ゴミ屋敷では孤独死が起こる!その理由・原因と孤独死させない対策

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ゴミ屋敷では孤独死が起こる!その理由・原因と孤独死させない対策

「実家がゴミ屋敷になってしまい、一人住まいの親に孤独死などあっては心配だ」

「ゴミ屋敷と孤独死は関係があるのだろうか」

家族や親しい人が、ゴミ屋敷で一人で暮らしているのは心配ですよね。

実際のところ、ゴミ屋敷では孤独死が起こりやすいものです。

なぜなら、ゴミ屋敷であることで事故が起きたり病気になったりする可能性が高く、かつ何かあった時に周囲に異変を発見されにくいからです。

約10年間孤独死現場を見てきた筆者の経験から
ごみ屋敷化は孤独死前のシグナル
であると思います。多くの客様はゴミ屋敷化してしまうと、誰にも知られたくないという思いから【塞ぎこみ】孤独となります。ゴミが溜まると食生活が乱れ、生活習慣病を誘発いたします。

孤独死前のシグナルを見逃す事無く、捉えれば救える命はある。
と現場ではいつも歯がゆく思っております。

孤独死は、通常の死と比べて遺族の負担や苦痛が大きいだけでなく、時に近隣に住む人や不動産の管理者などにも大きな影響を与えます。

大切な人がゴミ屋敷の中で孤独死をするという悲しい最期を迎えないよう、ゴミ屋敷と孤独死の関係性を正しく理解し、いまのうちにできる対策があれば備えておきたいものです。

そこでこの記事では、ゴミ屋敷と孤独死の関係や、ゴミ屋敷で孤独死が起こる主な原因、孤独死にいたる理由について分かりやすく解説していきます。また、ゴミ屋敷にさせないための対策や、ゴミ屋敷で孤独死してしまった場合の対処法も、詳しくお伝えします。

大切な人をゴミ屋敷で孤独死させないため、どうぞ最後までじっくりお読みください。

1.ゴミ屋敷では孤独死が起こりやすい傾向がある

ゴミ屋敷では、孤独死が起こりやすい傾向があります。

孤独死とは「主にひとり暮らしの者が、生活中の突発的な疾病などにより、自宅などでだれにも看取られることなく死亡すること」を指しています。

孤独死はつまり、次の3つの条件が揃うことで起こると言えます。

  • 条件①:ひとり暮らしである
  • 条件②:疾病の可能性
  • 条件③:だれにも看取られない

ゴミ屋敷の住人は、孤独死のこの3つの条件を、ほぼ満たしていると言えるのです。

次の項から、順にデータを見ながら詳しく紐解いていきましょう。

1-1.孤独死の条件①:ゴミ屋敷の住人はひとり暮らしである

ゴミ屋敷の住人は特にひとり暮らしである割合が高いことが、特徴として挙げられます。

出典:
厚生労働省『世帯数と世帯人員の状況』
横浜市『第5回 横浜市建築物等における不良な生活環境の解消及び発生の防止に関する審議会』

全国の単身世帯の割合が3割に届かないのに対して、ゴミ屋敷の住人のおよそ65%がひとり暮らしをしています。

ゴミ屋敷というと戸建ての住宅を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、近年は集合住宅の一室がゴミ屋敷となっているケースが多数発覚し、そのほとんどがコンパクトな単身世帯なのです。

孤独死が起こりやすい「ひとり暮らし」の率が圧倒的に多いのが、ゴミ屋敷の住人と言えます。

1-2.孤独死の条件②:ゴミ屋敷の住人は心身に疾患を抱えている

ゴミ屋敷の住人の抱えている問題を見ると、そこからは「心身に何かしらの疾患を抱えていながらも、社会から孤立しているために手助けや支援を求められない」住人像が浮き彫りになってきます。

参考:公益財団法人日本都市センター『自治体による「ごみ屋敷」対策 ー福祉と法務からのアプローチー』

回答数の顕著な上位6つの項目を見ても、心身になにかしらの疾患を抱えていることが分かります。

それでいて、社会から孤立していることや経済的な困窮を理由に、自ら支援を求めることができないのです。

ゴミ屋敷の住人は、その多くが心身に疾患を抱えていながらも具体的な対策をしていないため、衛生状態や健康状態が悪く、突発的な疾病にもかかりやすいと言えます。

1-3.孤独死の条件③:ゴミ屋敷の住人は異変に気付かれにくい

孤独死が発見されるきっかけを見ると、ゴミ屋敷であることで、何か問題が生じた時に発見されにくいということが分かります。

参考:一般社団法人日本少額短期保険協会『第5回孤独死 現状レポート』

ゴミ屋敷の住人は、日頃から近隣とトラブルを起こしていたり、家族と疎遠にしているケースが多いため、音信不通を心配しての訪問は、残念ながら少ないと言えるでしょう。
加えて、普段から異臭や害虫の発生源となっていることも多く、郵便物などが溜まっている場合も、外から判別が付きにくいのです。

