ゴミ屋敷を最短でリフォームするための手順と費用・注意点を解説

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ゴミ屋敷を最短でリフォームするための手順と費用・注意点を解説

「ゴミ屋敷をリフォームしたいけど、何から手をつければいいんだろう?」
「具体的にどれくらいの日数や費用がかかるんだろう?」

そう考えてこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。

ゴミ屋敷をリフォームするために必要な情報が一目でパッと理解できて、すぐ行動に移せたら理想的ですよね。

しかしゴミ屋敷のリフォームに関しては専門的な情報が少ないため、何から手をつけていいかわからないという方も多いでしょう。

1.ゴミ屋敷のリフォーム基礎知識

ゴミ屋敷のリフォームに関してはまとまった情報が少なく、そもそも「ゴミ屋敷はリフォームできるのか?」という疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

結論から言うとゴミ屋敷のリフォームは可能です。

ただ、ゴミ屋敷のリフォームは通常のリフォームとは異なります
まずはここでゴミ屋敷ならではのリフォームに関する基礎知識を整理しておきましょう。

1-1. ゴミ屋敷のままだとリフォームは請け負ってもらえない

ゴミ屋敷の場合、リフォームを業者に依頼してもまず請け負ってもらえません。

リフォーム業者はあくまで住居を改装する専門家であって、ゴミの撤去や清掃に関しては専門外です。

そこでゴミの撤去や清掃に関しては、自分で行うか専門の業者に依頼する必要があります。

その後壁や床、天井の張り替え、キッチン・風呂・トイレの取り替えなどの改装をリフォーム業者に頼む流れとなります。

ゴミ屋敷の場合、リフォームを業者に依頼してもまず請け負ってもらえません。

リフォーム業者はあくまで住居を改装する専門家であって、ゴミの撤去や清掃に関しては専門外です。

そこでゴミの撤去や清掃に関しては、自分で行うか専門の業者に依頼する必要があります。

その後壁や床、天井の張り替え、キッチン・風呂・トイレの取り替えなどの改装をリフォーム業者に頼む流れとなります。

1-2.ゴミ屋敷をリフォームすべきケース

ゴミ屋敷の場合、ただゴミを撤去・清掃するだけでは、ゴミ屋敷になる前の快適な住まいには戻らないことがあります。
そんなときは部分的、もしくは大掛かりなリフォームが必要となります。
ここからは具体的にどういう状態だとリフォームすべきなのかを解説していきます。

1-2-1. 壁・床・天井をリフォームすべきケース

  • 腐敗している、カビが取れない
  • 大きく変形している
  • 水分や液体が染み込んでいる

壁や天井などが腐敗している場合は、張り替えが必要です。
さらに壁や天井を通して芯材まで腐敗が進んでいる場合は、腐食した箇所を切り取って補強するリフォームが必要になることもあります。

またゴミを長期間放置していると、ゴミの重みで床が大きく沈んで変形してしまうことも。
床を平らに戻すには床の張り替えのリフォームが必要となります。

ゴミ屋敷の場合、ゴミが溜め込まれて悪臭を放つケースがほとんど。
ゴミから出た水分や液体が床や壁に染み込むと、ゴミを撤去するだけでは悪臭は収まりません。
そのときは悪臭の原因となる壁や床を張り替えるリフォームが必要です。

1-2-2. トイレをリフォームすべきケース

  • 手洗い菅から水が出ない
  • 便器の水が流れない
  • 壁や床に液体が染み込んでいる

ゴミ屋敷の場合、トイレにまでゴミが溜まり長期間使われていないこともあります。

長期間使われないまま放置されたトイレは、タンクが劣化して手洗い菅から水が出なかったり、古い尿や便の汚れが便器に固着して排水できないことも。
そうなると便器そのものを取り替える必要があります。

