ゴミ屋敷を片付ける3つの方法|メリット・デメリットや費用を解説

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ゴミ屋敷を片付ける3つの方法|メリット・デメリットや費用を解説

「ゴミ屋敷を片付けたいとは思うけれど、ひどい状態でどうしたらいいのかまったくわからない」
「ゴミ屋敷の片付けって、自分で掃除する以外にどんな方法があるのだろう」

と悩んでいませんか。

ゴミが多く積まれ、辺りがゴミだらけになってしまうと、何から手をつけて良いのかわからず困ってしまいますよね。

ゴミ屋敷を片づけるには、「自力で行う」「清掃業者に依頼する」「手に負えない部分のみを業者に依頼する」の主に3つの方法があります。

ただ最適な片付け方法はその家の状況によって異なり、自分で行えるケースもあるものの、場合によっては業者への依頼が必要となります。

1.ゴミ屋敷を片付ける方法3つ

ゴミ屋敷の片付けには、主に以下の3つの方法があります。

それぞれ特徴が異なるため、まずは3つの方法のメリット・デメリットや費用感について解説します。

「自分にぴったりな方法はどれだろう?」と考えながら読んでみてください。

  • 自力でゴミを処分する
  • 業者に依頼する
  • 手に負えない部分のみ業者に依頼する

1-1.自力でゴミを処分する方法

1-1-1.メリット・デメリット

ゴミ屋敷を自力で片付ける際のメリットは、以下の通りです。

自分で片付けを行う場合の大きなメリットは、自分のペースでゆっくりと作業を進められることです。

業者に依頼する際は、決められた時間内ですべての作業を終える必要があるため、事前に不要物と必要なものを決めておく必要があります。

そのため平日は仕事をしており時間を確保できない場合は、仕分け作業が難しいと感じるかもしれません。

しかし自分で片付けを行う場合は、時間の制限などがないため、時間をかけて仕分けや片付けを行えます。

また、必要なお金は掃除用具の購入費用や粗大ゴミの処理費用のみで、その他にお金がかからない点もメリットと言えるでしょう。

一方デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

自分でゴミ屋敷を片付ける最大のデメリットは、作業に多くの時間や手間がかかることです。

ゴミ屋敷の片付けは1日では終わらないため、数日かけて作業を行ううちに嫌になってしまい、結局元の状態に戻ってしまうことも多いです。

せっかく作業を頑張っても、生活するうちに元に戻ってしまったら悲しいですよね。

また徹底的な消毒や清掃を行えないことも、デメリットの1つと言えます。

ゴミ屋敷は不衛生な状態が長く続いたことから、害虫や雑菌が繁殖していることも多いです。

ゴミの隙間には、ゴキブリやハエ・ネズミなどが数多く潜んでいるかもしれません。

よって掃除の際は徹底的な消毒や害虫駆除・清掃などが必要になりますが、専用の機器や薬剤を所持していない場合は、完璧な作業を行うことは難しいと言えます。

1-1-2.費用

自分で片付け作業を行った場合の費用は、1〜3万円程度で収まると考えられます。

必要なものは掃除用具の購入費と粗大ゴミの処理費用のみで、他に大きなお金はかかりません。

その他にゴミの運搬に使用するトラックのレンタル代や、ゴミ処理センターへの持ち込み処理費用などがかかるケースもあるものの、多くても5万以内で済ませられると言えるでしょう。

【ゴミ屋敷の片付けを自力で行った場合の費用例】

ただそれだけでは少しわかりにくいので、ここでは自分でゴミ屋敷を片づけた場合について、簡単に料金のシミュレーションを行ってみます。

自治体によっては、集積場へ出せるゴミの数に制限があるケースも多いです。

そのため、ここではトラックをレンタルし、ゴミ処理センターにゴミを持ち込むと仮定して計算を行いました。

自分で片付けた場合に発生する料金

掃除用具10,000円程度
軽トラックのレンタル代6,000円(6時間を想定)
粗大ゴミの処分費用10,000円程度
(500円のゴミ10個・1,000円のゴミ5個と想定)
一般ゴミの処理費用
(ゴミ処理センターへの持ち込みの場合)
5,000円程度
(10kg/380円の自治体で、ゴミは120kgと想定)
  ※西東京市の持ち込み料金を参考に計算