ゴミ屋敷の中で事故が起きたり、急病で倒れたりなどの異変が生じても、そのまま気付かれることなく時間が過ぎてしまうのです。

2.ゴミ屋敷で孤独死が起こる原因

ゴミ屋敷が孤独死につながる直接的な理由は、以下のふたつの原因が重なることによるものです。

  • ゴミ屋敷ならではの事故や病気の危険
  • 異変が外から気付かれにくい環境

どんな危険があるのか、なぜ異変が外から見えにくいのか、それぞれ詳しく解説していきます。

2-1.ゴミ屋敷ならではの事故や病気の危険

ゴミ屋敷の中は、通常の室内よりも死につながる危険が多いのです。

具体的には、以下のような危険です。

  • 急な疾病
  • 火災
  • 転倒事故

それぞれ分かりやすく説明していきましょう。

2-1-1.急な疾病の起こる危険

ゴミ屋敷の中で、エアコンのリモコンがゴミに埋もれて見つけることができず、猛暑の夏場に熱中症を起こしてそのまま意識を失ったと見られるケースが多発しています。

実際のところ、孤独死は夏場に増加する傾向があり、特に7月と8月だけで全体の2割を占めているのです。

参考:一般社団法人日本少額短期保険協会『第5回孤独死 現状レポート』

ゴミ屋敷の住人の中には、光熱費などの公共料金を滞納しているケースも少なからずあるため、たとえリモコンがあったとしても、電気が使えず猛暑をゴミの中で過ごすことになる場合もあります。

また、冬場にはこたつの中だけで生活していて、気付かぬうちに脱水症状を起こして意識を失い、そのまま帰らぬ人となるケースもよくあります。

2-1-2.火災の起こる危険

差し込んだままのプラグにホコリが溜まったりゴミが付着したりすることで発火し、火災が起こることがあります。

また、ライターやスプレー缶などがゴミに圧迫され、突然爆発することもあります。

「ゴミだらけでどこに何があるか分からない」というだけで、火災の危険性は一気に高くなるのです。

2-1-3.転倒事故の起こる危険

膝下ほどまで高く積まれたゴミの中を移動する中で、足を取られて転倒事故が発生します。

倒れた際の打ちどころが悪く、骨折などをして動くことができなくなったり、多量の出血で意識を失ったりするのです。

ゴミ屋敷で起きた孤独死の現場検証の結果で意外と多いのが、こうしたゴミ山での転倒と思われる事故なのです。

2-2.異変が外から気付かれにくい環境

ゴミ屋敷ではない場所で孤独死が起こると、それまでなかった異変に周囲が気づくことで、孤独死が早い段階で発覚します。

しかしゴミ屋敷の場合は、たとえ中で人が孤独死していても、周囲がその異変に気づくことが難しく、発見までに長い時間がかかることで、腐敗がどんどん進んで行くのです。

どんな異変があり、なぜ気付かれないものなのか、順に見ていきましょう。

2-1-1.死臭に気付かれにくい

孤独死をした場合、まず周囲が気づくのが、明らかな臭いの変化です。

いわゆる死臭と呼ばれる、人体が腐敗する際に発生する強烈な臭いですが、ゴミ屋敷ではもともと多量のゴミから発生する悪臭があるため、死臭が紛れてしまうのです。またゴミに臭いが染みつき外部に死臭が漏れ出すことが遅くなります。

ゴミ屋敷の住人自身がゴミの悪臭を自覚し、悪臭を外に漏らさないように窓を閉め切っていたりする場合があったり、逆に近隣住民が悪臭を回避するために窓を開けないようにしていることもあるため、臭いそのものに気付かないという事情もあります。

2-1-2.害虫の増加に気付かれにくい

孤独死の特徴的な異変として、異臭とともに挙げられるのが、害虫や害獣の発生です。

しかしこれも、ゴミ屋敷では孤独死が起こる前から害虫や害獣の発生源となっている場合が多く、近隣住民は図らずも害虫や害獣の出現に慣れてしまっているのです。多少増加した程度では、異変とは受け取られません。