また、周辺に飛び散った尿や便などの汚物が、壁や床に染み込んで異臭を放つこともあります。
そうなると壁や床の取り替えが必要です。

1-2-3. 浴室をリフォームすべきケース

  • 水が出ない、流れない、水漏れ
  • 頑固な汚れやシミがある
  • 壁やタイルにカビが生えている

蛇口から水が出ない場合や水が漏れている場合は、自力で解決することが難しいので修繕や取り替えなどのリフォームが必要になります。
排水管に汚れが固着して水が流れない場合も、排水管の取り替えが必要です。

また水気の多い浴室はシミや汚れが落ちにくい場所。
浴槽に通常の清掃作業では落とせない頑固なシミや黄ばみ、汚れなどがある場合は浴槽を丸ごと取り替える必要があります。

そして浴室の壁やタイルにはカビが生えやすいもの。
こちらも清掃作業で取りきれない場合は張り替えのリフォームを施すことになります。

1-2-4. キッチンをリフォームすべきケース

  • 水が出ない、流れない
  • シンクの錆やカビが取れない
  • コンロの油汚れが取れない

シンクの水道から水が出ない場合は蛇口の内部が劣化、もしくは汚れによって詰まっていることが考えられます。
そうなると自力で解決することは難しいため、蛇口の取り替えが必要です。
また、排水管に汚れが溜まって水が流れなくなってしまった場合も、排水管を取り替えなければなりません。

他には清掃だけでは処理できない錆やカビ、油汚れがある場合はシンクごと、もしくはキッチンごと取り替える必要があります。

2.ゴミ屋敷の清掃からリフォームまでの全手順

ゴミ屋敷をリフォームすべきケースがわかったら、次はゴミ屋敷をリフォームする手順を把握しましょう。
全体の手順は以下の通りです。

前項でもお伝えした通り、ゴミ屋敷のままだとリフォームをしようとしても業者に断られてしまいます。
そのため、まずはゴミの片付けと清掃作業を終えてからリフォームを依頼しましょう。

ゴミの片付けと清掃作業の方法に関しては「自分で行う方法」と「業者に頼む方法」の2つがあります。
どちらの方がスムーズでお得にゴミ屋敷をリフォームできるのか解説するので、ぜひ参考にしてください。

2-1.【STEP1】ゴミを片付ける

リフォームをする前にまずはゴミを片付けなければなりません。
ゴミの片付けには以下の2つの方法があります。

  • 自分で片付ける
  • ゴミ屋敷を片付けてくれる業者に頼む

それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

2-1-1. 自分で片付ける

家具などの大きなゴミがない場合やゴミの量がそこまで多くない場合は、自力で片付けることができます。
自分で片付ける場合は以下の手順で進めましょう。

①自分で片付けるときの流れ

  1. スケジュールを決める
  2. 人員と道具を揃える
  3. 計画を立てる
  4. 害虫駆除をする
  5. ゴミを分別・片付け
  6. ゴミを搬出する

まずはゴミの収集日を確認し、どの日程だと効率よく進められるのかを計算して実行日を決めます。

早急に捨てたいのは腐敗の早い生ゴミや食べものの残骸なので、燃えるゴミの日の数日前〜前日に着手することをおすすめします。

その後可能なら手伝ってもらえる人に日程を連絡し、当日までに買い出しをして必要な道具を揃えておきましょう。

当日スムーズにゴミを片付けるためにも「誰がどの部屋の片付けから始めるのか」を決めてあらかじめ実行計画を立てておくことも重要です。

実行日前日は翌日の片付けをスムーズに進めるために害虫駆除を行いましょう。
ゴミ屋敷ではゴミの中や隙間に害虫が発生しているケースが多く、片付け中にいちいち手を止めて害虫の対応をしていると時間がかかります。
そこで前日に、くん煙タイプの殺虫剤を焚いておき、害虫の除去を行っておくと効率よく片付け作業を進められます。

