特殊清掃業者にゴミ屋敷の清掃も依頼すべき!その理由と業者の選び方

トピックスTOPICS

トップページ>特殊清掃トピックス>特殊清掃

特殊清掃業者にゴミ屋敷の清掃も依頼すべき!その理由と業者の選び方

「家族が孤独死した部屋がゴミ屋敷だったが、どうすればいいのだろう」
「特殊清掃業者はゴミ屋敷の片付けも一緒にしてくれないのかな」

家族が孤独死した部屋や家屋がゴミ屋敷になっていた場合、特殊清掃業者に孤独死現場の清掃とゴミ屋敷の片付けの両方を任せるのか確実です。

実は孤独死現場の清掃もゴミ屋敷の片付けも、さまざまな雑菌の発生や強烈な悪臭があるため、解体や消臭、除菌、害虫駆除といった作業を、専用の機材や薬剤、装備を用いて行います。特殊清掃を専門にしている業者にとっては、どちらの片付けも、その作業内容や手順については大きな違いはないと言えます。

そこでこの記事では、ゴミ屋敷で起きた孤独死の特殊清掃について、作業内容と料金目安などをわかりやすく説明します。

そして、悪質な業者による思わぬトラブルを避けるための、安心して任せることのできる業者の選び方をご紹介します。

本記事のポイント

  • ゴミ屋敷の片付けと孤独死の特殊清掃現場の共通点が分かる
  • ゴミ屋敷での孤独死の特殊清掃の作業内容が分かる
  • ゴミ屋敷での孤独死の特殊清掃を特殊清掃業者に任せるメリットが理解できる
  • ゴミ屋敷での孤独死の特殊清掃の費用相場が分かる
  • ゴミ屋敷の特殊清掃を安心して任せられる業者の選び方が分かる

この記事を読むことで、ゴミ屋敷で起きた孤独死の特殊清掃をするために、あなたが選ぶべき業者と、かかるであろう料金の目安が分かり、安心して依頼できる業者に出会うことができます。

1.ゴミ屋敷での特殊清掃は特殊清掃業者に任せるべき

冒頭でも述べましたが、ゴミ屋敷で孤独死が起きてしまった場合、孤独死の特殊清掃とゴミ屋敷の片付けは、まとめて特殊清掃業者に任せるのが最も確実です。

なぜなら、孤独死現場の特殊清掃というものが、そもそも大量のゴミの片付けを含んでいるからです。

孤独死が起きると、現場にある故人の家財道具などの生活用品には、遺体から出た体液が付着したり悪臭が染み込んだりして、さまざまな雑菌やウィルスにまみれた状態になります。そのため、貴重品や遺族が特に残しておきたい遺品のほかは、ほとんどを不用品として廃棄処分することになります。

つまり、もともとがゴミ屋敷でない現場であっても、孤独死の遺体からの汚染で室内にあるもののほとんどが「ゴミ」化するため、孤独死が起きた部屋はそれ自体がゴミ屋敷になってしまうのです。

特殊清掃業者は、孤独死現場の清掃の流れの中で、大量のゴミの解体や梱包、除菌・消臭を行うことができるので、現場がもとからゴミ屋敷であった場合にも、その片付けを合わせて行うことが可能なのです。

ゴミ屋敷で孤独死が起きてしまった場合は、必ず特殊清掃業者に孤独死現場の特殊清掃とゴミ屋敷の片付けをまとめて任せましょう。

不用品回収業者や遺品整理業者に特殊清掃は頼めないの?