上記のような費用がかかった場合の合計金額は、以下の通りです。

合計金額 31,000円

上記の4つの費用の中で最もお金がかかるのは、粗大ゴミの処分費用です。

粗大ゴミの処理費用は自治体によって異なりますので、ゴミのサイズをメジャー等で計測し、ホームページにて料金を確認してください。

またゴミ処理センターへの持ち込み費用や営業時間も自治体によって異なるため、作業をはじめる前に「〇〇市 ゴミ処理センター」と検索して、情報を確認することがポイントです。

1-2.業者に依頼する方法

業者に依頼する方法は、ゴミの分別や処理・消毒などすべての作業を業者が行う方法です。

すべての作業を業者が担当するため、自分で行うことはほとんどありません。

もちろん自分で片付けた場合よりも多くのお金がかかりますが、短時間で家の中をきれいな状態に戻せることは、大変大きなメリットと言えます。

こちらも、メリット・デメリットや費用感について紹介します。

1-2-1.メリット・デメリット

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼することには、他にも様々なメリットが存在します。

最大のメリットは、やはり短期間で家をキレイな状態に戻せることです。

業者に依頼すると、清掃や片付けのプロが複数人で作業を行うため、ひどい状態のゴミ屋敷でも1日〜数日で元のキレイな状態に戻せます。

自分で片付けた場合は数日で作業を終えることは不可能なため、短期間でゴミ屋敷を片付けたい場合には、最も効果的な方法と言えるでしょう。

また粗大ゴミや腐ってドロドロになったゴミなど、手間のかかるゴミもあわせて処分してもらえることもメリットの1つです。

一方業者への依頼には、以下のようなデメリットも存在します。

業者に依頼する最大のデメリットは、お金がかかることです。

片付けの費用は業者の料金プランや家の広さによって異なるものの、基本的には5万円〜数十万円の費用がかかると考えられます。

自分で片付けた場合の費用は3万円程度で済むと考えられるため、やはり発生する費用は他の方法と比べて高くなってしまうでしょう。

さらに人によっては、ゴミだらけの家の中を見られることにストレスを感じることもあります。

1-2-2.費用

業者に依頼した場合の費用は、5万円〜30万円程度です。

ゴミ屋敷の片付け費用は、部屋の広さや作業に必要な人数などによって変化します。

以下の表の通り、部屋が広くなるほど多くの作業人数が必要になるため、費用が高くなる傾向にあります。

間取り作業人数作業時間費用
1R/1K1〜2名1〜2時間26,500円〜50,000円
1DK/2K1〜2名2〜3時間33,000円〜80,000円
1LDK/2DK2〜4名2〜4時間49,500円〜121,000円
2LDK2〜4名3〜5時間110,000円〜154,000円
3DK/3LDK3〜5名4〜6時間129,000円〜209,000円
4DK/4LDK3〜6名5〜7時間169,000円〜246,000円

さらにゴミ屋敷の片付け費用は、ゴミの搬出に使うトラックのサイズによっても異なるので注意してください。

使用するトラックは主に軽トラックか2tトラックの2種類で、料金は使用するトラック1台につき、以下のように設定されています。

 最大積載量45Lゴミ袋の数費用相場
軽トラック(1台)350kg35〜40袋16,500〜45,000円
2t トラック(1台)2t70〜80袋50,000〜90,000円

よってたとえ部屋が狭くても、2tトラックを利用することになった場合は、より多くのトラック代金が上乗せされることになります。

【ゴミ屋敷の清掃を依頼した場合の費用例】

具体的な値段が分かりにくいため、ここでは「1LDKの部屋のゴミ屋敷を依頼し、軽トラックを使用した場合」についてシミュレーションを行ってみます。

部屋の広さ別の片付け料金と、トラックの料金は以下の通りです。

ゴミ屋敷の清掃料金

1LDKの清掃料金49,500円〜121,000円
(ここでは5万円と仮定して計算)
軽トラックでのゴミの搬出料16,500〜45,000円
(ここでは2万円と仮定して計算)

ゴミ屋敷の特殊清掃時には、上記の基本料金の他に、作業内容別の料金が加わります。

ここでは粗大ゴミの回収と、ハウスクリーニングを行ったとして計算します。

その他追加料金

粗大ゴミの回収料金20,000円
ハウスクリーニング15,000円(ガスコンロ・換気扇・シンク)