実行日当日は、計画に基づいてゴミの分別・片付けを行います。
ゴミを片付けられたらゴミの種類と収集日に基づいて処分していきましょう。

より詳しい手順やコツは「ゴミ屋敷はどうすれば片付く?作業手順や自力で片付けるコツを紹介 」で解説しているので是非参考にしてみてください。

②自分で片付けるメリット

  • 業者に頼むより圧倒的に安く済む
  • ゴミの中身を他人に見られなくて済む

片付けを業者に頼むと数万円〜数十万円の費用がかかりますが、自分で片付けるならホームセンターで販売している道具を揃えるための千円〜数万円ほどに出費を抑えられます

そして業者に頼むと作業員にゴミ屋敷と化した家の中や、ゴミの中身まで全て見られてしまいます。
そのためどうしてもゴミの内容を他人に見られたくないなら、自分で片付けることをおすすめします。

③自分で片付けるデメリット

  • 時間と労力がかかる
  • 近隣住民にゴミ屋敷だとバレる可能性がある
  • 健康を害する可能性がある

ゴミ屋敷に積まれたゴミの全てを1つひとつ分別したり、粗大ゴミを自力で外に運び出したりする作業は体力と時間が大幅に奪われます
さらにゴミが片付いたとしても、ゴミを運搬しているときに近隣の住民から目撃されて、ゴミ屋敷だと勘づかれる可能性も。

さらにはゴミ屋敷の場合、害虫やカビなどの微生物が発生している可能性があるため、片付けをしている最中に体調を崩すこともあります。

「どうしても時間がなくさっさと片付けを終えてしまいたい」「近所の目が気になる」「体調を崩したくない」という場合は、業者に片付けを頼むことをおすすめします。

④自分で片付けるときの費用の目安

自分でゴミを片付けるときに必要な費用の目安は以下の通りです。

自分で片付けるときの費用目安

道具費用
ゴミ袋約3,400円 (70L10枚入約170円×20個)
軍手約400円 (12個入約400円)
マスク約300円 (7枚入約300円)
ビニール紐約500円 (1巻約250円×2)
ガムテープ約450円 (1個約150円×3)
はさみ約300円
カッター約300円
ダンボール約7,000円 (160サイズ10枚約3,500円×2)
殺虫剤(くん煙タイプ)約2,800円(1個約700円×4)
合計約15,450円

費用はゴミの量や種類によって大きく変わるため、あくまで目安として捉えておきましょう。

2-1-2. 業者に依頼して片付ける

ゴミ屋敷の片付けは、専門的に請け負っている業者に依頼することもできます。

①業者に依頼して片付ける手順

  1. インターネットで業者を探す
  2. 見積もりを取る
  3. 依頼する
  4. ゴミ屋敷の片付けスタート
  5. 完了

業者に依頼して片付けをしてもらう場合、まずはいくつかの業者から見積もりを取りましょう。
見積もりの内容を比較して、希望に近い条件で引き受けてくれる会社に依頼しましょう。

依頼が済めば、必要な手順は終了です。
実作業は全て業者が行ってくれるため、作業終了まで待ちましょう。

②業者に依頼して片付けるメリット

  • 時間と労力をかけずに済む
  • スピーティに終わる

ゴミ屋敷の片付け業者には、いくつものゴミ屋敷を片付けてきたプロのスタッフが揃っています。

自分で行うことは依頼のみで、ゴミの分別・片付けから搬出まで全て請け負ってくれるため、時間と労力をかけずにゴミ屋敷を綺麗にすることができます。

そして自分だけだと何日もかかる量のゴミでも、業者に頼めば1日以内で片付けを終えてくるスピード感も大きなメリットです。

「忙しくて片付けに時間をかけられない」「自分ではやりたくない」という方は業者に依頼することをおすすめします。

③業者に依頼して片付けるデメリット

  • 数万円〜数十万円のお金がかかる
  • 業者選びに迷う

自分で片付けを行う場合は1万円前後の費用で済みますが、業者に依頼すると数万円〜数十万円という費用がかかります

そしてゴミ屋敷の片付け業者は口コミなどの比較材料が少ないため、どの業者に依頼すればいいのかわからず迷ってしまうことも。
費用や内容の比較をしたい場合は、数社から見積もりを取って検討する手間がかかります。