孤独死現場の特殊清掃とゴミ屋敷の片付けでは、孤独死現場の清掃の方が圧倒的に汚染度合いが高く、洗浄や除菌・消臭にかかる手間や危険性も非常に高くなります。

遺体が腐敗した時の悪臭は、ゴミ屋敷の雑多なゴミを発生源とした腐敗臭とは比べ物になりません。

また、病原菌の種類や人体への害は、孤独死の現場のものの方がより重篤で危険です。防護服やゴーグル、防護マスクを着用して粘膜からの雑菌の侵入を防ぎ、専用の機材や薬剤を用いて対応しなければ、作業するスタッフ自身にも健康被害が及びます。

そのため、不用品回収業者がゴミ屋敷の片付けの「ついで」に特殊清掃を行ったり、遺品整理の専門業者が「流れ」で孤独死現場の清掃を行うことは、決してできないのです。

孤独死現場における汚染物の除去や解体、消臭、除菌、害虫駆除といった作業は、特殊清掃を専門にしている業者にしか扱うことのできない仕事と言えます。

2.ゴミ屋敷の片付けと孤独死の特殊清掃現場の共通点

ゴミ屋敷と孤独死の現場では、特殊清掃の面で見て、以下のような共通点があります。

  • 腐敗物がある
  • 悪臭がひどい
  • 害虫がいる
  • 無数の病原菌がある
  • 廃棄すべき物が多い
  • 近隣への配慮が必要になる

そしてこれらのほとんどが、特殊清掃の専門業者でしか対応できないものなのです。
具体的に、共通点の内容と、特殊清掃業者が特に現場で注意する点を見ていきましょう。

2-1.共通点①:腐敗物がある

ゴミ屋敷にも孤独死の現場にも、共通しているのが腐敗している物があるということです。

ゴミ屋敷では、ゴミが腐敗しています。
孤独死の現場では、遺体が腐敗しています。

腐敗が起きると、そこから悪臭とさまざまな雑菌が発生するのです。

特殊清掃では、まずこの腐敗物を取り除く作業が必要になるのですが、腐敗は進むほどに腐敗物を分解して液体化させていくため、周囲の物に染み込んでいきます。
そのため、床板や壁紙、周囲の家財道具など、腐敗液の染み込んだものすべてを取り除くことになるのです。

2-2.共通点②:悪臭がひどい

ゴミ屋敷も孤独死の現場も、腐敗による強烈な悪臭があります。

ゴミ屋敷の場合は、腐敗するものがさまざまなため、いろいろな物が混ざり合った悪臭があります。
孤独死の現場は、よく例えられるのがチーズの腐った臭いと言われますが、腐敗するものが遺体のため、悪臭の発生源の大きさがチーズの比ではありません。

遺体とひと口に言っても、特に脂質が腐敗することによって臭いが発生するため、遺体の体型や体質、食生活やタバコなどの生活習慣の有無によっても、この臭いはまた変わってきます。

強烈な腐敗臭の中での作業となるため、専用のマスクを装着し、特に孤独死の現場では、衣服についた悪臭も取れなくなるため、防護服を着用しての作業となります。

2-3.共通点③:害虫がいる

ゴミ屋敷でも孤独死の現場でも、強烈な悪臭に引き寄せられる形で、害虫や害獣が集まってきます。

そして腐敗したものを栄養源としたり、その中で産卵したりすることで、大量発生しています。

害虫の中には、単に姿かたちが不快であるというだけでなく、人を刺したり噛んだりするものもいます。
ゴミ屋敷にしても孤独死の現場にしても、害虫や害獣からすると、それまで安全であった自分たちの縄張りを荒らされるため、片付けや特殊清掃をしようとすると、攻撃的になって襲ってくる危険があるのです。

特殊清掃の際には、できるだけ肌を露出しないようにして入室し、専用の薬剤と機材を使って迅速に害虫や害獣の駆除していく必要があります。

2-4.共通点④:無数の病原菌がある

ゴミ屋敷も孤独死の現場も、空気中に雑菌やウィルスが浮遊しているほか、害虫や害獣によって運ばれてきたさまざまな病原菌が発生しています。

免疫力の正常な健康体の人が短時間入室しただけならば、このような病原菌で感染症を引き起こすことはありませんが、免疫が低下している人の入室は、非常に危険な状態です。

専用のマスクと防護服を着用することで、初めて清掃という時間のかかる作業ができるようになります。

2-5.共通点⑤:廃棄すべき物が多い

ゴミ屋敷の場合も孤独死の現場も、腐敗した物と、その周辺にある腐敗液の染み込んだものなどを廃棄する必要があります。

ゴミ屋敷の場合、腐敗液によって張り付いたゴミとゴミが接着し、下の方に行くほどゴミの重みで圧着され、とても硬い大きな塊になっていることもよくあります。
大きな塊のままでは廃棄できないため、解体して搬出することになります。