上記の作業をすべて行った場合の合計費用は、105,000円です。

合計金額 105,000円

ただし階段がないマンションや、深夜・早朝の作業を希望した場合などは、より多くの追加料金がかかる可能性が高いです。

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の費用の内訳については、以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

1-3.手に負えない部分のみ業者に依頼する方法

手に負えない部分のみ業者に依頼する方法は、その名の通り自力では片付けが難しい部分だけを業者に頼む方法です。

この方法は作業員による作業範囲が少ないため、すべてを業者に任せた場合と比べて、費用を抑えられることが特徴です。

こちらも、メリット・デメリットや費用感について紹介します。

1-3-1.メリット・デメリット

一部分のみ業者に依頼した場合のメリットには、以下のようなものが挙げられます。

最大のメリットは、費用を抑えられることです。

すべての作業を依頼するとその分費用が発生しますが、自分で片付けられる部分は自力で行うことで、作業範囲が減り、支払う費用が少なくて済みます。

たとえば、

  • 玄関とリビングの片付けは自分で行い、汚れがひどい水回りのみ依頼する
  • 特にゴミが多いリビングとキッチンのみ依頼する

など、できる限りの作業を自分で行うことで、限られた予算内で片付けを済ませることも可能になるでしょう。

ただし、以下のようなデメリットも存在します。

大きなデメリットは、やはりすべてを業者に依頼する場合に比べると、手間や時間がかかることです。

自分でできる範囲を片付けようとしても、ゴミの量や部屋の広さによっては、多くの手間や時間がかかってしまいます。

部屋が広い場合は、数部屋を掃除するだけで1ヶ月近くの時間がかかってしまい、結局ほとんど作業が進まないケースも多いです。

またゴミの量や業者の料金プランによっては、思ったように安くならない場合もあるため、「最初から業者に依頼すればよかった」と感じるかもしれません。

詳しい料金については訪問見積もりを依頼し、料金について詳しく問い合わせることをオススメします。

1-3-2.費用

手に負えない部分のみ業者に依頼した場合の費用は、5万円〜20万円程度だと考えられます。

この場合の費用は、自力で片付けられなかった範囲とゴミの量によって変化します。

基本の片付け費用は、すべてを業者に依頼した場合と変わりませんので、作業範囲によって変化すると考えてください。

作業範囲作業人数作業時間費用
1R/1K1〜2名1〜2時間26,500円〜50,000円
1DK/2K1〜2名2〜3時間33,000円〜80,000円
1LDK/2DK2〜4名2〜4時間49,500円〜121,000円
2LDK2〜4名3〜5時間110,000円〜154,000円
3DK/3LDK3〜5名4〜6時間129,000円〜209,000円
4DK/4LDK3〜6名5〜7時間169,000円〜246,000円

一部の作業を自分で行っていても、作業範囲や業者に処分を依頼するゴミの量が増えれば、当然料金は高くなります。

一部のみ業者に依頼するケースの料金は、各業者の料金プランによっても大きく変化しますので、詳しくは問い合わせてみてください。

【ゴミ屋敷の清掃を一部のみ依頼した場合の費用例】

具体的な値段が分かりにくいため、ここでは「2LDKの部屋のうち、1R程度の面積のみ清掃を依頼し、軽トラックを使用した場合」についてシミュレーションを行ってみます。

部屋の広さ別の片付け料金は以下の通りです。

ゴミ屋敷の清掃料金

1Rの清掃料金26,500円〜50,000円
(ここでは3万円と仮定して計算)
軽トラックでのゴミの搬出料16,500〜45,000円
(ここでは2万円と仮定して計算)

その他に、粗大ゴミの回収を依頼したとして計算します。

その他追加料金

粗大ゴミの回収料金5,000円

たとえば上記の作業を行うと仮定して計算すると、清掃作業の合計費用は55,000円です。

合計金額 55,000円

ただしすべての作業を業者に依頼した際と同様に、階段がないマンションや、オプションを希望した場合は追加料金が発生します。

追加料金は各業者によって異なりますので、必ず事前に細かく確認することをオススメします。

なるべくお金をかけずにゴミ屋敷を片付ける方法については、以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてください。

