浴槽死の2大原因と発生しやすい傾向、6つの予防法を解説!

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浴槽死の2大原因と発生しやすい傾向、6つの予防法を解説!

「浴槽死って、いったいどのような状態になるのだろう?」
「浴槽死って、何が原因で起きるんだろう?」

浴槽死を引き起こす主な原因は以下の2つです。

外気温と浴室や脱衣所の温度差によって血圧が上昇したり、熱いお湯につかっているうちに体温が上がり熱中症を引き起こすことで、死に至ることがあるのです。

実は、浴槽死はまれに起きることではありません。
以下のグラフをご覧ください。

2011年に行われた東京都健康長寿医療センターの調査によると、入浴時にヒートショックが原因で17000人が亡くなりました。

この数字は警察庁が発表した2010年に発生した交通事故による死亡者数4863人の約3.5倍に当たります。浴槽死とは決してまれに起こることではないのです。

心身ともにリラックスできる入浴タイムが悲しい出来事につながらないよう、記事を参考にして適切な入浴を行ってくださいね。

1.「浴槽死」の2つの原因

入浴中に突然亡くなってしまう主な原因として、ヒートショックと浴室熱中症の2つが挙げられます。

日本法医学会課題調査報告によると、浴槽内で死亡した事例のうち、溺死と病死が全体の85%を占めています。

これは、ヒートショックと浴室熱中症により急激に体調が悪化し、溺れてしまったり心筋梗塞などを起こしてしまうからだと考えられます。

以下で、血圧の変動によって急激な体調悪化をもたらす、以下の2つの症状について詳しく述べていきます。

  • ヒートショック
  • 浴室熱中症

1-1.ヒートショック

ヒートショックとは、温かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入った際、急激な温度変化で血圧の変動が起こり、脳にじゅうぶんな血が行き渡らず一時的に意識を失ったり、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中を引き起こすことを言います。

そして一時的に意識を失ったり、心筋梗塞などを引き起こした結果、湯船の中に倒れて溺れてしまう浴槽死につながるのです。

冒頭でもお伝えしましたが、2011年に行われた東京都健康長寿医療センターの調査によると、全国で17000人がヒートショックにより亡くなりました。この数字は、交通事故による死亡者数の3.5倍です

高齢者をはじめ、高血圧や糖尿病など動脈硬化のおそれがある人は特に注意が必要です。

1-2.浴室熱中症

浴室内熱中症とは、高温で長い間お湯につかることで血管が広がり、血圧低下が起こった結果起こる熱中症のことです。

高温のお湯につかることで体温が上昇し、ボーっとする意識障害が起こったり、身体に力が入らなくなります。そうなると自力で湯船から外に出ることができなくなるため、そのまま溺れてしまい、浴槽死につながることがあるのです。

2019年に千葉科学大学の黒木教授が、入浴中に起こる事故の8割は熱中症が原因との調査結果を発表しました。

高齢者になると暑さ寒さに対する感覚が鈍くなるため、異変に気づいた時にはすでに熱中症を発症している可能性があるため注意が必要です。

後ほど浴槽死を防ぐ方法で詳しく述べますが、42度などの高温のお湯に10分以上つかることは控えましょう。

2.データから分かる「浴槽死」が発生しやすい傾向

先ほど述べたように、ヒートショックや浴室熱中症など血圧変動が原因で起こる浴槽死ですが、年代や性別、季節など発生しやすい傾向があります。

ここでは、下記3つについて詳しくお伝えしていきます。

浴槽死が発生しやすい傾向

  • 60代以上の高齢者に多く発生
  • 女性よりも男性に多く発生
  • 冬は夏の3倍以上の発生率

2-1.60代以上の高齢者に多く発生

2012年から2013年にかけて行われた日本法医学会課題調査報告によると、浴槽死後に解剖や死体検案が行われた事例は、圧倒的に60代以上の高齢者に多く発生していました。