④業者に依頼して片付けるときの費用目安

間取り費用目安
1R/1K30,000〜80,000円
1DK/1LDK50,000〜200,000円
2DK/2LDK95,000〜300,000円
3DK/3LDK160,000〜500,000円
4DK以上230,000円〜

上記の費用はあくまで目安であり、片付けの費用は

  • ゴミの量
  • ゴミの種類
  • 作業員の人数
  • トラックの数

といった要素によって大きく異なります。

片付け業者に依頼する場合は、事前にしっかり見積もりを取りどれくらいの費用がかかるのかを確認しておきましょう。

より詳しい費用が知りたい場合は「ゴミ屋敷片付け費用を実例を元に解説!費用を抑える4つのポイント」を参考にしてみてください。

2-1-3. 自分でやるか業者に頼むかの判断基準

自分で片付けるか業者に頼むか迷ってしまったら、以下のポイントに当てはまる場合は業者に依頼して見てください。

  • 粗大ゴミが大量にある
  • 室内の半分以上の高さがゴミで埋まっている
  • 水回りで水が出ない、流れない

粗大ゴミが大量にある場合やゴミの山が高く積み上がっている場合、自分だけでゴミの分別や搬出をするのはとても難しいので、業者に任せて作業してもらいましょう。

また水回りが使えない場合、片付け作業をしながら汚れを拭き取ったり飲み残しを捨てることができないため、プロに任せることをおすすめします。

2-2.【STEP2.】清掃作業をする

ずっとゴミが溜まっていた室内には、細かなゴミや汚れ、目に見えない埃や菌が滞留しています。
そのためゴミを片付けるだけでなく清掃作業も必要です。

清掃作業も片付けと同じように

  • 自分で清掃する
  • ゴミ屋敷を清掃してくれる業者に頼む

の2種類の方法があります。

それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

2-2-1. 自分で清掃する

ゴミ屋敷の片付けが終わった後の清掃作業も、自分で行うことができます。
その場合、準備すべき道具や手順は一般的な清掃と大きな違いはありません

①自分で清掃するときの流れ

  1. 道具を用意する
  2. ほうきとちりとりでゴミやチリと取り除く
  3. 床や壁などを拭き取る
  4. アルコールで除菌

まずはほうきやちりとり、雑巾など必要な道具を準備します。

道具が準備できたら、早速清掃に取り掛かりましょう。
最初にほうきとちりとりで取り除けるゴミを全て除去します。
ゴミが溜まっていた後では害虫や菌などが繁殖している可能性があるので、室内用の掃除機は使わず専用のほうきとちりとりを準備しておくと良いでしょう。

ゴミを取り終わったら、モップや雑巾で壁や床などの汚れを拭き取ります。

汚れが取れにくい場所は中性洗剤を使用します。

拭き上げが終わったら、アルコールで消毒をすれば清掃は終了です。

②自分で清掃するメリット

  • 費用が安く済む
  • 汚れた室内を他人に見られなくて済む

自分で清掃作業を行う場合、かかる費用はほうきやちりとりなどの道具を揃えるための数千円で済みます。
そして汚れやカビ、腐敗などで傷んだ家の中を他人に見られなくて済むことも大きなメリットです。

「費用を抑えたい」「どうしても家の中を他人に見られたくない」という場合は、自分で清掃することをおすすめします。

③自分で清掃するデメリット

  • 健康を害する可能性がある
  • 手作業では汚れを落とすのに限界がある

ゴミが溜まった後の室内は、人体に悪影響を及ぼす害虫や微生物などが発生している可能性があります。
清掃をするときに衛生面で対策を怠ると、こうした害虫や微生物が呼吸や皮膚から体内に侵入し体調を崩す可能性があります。