2.自力でするか業者に依頼するかの判断基準

「それぞれの方法の特徴はわかったけど、自分にはどの方法が向いているのかわからない…」
「お金がかかるのは嫌だから、自力で頑張ろうと思うけど、できるか不安」

このように感じている方も多いかもしれません。

ゴミ屋敷は手順通りに作業を進めれば自力での作業も可能ですが、家の状況によっては業者への依頼が必須のケースもあります。

ここでは、「自力・業者・一部のみ業者」のそれぞれの方法がオススメな人について、詳しく解説します。

無理に自力で作業をすると、ケガやアレルギーなどの健康被害が生じる可能性もあるので、ここで紹介する判断基準を参考に家の状況を確認してみてください。

2-1.自力での片付けがオススメな人

自力での片付けがオススメな人は、以下のような人です。

以下の項目に3〜4つ当てはまっている場合は、ゴミ屋敷のレベルが軽度のため、自力でも片付けられる可能性が高いです。

自分の片付けがオススメな人自分でも片付けられる理由
ゴミがたまっている場所が1部屋〜2部屋のみゴミの量や範囲が限られており、短期間で処理できるため
水回りにゴミがたまっていない生活への支障が少なく、掃除もスムーズに行えるため
ペットボトルなどの軽いゴミが多い
(粗大ゴミが少ない)
自分でのゴミ処理が難しくないため
ある程度時間に余裕があるゴミ処理には時間がかかるため

自力での片付けの特徴は、とにかく作業に時間がかかることです。

ゴミ屋敷の片付けと聞くと、「ただゴミを処分するだけでは?」と思うかもしれません。

しかしゴミ屋敷を元の状態に戻すためには、

  • 掃除用具などの必要な道具の用意
  • 害虫や害獣の駆除
  • ゴミの分別作業
  • 粗大ゴミの搬出や処分申請
  • ゴミを片付けた後の掃除

などの、手間や時間のかかる作業を行うことになります。

よって作業には多くの時間がかかるため、1週間〜1ヶ月以上作業を続ける必要もあり、時間に余裕がない場合はなかなか片付けがが進みません。

また粗大ゴミなどの重いゴミが多い場合は、自分だけでの搬出が難しいケースも多いです。

自力でゴミ屋敷を掃除する方法は、ゴミがたまっている場所が限られており、自分でも処分できる軽いゴミが中心となっている場合にのみオススメです。

2-2. 業者に依頼すべき人

一方、以下の項目に1つでも当てはまる場合は、業者への依頼をオススメします。

業者に依頼すべき人業者を呼ぶべき理由
ゴミがたまっている場所が3DK以上あるゴミの積載量が多く、少人数では片付けられないため
キッチンや浴室などの水回りが使用不可水回りが機能していない場合は生活に支障が出ており、一刻も早い解決が求められるため
天井付近までゴミが積まれている底の方が腐っているケースが多く、衛生上問題があるため ゴミの量が多すぎて少人数では片付けられないため
粗大ゴミが多い個人での処分が難しいため 一般ゴミと混ざるとより搬出しにくくなるため
耐えられないほどの悪臭がするゴミのニオイは床や壁にもしみついており、自分の掃除だけでは取り除けないため
一日でも早く片付けたい自力での片付けには1週間〜1ヶ月程度の時間がかかるため

上記の項目の中でも注目すべきポイントはゴミの量で、

  • 粗大ゴミの量が多い
  • ゴミがたまっている場所が3DK以上ある
  • 天井付近までゴミが積まれている

などの場合はゴミの量が多すぎて、自分で片付けようとするとゴミが崩れてきてケガをしたり、ゴミが重くて自分では運び足せなかったりするケースも多く見られます。

またゴミが大量に積み上がっている場合は、底の方のゴミがドロドロに腐ってしまい、自分では処分できない状態になっている可能性も高いです。

腐ったゴミが多い場合や、既に悪臭がする場合は、近所にまでニオイが広まっているかもしれません。

自分の身の安全を守るだけでなく、近所からのクレームを避けるためにも、上記の表の項目に1つでも当てはまる場合は業者に依頼しましょう。

2-3.一部のみ業者へ片付けを依頼するのがオススメな人

一部のみ業者への片付けを依頼するのがオススメな人は、以下の通りです。

一部のみ業者への片付けを依頼するのがオススメな人一部のみ業者へ依頼するべき理由
できる限り費用を減らしたいが、
自分で片付けるのは難しそう
一部分のみ自分で片付けることで、費用負担を減らし手に負えない部分のみ業者に依頼できるため
ゴミの量が多い部屋と少ない部屋の差が大きいゴミが多い部屋のみ作業を依頼できるため
一般ゴミと粗大ゴミが混在している手間がかかる粗大ゴミの処理を任せられるため