下記のグラフをご覧ください。

参考:日本法医学会課題調査報告

60代以上の高齢者に浴槽死が多く発生する原因としては、以下が考えられます。

  • 高血圧や糖尿病といった血圧の上昇がみられやすい持病を持っている
  • 加齢とともに熱さを感じる機能が衰えてくるため、浴槽内で熱中症を起こしやすい

このことからも、高齢者は持病がある場合はもちろん、そうではない場合も浴槽死を起こさないよう注意が必要です。

2-2.冬は夏の3倍以上の発生率

冬は気温が下がって冷え込むため、暖房を使っている場所とそうでない場所との寒暖差が激しくなります。

そのため、暖かい部屋から寒い脱衣所や浴室に移動して血圧が上がり、ヒートショックの発生から浴槽死につながります。

消費者庁が2019年(令和元年)に「浴槽での不慮の溺死・溺水によって亡くなった65歳以上の高齢者」について公開した資料によると、冬は夏の3倍以上浴槽死が発生しています。

下記のグラフをご覧ください。

参考:消費者庁ニュースリリース「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! 」

1年間を夏期(5月~10月)と冬期(11月~4月)の2つに分けると、夏期には1018人が浴槽死しているのに対し、冬期は3720人と3倍以上になっているのが分かります。

最も死亡者が少ない月と多い月を比べてみると、最小は98人(9月)に対し最大は937人(1月)と約9.5倍の差があります。

このことからも、気温が下がる時期は、脱衣所や浴室の温度管理に注意が必要です。

2-3.女性よりも男性に多く発生

先ほどご紹介した消費者庁が公開した資料によると、どの年代でも女性よりも男性に浴槽死が多く発生していることが分かります。

下記のグラフをご覧ください。

参考:消費者庁ニュースリリース「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! 」

なぜ男性の方が浴槽死が多く発生するかについては分かっていませんが、年代が上がるにつれて死亡者数も増えているのが現状です。

浴槽死の発生率はひとり暮らしより同居のほうが高い

日本法医学会課題調査報告によると、浴槽死のうち「ひとり暮らしが40%、家族と同居が58%、不明が2%」でした。

家族と同居の場合見守りがあるから安心と思うかもしれませんが、「家族の不在時や就寝時に入浴」したため異変に気づかれなかったケースがあります。

また、家族が「いつもより入浴時間が長いな」と気づき様子を確認しに行った時には、すでに亡くなっていたというケースもあります。

このように、家族と同居しているからと言って浴槽死が起こらないわけではありません。入浴中の様子をこまめに確認することが大切です。

3.浴槽死しないための6つの予防法

ここまで、浴槽死の原因や発生しやすい傾向についてお伝えしてきましたが、以下の対策を取ることで浴槽死の予防につながります。

浴槽死しないための6つの予防法

  • 脱衣所や浴室の温度を上げる
  • 40~41度のぬるめのお湯に10分程度つかる
  • 入浴の前後に水分補給をする
  • お酒や薬を飲んだ後に入浴しない
  • ゆっくりと湯船から立ち上がる
  • 同居している場合は家族がこまめに様子を確認する

どれも特別な道具などを必要とせず、すぐに実践できることばかりです。ぜひ、以下の説明を参考にして、毎日の習慣にするように心がけていきましょう。

3-1. 脱衣所や浴室の温度を上げる

お風呂に入る前に、脱衣所や浴室の温度を上げておくことで浴槽死の予防につながります。具体的には、以下のような方法で脱衣所や浴室の温度を上げます。

  • 浴室暖房を使う
  • ヒーターなどを脱衣所で稼働させる
  • お風呂のお湯が沸いたら、お湯をかき混ぜて蒸気を立てる
  • 浴槽のふたは外しておく

先ほども述べたように、温かい部屋から寒い脱衣所や浴室に入ると、急激な温度変化で血圧の変動が起こり、心臓に負担がかかります。

その結果、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすヒートショック現象が起こる可能性があるからです。

毎年10月から3月まで、日本気象協会と東京ガスが共同開発したヒートショック予報をウェブ上で確認することもできます。

その日の天気や気温から判断し、ヒートショックのリスクを「警戒」「注意」「油断禁物」に分けてお知らせしてくれますので、浴室や脱衣所を温めるかどうかの判断に利用してみてください。