また、孤独死の現場の場合は、遺体の大きさの分だけ周辺への腐敗液の染み込みが起こるため、布団やマットレス、床板なども廃棄することになります。

さらに、悪臭がこびりついたも物は、貴重品など特に残す必要のない物であれば、消臭するよりは廃棄してしまった方が早い物も多いため、室内にあるほとんどの家財道具を廃棄することになるのです。

2-6.共通点⑥:近隣への配慮が必要になる

ゴミ屋敷でも孤独死の現場でも、悪臭や害虫を外に拡散させないための配慮が必要になります。

悪臭を外部に漏らさないため室内を密閉して作業を行ったり、悪臭のついた物や汚物を搬出する際には、梱包・密閉した上で外に持ち出すのです。

害虫についても、単にその部屋を追い出しただけでは近隣に逃がして拡散させるだけなので、その場で殺虫して駆除するなどします。

これは単に不用品を回収するだけの業者や、遺品整理の専門業者では行うことのできない、特殊清掃の専門業者だけのノウハウと言えます。

3.ゴミ屋敷での特殊清掃の作業内容

これまでにもお伝えしてきましたが、ゴミ屋敷の片付けと孤独死現場の特殊清掃には多くの共通点があるため、特殊清掃の専門業者がまとめて清掃を行います。

ゴミの片付けを含めた孤独死の特殊清掃をすべて業者に任せた場合、作業としては以下のようなことを行います。

STEP1:消毒剤散布
様々な雑菌やウイルスの繁殖などが想定されるため、入室前に室内を消毒します。この際に、室内にいる害虫も死滅させます。

STEP2:汚染物撤去
悪臭が漏れないよう二重にしたビニール袋の中に、遺体の腐敗液で汚染された物を、分別しながら梱包・密閉していきます。

STEP3:汚物除去
体液などの清掃を行います。ブラックライトを用いて、体液が残っていない事を確認しながら清掃を繰り返します。

STEP4:除菌・消臭
汚染物や汚物がなくなった段階で、もう一度除菌と消臭を行います。ここまでで、悪臭のやっと25%ほどが軽減されます。

STEP5:貴重品の探索
ゴミを分別しながら片付ける中で、貴重品や遺族から依頼を受けている遺品などを探し出します。

STEP6:家財品の撤去
ゴミと家財品を搬出します。室内の物にはすべて悪臭が染み付いているため、遺族の依頼で残したいものや貴重品以外は、基本的に廃棄物として分別した上でそれぞれに合った処分をします。

STEP7:壁紙剥がし
悪臭の染み付いた壁紙を剥がします。

STEP8:床解体
床板の下に走る根太を切らないようにして、汚染が予想される範囲の床板を解体します。

STEP9:床下の清掃
下地の汚染状況を確認しながら、床下の清掃を行います。

STEP10:建具の消臭
建具(ドア、窓、床、扉枠、巾木、取り付け家具など)に染み込んだ悪臭を薬剤の化学反応で引き剥がして拭き取ります。

STEP11:除菌・消臭
排気口を塞いで再度除菌と消臭を行います。これにより、悪臭は当初の130分の1までなくします。

STEP12:特殊コーティング
床下の根太や下地など、腐敗液が染み込んでしまったものの解体することが難しい物について、専用塗料を用いてコー ティングを行います。これにより、悪臭の発生源を塞ぎます。

STEP13:防臭・防カビ
室内を善玉菌で満たすことで、悪玉菌やウィルスを寄せ付けいない空間を作ります。

汚物の撤去や汚染物の除去を行いながら、段階ごとに何度も除菌と消臭を繰り返すことで原状回復を目指します。

ひとつひとつの作業は繰り返しが多く単純なものではありますが、非常に手間のかかる作業であり、自治体ごとの廃棄物の分別ルールや梱包ノウハウなど、特殊清掃を専門にしている業者にしかできない内容なのです。