2-1-3.音や声に気付かれにくい

ゴミ山からの転倒により大きな音がしたり、助けを呼ぶための声を出したとしても、多量のゴミにより音が吸収されやすく、外に届きにくいのです。

また、ゴミ屋敷の住民は近隣トラブルを起こしているケースも多く、たとえ何かの物音が聞こえてきたとしても、できるだけ関わらないでおこうとやり過ごされてしまうこともあります。

3.ゴミ屋敷の始まりから孤独死が起こるまでの4つの段階

ゴミ屋敷の始まりから孤独死にいたるまでには4つの段階があります。
ゴミ屋敷がどのようにして起こり、どのような段階を経て孤独死に至るかをまとめると以下のようになります。

ゴミ屋敷の始まりから孤独死が起こるまで

  • 第一段階 ゴミ出しができなくなる
  • 第二段階 ゴミに囲まれていることに慣れる
  • 第三段階 ゴミの中で急病または事故に遭う
  • 第四段階 異変に気付かれず死に至る

それぞれの段階について、詳しく説明していきます。

3-1.第一段階:ゴミ出しができなくなる

ゴミ屋敷での孤独死の第一段階は、さまざまな理由でゴミ出しができなくなることから始まります。

具体的には、以下のような理由です。

  • 理由①ゴミを判別できない
  • 理由②ゴミを物理的に運べない
  • 理由③粗大ゴミを出すお金がない

それぞれの理由の背景を見ていきましょう。

3-1-1.理由①:ゴミを判別できない

判断能力の低下によって、ゴミの判別がつかなくなることがあります。

認知症など主に加齢による原因や、精神障害などにより、ゴミとゴミでないものの区別がつかなくなったり、自治体のゴミ出しルールを理解することができなくなるものです。

曜日や昼夜の感覚が喪失している状態で、燃えるゴミなのか資源なのかといった細かい分別をし、指定の場所にゴミを出すというのは、かなり難しい作業だと言えるでしょう。

3-1-2.理由②:ゴミを物理的に運べない

身体機能の低下によって物理的にゴミ出しができないことがあります。

出さなくてはいけないことは分かっているから出したいのに、怪我をしている、病気によって起き上がれない、痛みがあってゴミを持って歩けないなどの理由でゴミが出せない状態です。

ゴミの溜まり方としては、自分なりになんとか許せると思える場所から、段々とゴミ山が広がっていく傾向があります。

身体機能や判断能力の低下は、加齢によりだれにでも起こりうるものであると共に、適切な処置を取らないまま放置すれば、悪化こそすれ良くはならない性質のものです。人口の高齢化とともに、高齢者のゴミ屋敷が増えていくのは自然なこととも言えるでしょう。

3-1-3.理由③:粗大ゴミを出すお金がない

経済的困窮によってゴミの回収費用が払えないという場合があります。

また一方で、経済的には実際に困窮していなくても、「ゴミに使うお金はない」という価値観を持っている場合もあります。

前者の場合は自分の不用品が溜まっていくだけですが、後者の場合、人の出した粗大ゴミを自宅に持って帰るケースもあり、ゴミの量と増えるスピードの速さ、繰り返す傾向のあることが特徴です。

3-2.第二段階:ゴミに囲まれていることに慣れる

家の中にゴミがある状態がしばらく続くと、ゴミそのものの存在に慣れてきます。

対応能力がついてきて、鼻を突く悪臭に麻痺し、足の踏み場がないことでさえも「問題なく」生活できるようになるのです。

人が訪問してくることもないため、「自分ひとりであれば特に支障はないし、家の中だけのことで人に迷惑をかけているわけではないから大丈夫」という視野狭窄に陥ります。

3-3.第三段階:ゴミの中で急病または事故に遭う

2-1.ゴミ屋敷ならではの事故や病気の危険でご紹介したような、急な疾病、転倒などによって動けなくなったり意識を失くしたりします。

急な疾病は、すでにお伝えした熱中症や脱水症状に加え、心筋梗塞や脳梗塞など、血栓による血管の詰まりによるものも多く見られます。

ゴミ屋敷に住むことで食生活や運動習慣が悪化していき、血液がどろどろになることで血栓ができやすくなるのです。

3-4.第四段階:異変に気付かれないまま死に至る

2-1-3.音や声に気付かれにくいでお伝えしたように、音に気付かれることがないために助けが来ないことで、死に至ります。

そして死臭や害虫といった孤独死のサインもゴミ屋敷そのものの影響と捉えられることで、発見が遅くなり、腐敗が進んでいくのです。

女性の方がゴミ屋敷になりやすいの?