3-2. 40~41度のぬるめのお湯に10分程度つかる

湯船につかる時間は10分程度、お湯の温度は40度~41度を目安にすることで、浴槽死の防止につながります。

42度などの熱めのお湯に10分つかると、体温が1度上昇します。そのため、もしも30分間42度のお湯につかると3度も体温が上昇してしまい、重度の熱中症を起こしてしまう可能性も急激に高くなるのです。

「10分程度お湯につかっただけではお風呂に入った気がしない」という場合は、身体への負担が少ない半身浴を20分程度行うのもよいでしょう。

しかし、体調に不安がある場合や持病がある場合、とくに高齢者は自己判断せずに、かかりつけ医に相談するようにしてください。

3-3. 入浴の前後に水分補給をする

入浴の前後には、必ずコップ1杯程度の水を飲む習慣をつけることで、浴槽死の防止につながります。

入浴中には汗をかくことで、500ml程度の水分が身体から失われます。その結果、血液の粘度が高くなった「ドロドロ血」が血管のつまりを引き起こし、心筋梗塞などが起こる恐れがあるのです。

入浴の15分ほど前にコップ1杯の水を飲むことで、血がドロドロになるのを抑えることができます。入浴後はすぐに水分を取ることで、発汗して失われた水分を補給できるので、必ず水を飲むようにしましょう。

お茶やスポーツドリンクでも良いですが、カフェインを含む飲み物は利尿作用が促進されたり、スポーツドリンクには大量の糖分が含まれていますので、水を飲めるようであればそれに越したことはありません。

お風呂上がりのビールが楽しみな人もいるかと思いますが、アルコールは利尿作用がとても強く、体温を上げて汗を外に出す働きもあるため、入浴後の水分補給には適しません。

もしビールを飲むのであれば、入浴後に水分を取り、体のほてりなどが落ち着いてからにするようにしてください。

3-4. お酒や薬を飲んだ後に入浴しない

お酒や精神安定剤、睡眠導入剤などの薬を飲んだ後には入浴しないことが、浴槽死の防止につながります。

飲酒をすると、摂取したアルコールの量にもよりますが脱水症状を引き起こしたり、血圧が上昇して心臓に負担がかかります。

また精神安定剤や睡眠導入剤を飲んでから入浴すると、入浴中に頭がふらふらしたり、眠気が襲ってきてしまう可能性があるため大変危険です。

入浴はアルコールや薬が抜けてから行うようにしてください。

3-5. ゆっくりと湯船から立ち上がる

湯船の中から立ち上がる際、浴槽のへりや手すりにつかまり、ゆっくりと立ち上がることで浴槽死の予防につながります。

湯船から立ち上がる際には、身体にかかっていた水圧がなくなることで血管が一気に拡張します。その結果、脳に行く血液が一時的に減るため、頭がフラっとした経験を持つ人も多いのではないでしょうか?

ゆっくりと立ち上がることで血圧の上昇が緩やかになり、貧血状態を防ぐことができます。近くの手すりや浴槽のへりにつかまって、ゆっくりと立ち上がる習慣をつけましょう。

3-6. 同居している場合は家族がこまめに様子を確認する

同居している家族がいる場合は、こまめに様子を見に行きましょう。

「普段より入浴時間が長いかも?」「いつもお風呂場から聞こえてくる鼻歌が聞こえない」「お風呂場から突然大きな音がした」など、気になることがあった場合は即確認することで、浴槽死を防ぐことにつながります。

仮に、入浴中に体調悪化や転倒などが原因で湯船の中で溺れてしまったとしても、発見が早ければ助かる可能性は上がります。

入浴中の家族への様子確認や声かけを習慣にするようにしてください。

4.万が一浴槽死が起きてしまったら?

万が一浴槽死が起こってしまった場合、どのように対応すればよいのでしょうか?