孤独死が起きた現場の特殊清掃について、もっと詳しくその内容を知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。

また、孤独死の遺族として、遺品整理の流れや方法についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

4.ゴミ屋敷での特殊清掃を特殊清掃業者にまとめて頼むメリット

ゴミ屋敷で起きた孤独死の特殊清掃を、特殊清掃業者にまとめて頼むことで、以下のようなメリットが得られます。

  • 大量のゴミの廃棄が一度にできる
  • 近隣への迷惑を最小限に抑えられる
  • 費用を安く抑えられる
  • 作業後がきれいで清潔になる
  • 残しておきたい遺品を守ることができる

それぞれについて、詳しく解説していきましょう。

4-1.メリット①:大量のゴミの廃棄が一度にできる

特殊清掃業者にゴミ屋敷の片付けも合わせて任せることで、孤独死の現場も大量のゴミも、まとめて一度に廃棄することができます。

前述した通り、ゴミ屋敷のゴミは上積みされていくことによって下に行くほど質量が重くなり、ゴミから滲み出た何らかの液体によって大きな硬い塊になります。孤独死の場合、ここにさらに遺体から出た体液や腐敗液が染み込むため、単に「たくさんのゴミ袋をどかす」という作業では済まなくなるのが一般的です。

しかも、硬化したり遺体からの汚染物が付着したりしたゴミを以下のように分別した上で、それぞれに適した廃棄方法とタイミングで捨てることになります。

  • 燃えるゴミ
  • 燃えないゴミ
  • 危険物
  • 資源物
  • 家電
  • 家具
  • 粗大ゴミ

孤独死の現場を扱える不用品の回収業者というのは多くないため、特殊清掃の専門業者に任せることで、どちらも一度に片付けることができるのです。

4-2.メリット②:近隣への迷惑を最小限に抑えられる

ゴミ屋敷の片付けと孤独死の現場の共通点でもお伝えしましたが、特殊清掃の専門業者であれば、悪臭や害虫を外に拡散させないための配慮をすることができます。

悪臭を外部に漏らさないよう室内を密閉して作業を行ったり、悪臭のついた物や汚物は梱包・密閉した上で外に持ち出したりするのです。

孤独死が起きると、周辺の住民は精神的なショックを受けるだけでなく、不動産価値が下がるなどの実害も被ります。
ここにさらに、近隣への配慮を欠いたゴミの処理やずさんな清掃を行うと、損害賠償請求される場合もあるのです。

特殊清掃業者にまとめて依頼することで、手早く、確実に、近隣配慮をしながらゴミ屋敷の片付けと孤独死現場の清掃を済ませることができるため、後のトラブルを抑えることができるのです。

4-3.メリット③:コストを安く抑えられる

ゴミ屋敷の片付けと孤独死現場の清掃を別々の業者に頼むより、手間も費用も抑えることができます。

家族が孤独死をすると、短期間の間に遺体の引き取りや火葬など、遺族がやるべきことがたくさんあります。
不慣れな手続きや多方面への連絡を慌ただしく行う中で、いくつもの業者とそれぞれにやり取りをするのは、かなりのストレスになるでしょう。

費用面で見ても、特殊清掃業者であればゴミ屋敷の片付けも孤独死現場の清掃も、同じ薬剤や機材を使ってまとめて作業を行うことができるため、安上がりになることが確実です。

4-4.メリット④:作業後がきれいで清潔になる

孤独死現場の清掃は、原状回復と言って、孤独死がなかった状態にまで部屋を戻すことができるものです。

そのため、長い時間をかけて蓄積してしまった大量のゴミによる、床の腐食や建具の異常についても、孤独死の清掃と合わせて行うことで、また人が住める状態にまで戻することができるのです。