そして長年ゴミ屋敷として放置された室内だと、手作業だけでは落とせない汚れやカビもあるでしょう。
その場合は業者に依頼することになります。

【臭いがひどいケースの対処法】

ゴミの片付けと清掃作業が終わった後でも悪臭が残るケースがあります。

  • 徹底的に換気を行う
  • 衣類や布類など臭いが染み込みやすいゴミを全て撤去する
  • エアコンや排水溝の清掃をする

これらを実行してもなお臭いが取れない場合は、自力での解決は不可能なので消臭を行ってくれる専門業者に依頼してみましょう。 臭いの原因や対処法について知りたい場合は「ゴミ屋敷はなぜ臭い?5つの原因と10の対処法」を参考にしてみてください。

④自分で清掃するときの費用目安

道具費用
ほうき約400円
ちりとり約1,000円
バケツ約400円
モップ約1,200円
雑巾約1,200円 (10枚入約400円×3)
中性洗剤約1,500円 (1本5kg)
アルコールスプレー約1,200円 (1本約400円×3)
合計約6,900円

自分で清掃を行う場合、道具を揃えるのにおおよそ1万円以内で収まります。
できるだけお金をかけずに清掃を行いたい場合は、自分で清掃作業を行ってみてください。

2-2-2. 業者に依頼して清掃する

清掃作業に関しても時間や手間をかけたくない場合は、業者に任せてしまうことも可能です。

①業者に依頼して清掃する手順

  1. インターネットで業者を探す
  2. 見積もりを取る
  3. 依頼する
  4. ゴミ屋敷の清掃スタート
  5. 完了

業者に清掃を依頼する場合も、片付けを依頼する手順と同じです。
複数から見積もりをとり、条件に合う業者に依頼しましょう。

業者によってはゴミ屋敷の片付けと清掃を一緒に請け負ってくれるところもあります
その場合は片付けと清掃、両方の見積もりを一度にお願いしましょう。

業者に依頼して清掃するメリット

  • 時間と手間がかからない
  • 手作業では取れない汚れも落としてくれる
  • 害虫駆除や殺菌、消臭も行ってくれる

片付けを業者に依頼するのと同様に、清掃も業者に依頼すると時間と手間をかけずに終わらせることができます。

また、手作業だけでは取りきれない頑固な汚れがあっても、専用の洗剤と機器を使って取り除いてくれるのは大きなメリットです。

「リフォームが必要だろうな」と思っていたキッチンや浴室が業者の清掃で綺麗になり、リフォームする必要がなくなって費用が安く済むというケースもあります

そして業者によってはオプションでゴキブリやウジ虫などの害虫駆除や、菌やウイルスの殺菌、消臭作業まで行ってくれるところもあります。

③業者に依頼して清掃するデメリット

  • 数万円〜数十万円単位のお金がかかる

清掃を業者に依頼すると、数万円から数十万円という費用がかかります。
ただお金がかかる分だけ、デメリットよりもメリットの方が大きいとも言えます。

④業者に依頼して清掃するときの費用目安

間取り費用目安
1R/1K30,000〜250,000円
1DK/1LDK50,000〜300,000円
2DK/2LDK95,000〜550,000円
3DK/3LDK160,000〜800,000円
4DK以上230,000円〜

ほとんどの場合、ゴミ屋敷の清掃業者は片付けも一緒に請け負っているため、表の金額は「片付け+清掃」の費用目安だと捉えてみてください。

清掃にかかる費用も部屋の広さだけでなく、何をどこまで綺麗にするのかによって大きく変わってきます。
事前にしっかりと見積もりを取り、費用の大まかな目安を把握しておきましょう。

2-3.【STEP3.】リフォームを依頼する

ゴミの片付けと清掃が終わったら、いよいよリフォームに取り掛かります。
リフォームは以下の手順で進めていきましょう。

①リフォームの流れ

  1. リフォームする箇所を決める
  2. 予算を決める
  3. いくつかのリフォーム業者に見積もりを取る
  4. 比較・検討する
  5. リフォーム依頼
  6. 着工
  7. 完了・引き渡し