発見した時に生存の可能性がある場合はすぐに救急車を呼びますが、ひとり暮らしなどで発見が遅れ、あきらかに亡くなっている場合は警察に連絡します。

警察に連絡した後の流れは以下の通りです。

 担当者内容
1.遺体検証警察死亡時の状況について検証を行います
2.遺体の引き渡し遺族事件性がないと判断された場合、引き渡しが行われます
3.特殊清掃業者の選定遺族シミや体液、皮膚や髪の毛、腐乱臭など通常の清掃では対応できない場合、適切な業者の選定を行います
4.特殊清掃の実施清掃業者汚れや臭いの程度により所要日数は異なりますが、通常は1~3日程度で完了します

亡くなってすぐに発見された場合は、特殊清掃業者に清掃を依頼する必要がない場合もあります。

4-1. 浴槽死が起きてもお風呂の栓は抜かない

浴槽死が起きた場合、注意しなくてはならないのが「絶対にお風呂の栓を抜いてはいけない」ということです。

この理由は、浴槽死が起きた場合、浴槽内のお湯に皮膚や髪の毛だけではなく、体液や手足の細かい骨などが残っていることもあるからです。

もしそのままお湯を流してしまうと、流れ出た残留物が排水管に詰まってしまい、腐敗臭が生じる原因となります。

特に、アパートやマンションなど集合住宅の場合は、下水管がほかの部屋の下を流れているケースもあるため、臭いがほかの部屋にも広がってしまうのです。

誤ってお風呂の栓を抜いてしまうと、特殊な薬剤を用いて排水管の中を清掃しなくてはなりません。しかし手が届かない場所のため、特殊清掃業者でも難易度が高く苦労する作業となります。

「まだ助かるかもしれない」と思ってとっさにお風呂の栓を抜きたい衝動に駆られるかもしれませんが、絶対に抜かずにおいてください。

4-2. 特殊清掃業者の選定

特殊清掃が必要な状況の中でも、浴槽死の現場はとくに凄惨と言われています。
発見が遅れてしまった場合は被害が拡大し、とても素人の手に負えるものではありません。

浴槽の水には血液や体液、脂、皮膚や髪の毛が浮いているため、排水管のつまりや汚れを考えると水を抜くわけにもいかないのです。

技術が未熟な特殊清掃業者に依頼をすると、排水管に腐敗した脂などが残ってしまい、作業後にも悪臭が消えないということも起こりえます。

特殊清掃を行う業者は多数ありますが、専門知識の豊富さや清掃技術の高さはもちろん、料金設定が明確で、誠意を持った仕事をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

たとえば賃貸物件の場合、事故物件には住みたくないと、入居候補から外されてしまっても不思議はありません。徹底的に清掃と消臭を行い、浴槽死が起きたことを一切感じさせない状態に戻せる業者を選びましょう。

特殊清掃の費用が支払われる孤独死保険とは?

孤独死保険とは、亡くなった後に部屋の原状回復に必要な費用を補償するものです。浴槽死の場合は、浴室の特殊清掃の費用がこれに当たります。

孤独死保険は個人で契約するほかに、賃貸物件の大家さんや不動産会社が契約できます。

もし、賃貸物件に居住していて浴槽死が起こってしまった場合は、孤独死保険に加入済みかどうか、不動産会社に確認を取ることをお勧めします。

ちなみに孤独死保険の費用は各社によって異なりますが、個人契約の場合は平均して年間で約1万円程度、大家型の場合は居室数によって異なりますが、年間で約1~2万円程度です。

5.特殊清掃の専門業者リスクベネフィット

万が一浴槽死が発生した場合、再び浴室を使うことができるようにするのはもちろん、集合住宅の場合は周りの居住者に臭いなどの面で不快感を抱かせないようにするという観点からも、徹底的に清掃・消臭することが必要です。

特殊清掃や災害復旧の現場経験8000件以上のリスクベネフィットは特許技術を活かし、浴槽死による汚れも完全に清掃、消臭するのはもちろん、水質検査を行い目に見えない部分まで徹底的に除菌します。

下記で詳しく解説していきます。

5-1. 完全消臭を可能にする特許技術

リスクベネフィットでは、気温や状態が異なるあらゆる現場で特殊技術を利用し、完全消臭を行ってきました。理論に基づいた技術で、科学的に立証を繰り返し、特許を取得しています。

上記の薬剤散布やオゾン燻蒸、特殊コーティングはリスクベネフィットの特殊技術となるため、ほかの業者が無断で使用することはできません。

さまざまな特殊清掃業者がありますが、特許を取得した確かな技術力によって、浴室の完全消臭を実現します。

5-2. 浴室の除菌と水質検査

浴槽死が起こったお風呂場を、浴槽はもちろん床や天井、壁や排水管まで徹底的に清掃したら安心して再利用できるでしょうか?