単にゴミを廃棄するだけでは、床や壁は元通りにはならないため、まとめて行うことで部屋が生き返ります。

4-5.メリット⑤:残しておきたい遺品を守ることができる

孤独死現場の清掃やゴミ屋敷の片付けに慣れている特殊清掃業者であれば、大量のゴミの山から、貴重品や残しておきたい遺品を見つけ出すことができます。

また、もしも貴重品や残しておきたい遺品に悪臭や腐敗液が付いていたとしても、特殊清掃業者の専門のノウハウと機材で、清掃や消臭を行なって遺族に返すことができるのです。

ゴミ屋敷の片付けと孤独死現場の清掃に加えて、遺品の整理や回復までまとめて行うことができるのは、特殊清掃の専門業者ならではです。

5.ゴミ屋敷での特殊清掃の費用目安

ゴミ屋敷での孤独死の特殊清掃を依頼した場合、どれくらいの費用がかかるのか気になるところですね。
ここでは目安として、一般的な特殊清掃の平均費用と、費用が高くなるケースについて詳しく見ていきましょう。

5-1.一般的な特殊清掃の平均費用は60万円強

日本少額短期保険協会が発表している、2015年4月~2020年3月までに発生した孤独死についてまとめている『第5回孤独死現状レポート』によると、孤独死が起きた部屋の遺品整理と特殊清掃にかかった費用の平均は601,783円とされています。

孤独死の特殊清掃費用

平均残置物処理費 ※家財品の撤去・廃棄費用381,122
平均原状回復費 ※孤独死が起きなかった状態までの修繕費用220,661

参考:一般社団法人日本少額短期保険協会『第5回孤独死現状レポート』

この数字はあくまでも平均なので、孤独死の現場がゴミ屋敷であった場合には、「残置物処理費」の部分がかさむため、ここで挙げられている平均費用よりも膨らむことが予想できます。

なお、レポートでは残置物処理費の最大額は1,781,595円とされており、おそらくはゴミ屋敷であったことが推測されますが、実際には部屋の状態や条件によって大きく変わるものなので、孤独死の現場がゴミ屋敷であったからと言って、必ずしもここまでの費用が発生するものではありません。

5-2.費用に関係する部屋の状態や条件

部屋の状態や条件によって大きく変わるとお伝えしましたが、実際にどのような状態や条件が費用に直接的に関わってくるものなのか、確認しておきましょう。

5-2-1.条件①:汚染度合い

ゴミによる汚染よりも、遺体の腐敗による汚染の度合いによって、まず費用が大きく変わってきます。

具体的には、発見までに時間経過している現場ほど、清掃作業に手間がかかるため費用がかかってくるのです。

また、遺体のあった場所が遺体が発見されたのが以下の場所の場合、汚染が床下や排水口へと一気に拡大するため、汚染度合いが著しく高まることで、特殊清掃の費用も高くなります。

  1. 浴室
  2. 洗面所
  3. トイレ

5-2-2.条件②:ゴミの量

ゴミの量が多いと、その分廃棄処分のための費用がかかります。

ゴミ屋敷とひと口に言っても、部屋の広さや積まれたゴミの高さによってゴミの量が変わるため、必要な作業人員の数や搬出に使うトラックの大きさなどが物理的に変わってきます

また、床を埋めるゴミの量が足首までか胸の高さまでかによっても、体液などの遺体からの流出物で汚染される物の量が変わるので、梱包や密閉の作業量も変わってくるのです。

5-2-3.条件③:ゴミの内容

ゴミの内容、つまりどんなゴミがどれだけあるかによっても、費用は異なります。

具体的には、ベッドやたんすなどの家具、エアコンや冷蔵庫などの家電などを廃棄処分することで、費用がかかります

通常の孤独死の場合、遺体の発見場所とは離れた部屋にあった家具や新品の家電であれば、廃棄処分しなくても済む場合もありますが、ゴミ屋敷の場合は良好な状態であることがあまり期待できないため、粗大ゴミの回収費や家電リサイクル法に則った料金がそのままかかってきます。