ゴミ屋敷からゴミがなくなり清掃を終えたら、「1-2.ゴミ屋敷をリフォームすべきケース」を参考にどの箇所をリフォームするのか検討しましょう。

リフォーム箇所を検討したら、次に解説するリフォームの費用目安表を参考に、大まかな予算を決めます。

予算が決まったらリフォーム業者に見積もりを依頼します。
1社ではなく複数の業者に見積もりを出して、相場感を掴みつつ内容を比較するのが望ましいです。

見積もりが出たら金額や予算を比較して、希望に合う業者に依頼します。

依頼が済んだら完成を待ちましょう。

②リフォームにかかる費用

リフォーム内容費用目安
壁紙の交換40,000〜150,000円
床の張り替え50,000〜250,000円
天井のリフォーム20,000〜350,000円
キッチンのリフォーム100,000〜2,000,000円
トイレのリフォーム30,000〜1,000,000円
お風呂のリフォーム30,000〜2,500,000円

リフォームにかかる費用は、箇所別に見ても大きな幅があります。

一口に壁紙の交換といっても、1部屋だけなのか全ての部屋なのかで当然費用は大きく変わります。

また、壁紙そのものの種類や質によっても値段が変わるため、目安にある最低限の料金だけで予算を組むことは避けましょう。

表からある程度の費用目安を立てておくのと同時に、リフォームにかけられる最大の予算をあらかじめ設定しておくと「最初に考えていた予算よりもたくさん必要だった!」という事態を避けられます

3.ゴミ屋敷のリフォームにおける業者選びのポイント

ゴミ屋敷のリフォームで最も大変なのは「業者選び」。

清掃業者、リフォーム業者とも数多く存在しており、どうやって業者を選べばいいのかわからない方も多いでしょう。

こちらでは業者を選ぶ上で気をつけるべきポイントを4つご紹介します。

無用なトラブルや過剰な請求に合わないためにも、必ず意識しておきましょう。

3-1. 複数の業者から見積もりを取って比較する

「業者を探すのは面倒だし、見積もりを依頼したところにそのまま頼んじゃおう」と思っていませんか。
面倒な気持ちはとてもよく理解できますが、見積もりはできるだけ複数の業者に依頼しましょう。

参考:日刊工業新聞『「リフォーム経験者の約8割が“複数業者を比較するべきだった”と回答」リフォームに関する実態調査(リショップナビ調べ)』

上記は30〜75歳までの男女2,400人のうち、リフォームの経験があると回答した40.6%の中から240人に行ったアンケート結果です。

「複数業者を比較・検討すべきだったか」という問いに対して

「そう思う」と「ややそう思う」を合わせると78.3%、約8割が「複数の業者を比較すべきだった」と回答しています。

そして理由の多くは「金額が妥当かどうか判断できない」というものでした。

プロでない限り、提示された金額や作業内容が妥当かどうかを1社の見積もりだけで判断することはできません。

清掃やリフォームを業者に依頼した場合、10〜100万円単位のお金がかかります。

それだけの大きな金額を無駄にしないためにも、必ず複数の業者から見積もりを取り、作業内容や金額を比較・検討しましょう。

3-2. 見積もりは3社に依頼するのがベスト

見積もりの数は多ければ多いほど、より客観的で信頼性の高い比較ができます。

ただ、1社ずつ見積もりを取るには大きな時間と労力がかかるのも事実。

そして見積もりの量が多すぎると、情報量が増えてしまいかえって1社に絞るのが選ぶのが難しくなることも。

適切な比較ができて、なおかつ情報量が多くなりすぎない数として見積もりは3社から取るようにしましょう。

3-3. 業者に依頼する内容を揃えておく

複数の業者から見積もるを取るときに大切なのは「依頼する内容を揃えておく」ことです。

例えば複数のリフォーム業者へ見積もりを取るときに

  • A社には「キッチンのリフォーム金額」と「トイレのリフォーム金額」
  • B社には「壁の張り替え金額」
  • C社には「トイレの排水管交換の金額」「床の修繕の金額」