一部のみ業者への片付けを依頼することがオススメな人は、費用負担を減らしたいが、自分ですべて片付けるのは難しそうだと感じている人です。

ゴミ屋敷の片付け費用は、作業にかかる時間や必要な人数・ゴミの量によって変化します。

よって自分で可能な限りゴミを減らしておくことで、かかる費用をぐっと抑えられるかもしれません。

たとえば、一般ゴミと粗大ゴミが混在している場合について考えてみます。

一般ゴミを処分する際は集積場に出せますが、粗大ゴミは以下のような手間のかかる作業が必要になり、数が多い場合は処分までに時間がかかります。

  • 決まった収集所への搬出
  • 自治体への回収申し込み
  • ゴミの大きさごとの料金シールの用意

自分で粗大ゴミを処理する場合は、上記の作業をゴミの個数分行う必要がありますが、業者に依頼すれば一気に処分してもらうことができます。

ただし一般ゴミ・粗大ゴミの両方の処分を一度に頼むと料金が高くなるため、一般ゴミは可能な限り自分で減らすことで、費用を大きく減らすことができるのです。

可能な限り自分でゴミを処分しておき、手間のかかるゴミの処理は業者に依頼するとよいでしょう。

3.自力でゴミ屋敷を片付ける方法

次に、自分でゴミ屋敷を片付ける方法をざっと紹介します。

もし「自力でゴミ屋敷を片付けられるかも…?」と感じた方は、ここで紹介する流れを参考にして、判断してみてください。

ゴミ屋敷を掃除する流れは、以下の図の通りです。

ゴミ屋敷の片付けと聞くと、ゴミを捨てるだけのように感じるかもしれません。

しかし何の準備もせずにゴミ捨てをはじめると、道具が足りず作業が進まなかったり、途中で嫌になってしまったりしがちです。

またゴミ屋敷ではゴキブリやハエなどの害虫が多く発生しているため、害虫駆除を行わずに片付けを行うと、作業の妨げとなってしまいます。

ゴミの分別・処分は、STEP1とSTEP2の準備が済んでから行いましょう。

さらにゴミ捨ての際には、掃除も欠かせません。

ゴミ屋敷では、ゴミからベタベタとした汁や食べかすなどが出て、床や壁が不衛生な状態になっていることが多いです。

掃除は「大きなゴミの除去→雑巾で水拭き」の順に行い、仕上げにはアルコールスプレーや除菌効果のあるウエットシートでの除菌も忘れずに行いましょう。

【ゴミ屋敷の片付けは狭い場所から行う】

ゴミ屋敷の片付けを行う際に最も重要なポイントは、なるべく狭い場所から計画を立てて行うことです。

いきなりリビングなどの広い場所の片付けから手をつけると、なかなか作業が終わらないため、途中で嫌になってしまいがちです。

片付けをする際は、玄関や廊下などの狭い場所から行うと達成感を感じるため、作業が進みやすくなりますよ。 なお、一日ですべての作業を終わらせようとせず、計画を立てて複数日にわけて作業を行うことも重要です。

自力でゴミ屋敷を片付ける詳しい方法については、以下の記事で紹介しています。

コツを含め手順や用意する道具まですべて説明してありますので、あわせてご一読ください。

4.ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する時に押さえておくこと2つ

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する際は、全体の流れや業者の選び方を頭に入れておくことで、よりスムーズに片付けを済ませられます。