孤独死が起きた場合の特殊清掃の費用について、もっと詳しく把握しておきたい方は以下の記事を参考にしてください。

6.ゴミ屋敷の悪質な特殊清掃業者でよくあるトラブル

ゴミ屋敷での孤独死現場の清掃は、特殊清掃の専門業者に一任することで、手早く確実にすべて解決できることをお伝えしてきました。しかし実は、特殊清掃業をうたう業者の中には、必要な知識や道具を持っていない者もいます。

これは、特殊清掃業そのものには残念ながら資格や免許が必要ないために起こることです。誠意のない業者に頼んだ場合にどのようなトラブルが起こる可能性があるのか、確認しておきましょう。

6-1.悪質業者トラブル①:追加料金

見積もりを安く設定して依頼を受け、作業開始後に追加料金を請求してくる業者がいます。

経験が少ないために正しい作業量を見積もることができなかったというケースもあるかもしれませんが、作業を中断して「この先はプラスいくら」と請求し、払えないと現場を放棄して帰ってしまう計画的な悪質業者もいます。

見積もり金額の安さだけを基準に業者を選ぶことで起こりがちな、最もよくあるトラブルです。

6-2.悪質業者トラブル②:貴重品の窃取

ゴミの山から出てきた貴重品を窃取して自分のものにする、誠意のない業者がいます。
こちらも見積もり金額を安く提示してくる業者にありがちなトラブルです。

ゴミ屋敷の中にどんなものがあるのか、住人が亡くなってしまった後にはだれも知ることができないため、作業の中で出てきた貴重品を「出てこなかったもの」としてしまうケースがあります。

丁寧で誠意ある仕事をする業者は、自分の仕事以外の部分で儲けようとしていないため、先述した費用目安を参考に、著しく低い金額を提示してくる業者からは距離を置いた方が得策です。

6-3.悪質業者トラブル③:貴重品の廃棄

貴重品や残しておきたい遺品をきちんと探索せず、不用品と一緒に廃棄してしまう業者があります。

これは経験が少ないなど、故意にやっているのではない場合もありますが、廃棄してしまったものを取り返すことはできません。

「あったはず」「なかった」の水かけ論に終わってしまうため、貴重品や残しておきたい遺品がある場合は、できるだけ実績の豊富な業者に依頼するようにしてください。

6-4.悪質業者トラブル④:廃棄物の不法投棄

不用品の廃棄に関するノウハウを持たず、回収したゴミを川や山林などに勝手に廃棄してしまう業者がいます。

ゴミは自治体や国のルールに従って、分別したり処理費用をかけたりして廃棄するものです。
しかし、分別を面倒に思ったり、処理費用を浮かせるなどの理由から、正しく分別しないまま、国有地などにそのままゴミを置いていってしまうのです。

不法投棄する業者は、あなた自身には直接的な迷惑をかけませんが、不法投棄する業者だと分かって依頼した場合には、依頼した側も刑罰の対象になることがあります。

廃棄物を適切に処理するには、それなりの費用がかかるものです。
見積もりを相場よりもずっと安い金額で提示してくる業者の中には、こうした無責任な者がいる場合もあるので、注意してください。

7.ゴミ屋敷での特殊清掃を安心して任せられる業者の選び方

家族の孤独死に加えて、膨大なゴミの片付けまで負わなければいけないあなたにとって、先述したような悪質な業者に関わってしまうことは、できるだけ避けたい事態です。

悪質な業者や誠意のない業者に関わらないよう、ゴミ屋敷での特殊清掃を安心して任せられる業者の選び方をお伝えします。

  • 実績があること
  • 清掃や除菌・消臭まで完璧に行えること
  • ゴミの廃棄に関する資格やノウハウがあること
  • 作業開始後の追加請求がないこと
  • 担当者の対応が信頼できること

それぞれ順に詳しく見ていきましょう。

7-1.実績があること

特殊清掃を抜け漏れなくしっかりと行うことのできる業者には、次々に仕事が集まってくるため、実績が十分にあるということは、仕事が丁寧で安心して任せられることの証明です。