「ゴミ屋敷にしてしまうのは女性が多い」と言われることがあります。

しかし実際のところ、ゴミ屋敷対策を行っている横浜市の調査によると、ゴミ屋敷そのものの発生件数は、男性の方が3分の2近くを占めています。

参考:横浜市『第5回 横浜市建築物等における不良な生活環境の解消及び 発生の防止に関する審議会』

女性の場合は本人に自覚があることが多いため、回収業者などに自ら依頼することで発覚する件数が多いのです。

一方、男性は「人に迷惑をかけているわけではない」と考えていたり、人の手を借りることを嫌がったりする傾向があるため、あまり表面化することが多くなく、転居や行政の調査、近隣からの連絡などで初めてゴミ屋敷だったと判明することがあります。

メディアなどでは女性のゴミ屋敷が取り立てて騒がれがちですが、公的な調査によると、むしろ男性の方がゴミ屋敷にしてしまう傾向が強いと言えます。

4.ゴミ屋敷で孤独死させないための対策

これまでにも何度もお伝えしていますが、ゴミ屋敷で孤独死が起きると、発見が遅れやすく遺体の腐敗が進んでしまう可能性が非常に高いものです。

孤独死が起きると、悪臭や病原菌を持った害虫による感染症の危険だけでなく、周辺の不動産価値まで下げるほどの影響を与えます。たとえ孤独死が起きなかったとしても、火事の出火元となる可能性も高いのです。

悲惨な事態を起こさせないよう、家族の住む家がゴミ屋敷になってしまったら、早めに対策を打っておく必要があります。

あなたの大切な人がゴミ屋敷に住んでいる場合にとるべき対策は、以下の順番で3つです。

  1. ゴミ屋敷のゴミを片付ける
  2. 心身状態の改善を図る
  3. 見守りサービスを取り入れる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

4-1.ゴミ屋敷のゴミを片付ける

まずはゴミ屋敷の清掃が何より先決です。

ゴミ屋敷の清掃は、一般的な不用品の回収業者ではなく、特殊清掃業者にゴミの回収と清掃を依頼します。

なぜなら、堆積したゴミは下の方に行くほど質量が重くなり、床や壁に張り付いて固まっているため、単に「たくさんのゴミ袋をどかす」という作業では済まないからです。

ゴミから滲み出た何らかの液体が、床板を侵食してしまっているケースもよくあるものです。

業者に清掃を頼むと費用はかかりますが、自力で行うよりもはるかに短い時間ですべてのゴミが片付きます。

ゴミ屋敷のゴミ捨ては、硬化したゴミを以下のように分別した上で、それぞれに適した廃棄方法とタイミングで捨てることになります。

  • 燃えるゴミ
  • 燃えないゴミ
  • 危険物
  • 資源物
  • 家電
  • 家具
  • 粗大ゴミ

非常に長い時間と膨大な手間がかかるため、自力で行おうとすると、先行きが見えなくてそもそも手がつけられなかったり、途中で挫折してしまう危険性も高いものです。

ゴミをひとつどかすたびに下から害虫が飛び出してくることも多いため、精神面でも衛生面でもかなりのダメージを受けるでしょう。

ゴミ屋敷の清掃は、無理をして自力で行うよりも、できるだけ早く特殊清掃業者に任せるべきです。

4-2.心身状態の改善を図る

ゴミが出せなくなった原因の改善を試みます。

具体的には、以下のようなことをします。

  • 福祉サービスを利用する
  • 施設に通わせたり入所させたりする
  • 病院に通わせたり往診をお願いする

いずれの場合も、定期的にだれかが来てくれたり、逆に本人が出向くことで安否確認にもなります。

実際には個々人で状態もさまざまなので、それぞれの専門家の意見を仰ぎながら、本人の症状と希望に合ったケアを探していきます。

4-3.見守りサービスを取り入れる

見守りサービスとは、離れて暮らす家族の状態を確認し、状況に応じてサポートするサービスや商品の総称です。

主に以下のようなものがあります。

接触型
電気ポットなどのスイッチを本人が押すことで、本人が活動していることを離れた場所からでも知ることができるもの。

非接触型
カメラや人感センサーなどで、本人が活動していることを離れた場所からでも知ることができるもの。
センサータイプのものは、異常があった場合に、提供している会社のスタッフが駆けつけてくれるサービスもある。

対面型
郵便局や電気・水道会社などの専任スタッフが、定期的に自宅を訪れて安否確認をするもの。
食事の宅配業者が、食事と一緒に毎日朝夕の安否確認の報告をしてくれるものもある。

仕事や家庭の都合で同居することが難しかったり、施設の入所に空きがなかったりする場合、見守りサービスを活用することは、万が一の異変をできるだけ早く察知するのに非常に有効です。