ここでは流れと業者を選ぶポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

4-1.ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の流れ

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の作業の流れは、以下の通りです。

基本の流れを画像入りで簡単に紹介するので、イメージしてみてください。

① ゴミの状態の確認

まずはゴミの状態の確認を行います。

家の中のどの場所に、どのくらいのゴミがあるかを確認し、作業を進める順番を決めていきます。

害虫の発生がひどい場合や、部屋の中が不衛生な状態になっている場合は、ここで害虫駆除や消毒を行うこともあります。

② ゴミの分別や処分

次に、ゴミの分別を行なっていきます。

積み上がったゴミには様々な種類のゴミが混ざっているので、燃えるゴミ・燃えないゴミと分別しながらゴミ袋に入れていきます。

③ ゴミの種類ごとの処理

ペットボトルのゴミがあった場合は、中身を処分し、ラベルなどをはがしてからゴミ袋に入れます。

そのほかに処分方法に指示があるゴミは、すべて自治体の指示通りに作業を行ってから処分します。

④ 共用部の養生

マンションの場合は、ゴミの搬出前に廊下やエレベーターの養生を行います。

放置されたゴミからは汁が出ることも多いので、汚さないように最新の注意を払って運び出します。

⑤ 掃除

ゴミがすべてなくなった後は、掃除や消毒を行います。

ハウスクリーニングを申し込んだ場合は、ここで家の中のクリーニングを実施します。

⑥ 引き渡し

ゴミがすべてなくなったら、お客様にキレイになった部屋を確認してもらいます。  

清掃と聞くと立ち会いのイメージがあるかもしれませんが、業者によっては立ち会いなしでの片付けにも対応しています。

たとえば、特殊清掃業者のリスクベネフィットでは、立ち会いなしでの片付けや、早朝や深夜の片付けにも対応可能です。

オプションサービスの内容や料金については、詳しくは清掃業者までお問い合わせください。

4-2.優良なゴミ屋敷片付け業者の選び方

最後に、優良なゴミ屋敷片付け業者の選び方を紹介します。

ゴミ屋敷片付け業者の中には、残念ながらあまりサービスの良くない業界も存在します。

事前に以下の4ポイントを確認して、複数の業者を比較してみてください。

4-2-1.なるべく訪問見積もりを行っている業者を選ぶ

複数の業者で迷ったら、なるべく訪問見積もりを実施している業者を選びましょう。

訪問見積もりとは、その名の通り実際に家の状況を見て費用を算出する見積もりのことです。

もちろん電話やネットでの見積もりも可能ですが、実際に現場を見ていないため、あいまいな見積もりとなってしまうことも多いです。

またゴミの量によっては追加料金が発生し、最初の見積もり金額よりも高くなってしまうケースも多く見られます。

訪問見積もりでは、実際にゴミの量や対応範囲を確認して金額を出しているため、見積もり金額から大きく離れることは少ないと言えます。

簡単な電話見積もりだけで済ませてしまうと、後から高額な料金を請求されてびっくりするかもしれません。

迷った場合は、訪問見積もりを実施している業者を選ぶとよいでしょう。

4-2-2. 近隣対策に対応しているか確認する

近隣対策への対の有無も重要なポイントです。

特に集合住宅に住んでいる場合は、ゴミ屋敷の片付けをしている業者を見られることで、周囲の人にゴミ屋敷であることがバレてしまうことがあります。

近所の人と良い関係を続けるためにも、なるべくゴミ屋敷であることは知られたくないですよね。

ゴミ屋敷の片付け業者の中には、以下のような近隣対策を行ってくれる業者も複数存在します。

  • ゴミが見えないようにダンボールに入れて搬出する
  • ゴミ屋敷清掃だとなるべくわからないように他の業者を装って作業を行う
  • 大きな声を出さないように作業を行う