実は特殊清掃の仕事というものは、賃貸住宅などの不動産管理者が作業依頼するケースが多いものです。

いくつもの賃貸物件を抱えていると、居住者の孤独死や転出者の部屋を確認したらゴミ屋敷だったという事態も少なからず起こります。
そのため、管理者同士のネットワークによる紹介や、図らずもリピーターとして、所持する物件の清掃依頼をすることになる場合が多いのです。

そのため、誠意ある丁寧な仕事をする特殊清掃業者には自然と仕事が集まり、実績が増えていくのです。

実績がきちんとある業者は、会社の公式サイトなどで事例などを挙げています。合わせて、その会社が実態のある会社かどうかも確認することができますので、公式サイトはしっかりと確認しましょう。

特殊清掃業者を選ぶ際は、実績が十分にあるかどうかを基準にしてください。

7-2.清掃や除菌・消臭まで完璧に行えること

清掃残りがあると必ず悪臭が残り、そこからまた雑菌や害虫が繁殖してしまいます。そのため、ゴミ屋敷での特殊清掃は、丹念な清掃と除菌・消臭を繰り返してくれる業者を選びましょう。

これまでにもお伝えしていますが、特殊清掃には専用の機材や薬剤、防護服などの装備に加えて、現場に合わせた判断とスキルなど、経験とノウハウが必要になるものです。

特殊清掃の専門業者であれば、どんな清掃現場であっても、丹念な清掃と除菌を繰り返すことでほぼ完璧に悪臭を消すことができます。

どんな薬剤や機材を使って、どうやって清掃や除菌・消臭をすることができるのか、仕組みや作用についてもはっきりと答えることのできる業者であれば、完璧な作業をしてくれるでしょう。

7-3.ゴミの廃棄に関する資格やノウハウがあること

膨大なゴミを瞬時に正確に分別し、適切な方法で処理することができる業者を選んでください。

ゴミの分別ルールは、自治体によっても少しずつ異なるものです。そのため、できるだけゴミ屋敷のある地域の業者に依頼するのが得策です。

経験の豊富な特殊清掃業者は、ゴミの分別スピードが早く、悪臭を漏らさないためのゴミの梱包も的確に行うことができます。

自社で廃棄物の処理に関する免許を持っている、または提携している処理企業があるなど、廃棄するものに対してもきちんと責任を持って作業を完遂する業者であれば、ほかの作業工程もきっと丁寧に行ってくれるでしょう。

7-4.作業開始後の追加請求がないこと

悪質業者トラブルでもお伝えしましたが、現場を見て出した見積もりに対して追加請求を行う業者は避けましょう。

現場を見て見積もりを出しているにも関わらず、作業を始めてから追加請求が発生してしまうには、以下のどちらかの原因が考えられます。

  1. 経験不足により必要な作業や工数が正しく想定できなかった
  2. もともと追加請求することを前提で見積もりを安く提示していた

前者であれば、作業品質がどこまで求められるか不安が残ります。
後者の場合は、明らかに悪質な業者で、追加分を払えなければ現場を放棄される可能性もあります。

正確な見積もりは、豊富な実績と専門家としての自負から提示されるものなので、追加請求を行わない、誠意ある業者を選んでください。

7-5.担当者の対応が信頼できること

見積もりや相談などのやりとりを通じて、実際にあなた自身が安心して任せようと思える業者を選びましょう。

聞きたいことを聞いた時に、経験の豊富な業者であれば、きちんと答えることができます。薬剤や機材の作用や効果についても、科学的な根拠を持って説明することができるでしょう。

一方、言葉遣いや対応に横柄さやぞんざいな印象を受ける業者だと、ゴミ屋敷から貴重品や残しておきたい遺品を丁寧に探索してくれるか、不安が残ります。

賃貸住宅の管理者からの紹介で決めるケースも多いですが、その場合でも、事前にきちんと担当者と話をし、納得できる業者かどうかについてご自身で判断することをおすすめします。