そうではありません。目に見えない菌が残っている可能性があるため、徹底的に除菌をする必要があります。

この観点からリスクベネフィットでは、浴室の除菌と水質検査を提供しています。

清掃完了後に浴槽に水を張り、薬剤を用いて繰り返し除菌を行います。追い炊き機能を使用することで、手が届かない配管内部まで洗浄消毒ができるのです。

最終的に除菌が完了した段階で再度水を張り、公共浴場などの品質管理、安全管理と同じ項目で水質検査を行います。大腸菌やレジオネラ菌などのチェックが可能です。

5-3. 現場経験8000件以上の豊富な実績

リスクベネフィットでは、浴槽死のほかにも孤独死の起こった部屋や水害復旧、火災現場の清掃などで8000件以上の豊富な特殊清掃実績があります。

最近では、新型コロナウイルスが発生したダイヤモンドプリンセス号の除菌や、国技館で行われた全国戦没者慰霊祭の除菌なども手がけ、規模の大小に関わらずサービスを提供しています。

浴槽死の特殊清掃については、清掃実例がリスクベネフィットのサイトで紹介されていますので、ご覧ください。

なお、詳しい問い合わせは、下記より行えます。

浴槽死と言っても状況は異なりますので、実際の状況などをヒアリングして、最適な清掃および消臭方法をご提案させていただきます。

6.まとめ

ここまで、浴槽死の原因や発生しやすい傾向、予防法などについてお伝えしてきました。具体的には、以下のような内容です。

血圧の変動が原因で起こる以下のような症状で、浴槽死が引き起こされています。

浴槽死を引き起こす症状

  • ヒートショック
  • 浴室熱中症

浴槽死が発生しやすい傾向としては、年代や性別、季節によって違いがあり、以下のような特徴がみられました。

浴槽死が発生しやすい傾向

  • 60代以上の高齢者に多く発生
  • 冬は夏の3倍以上の発生率
  • 女性よりも男性に多く発生

高齢者、冷え込みが厳しくなる冬の季節、男性に浴槽死が発生しやすい傾向があります。

また、同居しているからと言って浴槽死が起こらない保証はなく、むしろ浴槽死の発生率はひとり暮らしより同居のほうが高いということについてもお伝えしました。

浴槽死の発生率はひとり暮らしより同居のほうが高い

日本法医学会課題調査報告によると、浴槽死のうち「ひとり暮らしが40%、家族と同居が58%、不明が2%」でした。

家族と同居の場合見守りがあるから安心と思うかもしれませんが、「家族の不在時や就寝時に入浴」したため異変に気づかれなかったケースがあります。

また、家族が「いつもより入浴時間が長いな」と気づき様子を確認しに行った時には、すでに亡くなっていたというケースもあります。

このように、家族と同居しているからと言って浴槽死が起こらないわけではありません。入浴中の様子をこまめに確認することが大切です。

次に、浴槽死を防ぐための方法として、以下の6つをご紹介しました。

浴槽死しないための6つの予防法

  • 脱衣所や浴室の温度を上げる
  • 40~41度のぬるめのお湯に10分程度つかる
  • 入浴の前後に水分補給をする
  • お酒や薬を飲んだ後に入浴しない
  • ゆっくりと湯船から立ち上がる
  • 同居している場合は家族がこまめに様子を確認する

また、万が一浴槽死が起こってしまった場合に行うこととして、状況に応じて救急や警察への連絡や、特殊清掃業者への清掃依頼が必要なことについてもお伝えしました。

浴槽死の清掃は、さまざまな特殊清掃を行ってきた業者であってもとても難易度が高く、精神的にも厳しいものです。

中途半端な清掃を行うことで、腐敗臭が残ってしまうという事例も見られるため、専門知識・経験とも豊富で信頼できるリスクベネフィットをご紹介しました。