近隣対策を行っている業者に依頼すれば、近所の人にバレる可能性が低くなりますよ。

問い合わせの際には、具体的にどのような近隣対策を行っているのか訪ねてみることをオススメします。

4-2-3.完全消臭に対応しているか確認する

近隣対策とあわせて確認したいポイントが、完全消臭への対応です。

完全消臭とは、特殊な機械を使用してニオイの元を完全に取り除く作業のことです。

ゴミ屋敷では床や壁などにゴミ臭さが染み付いてしまっていることも多いですが、完全消臭作業を行えば、部屋に嫌なニオイが残ってしまうこともありません。

ただ完全消臭の専用機器はどの業者でも持っている訳ではないため、もしニオイが気になる場合は、特殊清掃業者への依頼がオススメです。

特殊清掃業者は悪臭が発生しやすい現場の片付けを行うため、強烈なニオイも消せる「オゾン発生装置」などの専用機器を持っています。

腐敗臭やゴミ臭が混じった強烈な悪臭でも、オゾン発生装置を使用することでニオイがなくなり、ゴミ処理後も臭さに悩まされる心配がありません。

4-2-4.「一般廃棄物収集運搬業許可」などの許可を取得しているか確認する

一般廃棄物収集運搬業許可とは、一般家庭から出た不用品を有料で回収・運搬するための許可のことです。

ゴミ清掃業者や不用品回収業者は、上記の許可を取得して営業を行っていますが、中には許可を得ないで営業している業者も存在します。

不許可の業者は、その他の対応もいい加減な可能性が高いので、後から何らかのトラブルが発生してしまうかもしれません。

具体的には、回収したゴミを山などに不法投棄したり、後から高額な回収料金を請求したりする可能性があります。

許可についてはホームページなどにも記載されているので、一度チェックしてみると安心です。

4-2-5. 料金体系をチェックする

業者を選ぶ際には、料金体型のチェックも忘れずに行ってください。

片付け料金は業者によって大きく異なるため、料金体系を確認せずに依頼すると、想像以上の料金を請求されることもあります。

たとえば粗大ゴミが多かった場合や、エレベーターのないマンションに住んでいる場合は、オプション料金が追加され、結果として料金が高くなってしまうケースも多いです。

多くの場合は公式サイトに目安となる料金が記載されているので、必ず料金プランやオプション料金について細かく確認を行ってください。

また掲載されているプランが自分のケースに当てはまらない場合でも、電話などで問い合わせると丁寧に教えてもらうことができます。

詳しく聞きたい場合は、気軽に問い合わせてみてください。

5.ゴミ屋敷の片付けなら「リスクベネフィット」におまかせください

「ゴミ屋敷をなんとかして片付けたい」
「1日でも早く元の状態に戻したい」

とお悩みの場合は、特殊清掃業者のリスクベネフィットにおまかせください。

当社は日本全国に支店を持つ特殊清掃業者で、特殊清掃業の技術を生かした完全消臭や、ハウスクリーニング・原状回復などに幅広く対応しています。

ただ単に「ゴミがない状態」をゴールにするのではなく、大家さんに無事返却できる状態を目指し、ゴミ屋敷の痕跡を消し、クリーニングや消毒・消臭などの作業まで丁寧に行います。

また以下のような点に対応しているため、清掃業者の利用がはじめてでも安心してご依頼いただける要素が揃っています。

  • 業界最安値の料金
  • 独自技術による完全消臭
  • 見積もり無料/追加請求なし
  • 作業内容を書面で提示
  • 他の業者を装う、時間帯に配慮するなどの徹底した近隣対策
  • ハウスクリーニング作業

中でも完全消臭の技術は高く、オゾン発生装置等を使用した専用機器により、換気に2年かかる臭気を1〜2日程度で分解します。

ひどいニオイのゴミ屋敷でも、ゴミ処理後もニオイや汚れに悩まされることがありません。

さらに「立ち会いなしで行って欲しい」「深夜にこっそり片付けたい」などのご依頼者様の様々なニーズに合わせた、以下のようなコースを用意しています。

作業時間や内容もお客様のニーズに合わせて変更可能なので、ご要望に沿った柔軟なサービスの提供が可能です。

これ以上ゴミ屋敷の状態をひどくさせないためには、一度プロの手を借りて元のキレイな状態に戻し、ゴミをため込まない環境をつくることが非常に重要です。

ゴミ屋敷を一日も早く片付けたい場合は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

6.まとめ

この記事では、ゴミ屋敷を片付ける方法や判断基準について解説しました。

最後に、ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼すべき人についてもう一度まとめます。

業者に依頼すべき人

  • ゴミが溜まっている場所が3DK以上ある
  • キッチンや浴室などの水回りが使用できない
  • 天井付近までゴミが積まれている
  • 粗大ゴミが多い
  • 一日でも早く片付けたい

ゴミ屋敷の片付けは、ただゴミを捨てるだけでなく、道具の準備や掃除・粗大ゴミの搬出など、多くの手間のかかる作業が必要になります。

またゴミ屋敷ではカビや害虫が多く発生しているため、自力で作業を行うと、ぜんそくやアレルギーなどの健康被害が生じるかもしれません。

1日でも早くゴミ屋敷を元の状態に戻すためにも、上記の表に1つでも当てはまっている人は、業者への依頼を強くオススメします。

この記事を参考に、あなたがゴミ屋敷状態を抜け出せることを願っています。

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