5.ゴミ屋敷で孤独死が起きた時の対処法

対策を取ろうとしていたのに間に合わなかったり、どうしても本人がゴミ屋敷の清掃を拒むなどの理由で、実際にゴミ屋敷で孤独死が起きてしまった場合にはどうすればいいものでしょうか。

家族がゴミ屋敷で孤独死した場合は、直ちに遺体の火葬と特殊清掃が必要になります。
連絡を受けたら、すぐに火葬と特殊清掃についての手配をしてください。

火葬と特殊清掃それぞれの大まかな流れは、以下の通りです。

火葬までの流れ

  1. 警察や賃貸住居の管理人からの孤独死の連絡
  2. 葬儀社の手配
  3. 遺体の引き取り
  4. 死亡届の提出
  5. 火葬

特殊清掃までの流れ

  1. 警察や賃貸住居の管理人からの孤独死の連絡
  2. 特殊清掃業者の手配
  3. 警察による入室許可
  4. 特殊清掃の実地

家族の孤独死という衝撃の中ではありますが、公衆衛生の観点から、悪臭や害虫・害獣の被害を周囲に拡散させないことが、遺族の努めになります。

不慣れな手続きもたくさんありますが、どうぞ落ち着いてひとつひとつ対応してください。

家族がゴミ屋敷で孤独死し、遺体の腐敗が進んでしまった場合の対応について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

なお、もしもゴミ屋敷で家族が孤独死しているのをあなた自身が発見した場合には、以下のことに気をつけて、速やかに警察に連絡してください。

  • 室内のものを触らない
  • 換気をしない
  • 水を流さない

家族の孤独死を発見してしまった場合の対応について把握しておきたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

完全消臭で孤独死現場のゴミ屋敷を復活

もしもあなたの家族がゴミ屋敷に住んでいたり、ゴミ屋敷で孤独死してしまったというのであれば、特殊清掃の専門家集団である株式会社リスクベネフィットにまずはご相談ください。

株式会社リスクベネフィットは、全国の特殊清掃業者をつなぐ業界最大手の専門家集団です。

特殊清掃における以下のような強みを持っています。

  • 過去8,000件以上の豊富な実績
  • 自社特許技術で完全消臭が実現可能
  • 清掃中も清掃後も臭いの視覚化を実現
  • 国際機関(WHO・CDC)の認定を受けた、新型コロナウィルスにも対応した唯一の除菌工法

清掃時には、特殊光を用いて臭いの発生源である体液残りを確認しながらの清掃を繰り返すほか、清掃後にも専用の機械を使って数値化して提示することができます。

これは、賃貸住宅の原状回復を求められた場合にも、管理者に提出できる唯一のエビデンス(証拠)となるものです。

「近隣の方にできるだけ迷惑をかけたくない」「もしも残せるなら残して欲しい遺品がある」という遺族様にとっても、「賃貸住宅の価値をできるだけ落としたくない」という管理者様にとっても、高い清掃品質で応えられるのはリスクベネフィットならではです。

確実で高品質なゴミ屋敷の特殊清掃は、ぜひリスクベネフィットにお任せください。

6.まとめ

今回は、ゴミ屋敷と孤独死について解説してきました。

ゴミ屋敷の中では、死につながる危険が多いだけでなく異変が外から見つけられないことで、孤独死が起こりやすいということをお伝えしました。

ゴミ屋敷の始まりから孤独死が起こるまでの流れを、もう一度確認しておきましょう。

ゴミ屋敷の始まりから孤独死が起こるまで

  • 第一段階 ゴミ出しができなくなる
  • 第二段階 ゴミに囲まれていることに慣れる
  • 第三段階 ゴミの中で急病または事故に遭う
  • 第四段階 異変に気付かれず死に至る

ゴミ出しができなくなる理由は以下のようなものですが、すべての理由が複合的に絡み合っている場合もあります。

  • 理由①:ゴミを判別できない
  • 理由②:ゴミを物理的に運べない
  • 理由③:粗大ゴミを出すお金がない

この理由①や②については、加齢によってだれにでも起こりうることだということも、ぜひ覚えておいてください。

そして、家族をゴミ屋敷で孤独死させないための対策は、以下の通りです。

  1. ゴミ屋敷のゴミを片付ける
  2. 心身状態の改善を図る
  3. 見守りサービスを取り入れる

この記事が、ゴミ屋敷での孤独死という哀しい事態を少しでも減らし、あなたの大切な家族を守るお役に立てますように。最後に筆者よりもう一度お願いいたします。

ゴミ屋敷は孤独死のシグナルです。
家族の異変を見逃さないで上げてください。救える命がそこにはあるのです。

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