がかかる可能性もゼロではありません。

このように、孤独死現場の清掃費用は遺体が発見された場所によっても大きく左右されます。

5-3.孤独死をした住まいが広いほうが清掃費用は高くなる

基本的には、孤独死の現場となった住まいが広ければ広いほど清掃費用は高くなります。孤独死をした部屋以外は影響がないと思っている人もいるかもしれませんが、孤独死の異臭はあっという間に部屋全体に広がります。

とくに、遺体が放置されている期間が長かった場合は他の部屋にも大きな影響を与えてしまうので、住まいが広いと一部屋ずつ消臭や消毒をしなければなりません。

また、孤独死の現場はゴミが散乱していたり害虫が発生していたりと、遺体があった場所以外にも問題があることが多いです。

住まいが広いと対応する場所が広くなるため、清掃費用が高くなる傾向があります。

6.孤独死の清掃は専門業者に依頼をするべき

孤独死現場の清掃は、費用がかかったとしても特殊清掃業者に依頼すべきです。

孤独死の現場は相続以上に壮絶な状態となっていることが多く、普通の清掃ではとても手に負えません。

また、害虫が発生していたり体液、血液が至るところに染み込んでいたりするので、正しい衛生管理をして挑まないと感染症などに感染するリスクも潜んでいるのです。

孤独死現場の清掃に慣れており正しい知識を持っている特殊清掃業者に依頼する手順などは、下記の記事を参考にしてみてください。

株式会社リスクベネフィットは、特殊清掃に特化した数少ない特殊清掃専門会社です。孤独死清掃に関わる知識と実績が豊富で、現場の状態に応じた満足度の高い特殊清掃を実現しています。

とくに、孤独死の特殊清掃には弊社独自の特許技術を導入し、高いレベルで孤独死現場の特殊清掃を実施しています。

孤独死の特殊清掃費用を知りたい場合や孤独死の特殊清掃に関するお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

7.まとめ

いかがでしたか?

孤独死の現場の清掃にはどれくらいの費用がかかるのか把握でき、特殊清掃業者に依頼できるようになったかと思います。

最後に、この記事の内容をまとめてみると

孤独死の清掃費用の平均相場は原状回復費に約381,000円、残置物処理費に約220,000円かかる
孤独死の清掃費用は、間取りと作業内容の2つの視点で算出することが多い

1)間取り別の孤独死現場の清掃費用の目安は下記のとおり

間取り別の清掃費用

1R45,000円~
1DK60,000円~
1LDK80,000円~
2DK110,000円~
3DK160,000円~
3LDK180,000円~

2)作業内容別の孤独死現場の清掃費用の目安は下記のとおり

作業内容別の清掃費用

脱衣所・トイレの作業

便座脱着作業9,800円
床下洗浄コーティング35,000円
床の切断作業35,000円
洗面所の撤去15,000円
トイレのハウスクリーニング9,800円

お風呂の作業

浴槽の清掃:水が張ってある状態100,000円
浴槽の清掃:水がない状態80,000円
浴槽の消臭作業30,000円
浴槽の消毒作業15,000円
お風呂のハウスクリーニング9,800円

室内の作業

床の切断作業35,000円
オゾン燻蒸30,000円~
特殊コーティング1箇所:5,000円
ハウスクリーニング:キッチンセット15,000円
ハウスクリーニング:窓1箇所:5,000円

孤独死の清掃費用は当事者が保険等に加入していない限り、下記の立場の人が支払う

持ち家法定相続人
アパートやマンションなどの賃貸連帯保証人、法定相続人、部屋の所有者の順に支払い義務がある

孤独死の清掃費用を左右するポイントは次の3

  1. 遺体が長く放置されていると腐敗が進むので、清掃費用が高くなる
  2. お風呂場など遺体が発見された場所により清掃費用が異なる
  3. 孤独死をした住まいが広いほうが清掃費用は高くなる

孤独死清掃費用がかかっても、特殊清掃業者に清掃の依頼をするべき

この記事をもとに、孤独死の清掃費用の目安を把握して特殊清掃業者に依頼ができるようになることを願っています。