プロのノウハウでゴミ山から貴重品を見つけ出す

もしもご家族がゴミ屋敷で孤独死してしまったのであれば、特殊清掃の専門家集団である株式会社リスクベネフィットにまずはご相談ください。

株式会社リスクベネフィットは、全国の特殊清掃業者をつなぐ業界最大手の専門家集団です。

特殊清掃における以下のような強みを持っています。

  • 過去8,000件以上の豊富な実績
  • 自社特許技術で完全消臭が実現可能
  • 清掃中も清掃後も臭いの視覚化を実現
  • 国際機関(WHO・CDC)の認定を受けた、新型コロナウィルスにも対応した唯一の除菌工法

清掃時には、特殊光を用いて臭いの発生源である体液残りを確認しながらの清掃を繰り返すほか、清掃後にも専用の機械を使って数値化して提示することができます。

これは、賃貸住宅の原状回復を求められた場合にも、管理者に提出できる唯一のエビデンス(証拠)となるものです。
リスクベネフィットなら、業界最高水準の完全消臭を実現します。

ゴミの片付けの際には、徹底して貴重品を探し出す姿勢をとっており、見つけた貴重品は洗浄や消毒、梱包など適切な処置をして遺族にお返ししています。
私たちは何よりも、特殊清掃のプロとしてのプライドを持っているため、高い作業品質で依頼主様の信頼に応えることができるのです。

確実で丁寧なゴミ屋敷での特殊清掃は、ぜひリスクベネフィットにお任せください。

リスクベネフィットの孤独死現場の清掃事例はこちら

8.まとめ

今回は、ゴミ屋敷で起きた孤独死の特殊清掃についてお話してきました。

不用品回収業者や遺品整理業者では孤独死の現場を扱うことはできないため、孤独死の特殊清掃とゴミ屋敷の片付けは、まとめて特殊清掃業者に任せるのが最も確実であることを、まず冒頭でお伝えしました。

その理由として挙げた、ゴミ屋敷の片付けと孤独死現場の清掃の共通点は、以下の通りです。

ゴミ屋敷の片付けと孤独死現場の清掃の共通点

  • 腐敗物がある
  • 悪臭がひどい
  • 害虫がいる
  • 無数の病原菌がある
  • 廃棄すべき物が多い
  • 近隣への配慮が必要になる

これだけの共通点があるため、特殊清掃の専門業者にとっては、ゴミ屋敷の片付けも孤独死現場の清掃も、準備するものや工程を大きく変えずに作業にあたることができるのです。

両方の作業を、特殊清掃業者にまとめて依頼することによるメリットについて、以下のように説明しました。

ゴミ屋敷での孤独死現場の清掃を特殊清掃業者に任せるメリット

  • 大量のゴミの廃棄が一度にできる
  • 近隣への迷惑を最小限に抑えられる
  • 費用を安く抑えられる
  • 作業後がきれいで清潔になる
  • 残しておきたい遺品を守ることができる

ただし、特殊清掃業をうたう者の中には、誠意のない業者や悪質な業者もいるため、以下のようなトラブルが起こりやすいことについても注意を促しました。

悪質な特殊清掃業者でよくあるトラブル

  • 作業開始後の追加請求
  • 貴重品の窃取
  • 貴重品の廃棄
  • 廃棄物の不法投棄

家族の孤独死に加えて、膨大なゴミの片付けまで負わなければいけないあなたが上記のようなトラブルに巻き込まれてしまわないよう、安心して作業を依頼できる業者の選び方についても、いま一度確認しておきましょう。

ゴミ屋敷での特殊清掃を安心して任せられる業者に選び方

  • 実績があること
  • 清掃や除菌・消臭まで完璧に行えること
  • ゴミの廃棄に関する資格やノウハウがあること
  • 作業開始後の追加請求がないこと
  • 担当者の対応が信頼できること

近隣とのトラブルを回避しつつ、できるだけ早く片付けを終えて安心できる日を迎えるため、この記事がお役に立つことを祈っています。