とそれぞれ全く異なる内容で見積もりを取ると、3社で金額や内容の正確な比較ができなくなってしまいます。

適切な比較をするためには「前提条件を揃えておくこと」が最も重要です

先程の例でいうとA社、B社、C社の3社ともに「キッチンのリフォーム金額」と「床の張り替え金額」の見積もりを依頼すれば金額と作業内容の正確な比較ができるようになります。

複数の業者へ見積もりを取るときは、依頼する内容を統一して適切な比較ができるようにしましょう。

3-4. 複数の業者を比較するときにチェックすべきポイント

業者を比較するときは以下のポイントに注目して比較・検討してみましょう。

3-4-1. 極端に安い金額でないか

特殊清掃やリフォームはできるだけ安く済ませたいもの。
しかし極端に安い業者は避けましょう。

あまりにも安い場合は、必要な人員や作業工程が十分に確保されていない可能性も。
見積もりの段階では安い金額を提示しておき、作業後に追加の費用を要求される可能性もあります。

3-4-2. 単位や数量の詳細が記載されているか

見積もり書の数量や単価の欄に、詳細が記載されているかも確認しましょう。
何も書かれていない、もしくは全ての欄に「一式」とだけしか書かれていない場合は必要以上に費用が上乗せされている可能性もあります。

ただ料金の目安だけを伝える場合は「一式」と略されていることも多いため、詳細を聞いたときにしっかりと内容を説明してくれるかどうかで判断してみてください。

3-4-3. 作業人数が極端に少なくないか、作業日数・時間が極端に短くないか

他社の見積もりより作業人数があまりに少ない、もしくは作業日数があまりに短い場合も注意が必要です。
人員が足りず希望の作業工程が省かれる、もしくはスピードを謳うだけで作業がずさんな可能性もあります。

そうした見積もりは避けるか、なぜその人数や日数なのかをしっかりと説明してもらうようにしましょう。

3-4-4. 諸経費が全体の20%を上回っていないか

また、諸費用があまりにも大きい割合を占めている場合は、必要のない料金が上乗せされている可能性があります。

こちらも業者や作業内容によって割合が異なるため、全体の20%を超えてくるようなら何に使われる費用なのかを担当者に詳しく説明してもらいましょう。

3-4-5. 見積もり書の有効期限が極端に短くないか

見積もり書に期限があり期限失効まで数日しかない場合は、気持ちを焦らせて強引に契約にもっていこうとしている可能性もあります。

見積もり書の有効期限があまりに短い場合は「冷静に検討したいのでもう少し時間が欲しい」と頼み、誠実な対応をしてくれるかどうか見極めましょう。

4.リスクベネフィットならゴミ屋敷の片付けから清掃まで対応可能

特殊清掃のプロ集団であるリスクベネフィットでは、ゴミ屋敷の清掃はもちろん、消臭や除菌、害虫駆除まで対応可能です。

これまでさまざまなゴミ屋敷の片付け・清掃を依頼をこなしてきたエキスパート集団なので、どんな希望・条件にも力の限り対応します。

4-1. 特殊清掃と消臭のエキスパート

リスクベネフィットの大きな特徴は「消臭」の技術で特許を取得していること。
そのためゴミ屋敷からゴミを清掃し終えた後に残ってしまう臭いも、完全に消し去ることが可能です。

また、ゴミ屋敷の清掃と消臭を行う場合、床や壁を解体しなければいけないこともあります。
リスクベネフィットでは「解体工事業者登録」を届け出ているため、確実な技術をもったスタッフが、安心・安全に家の解体作業をおこないます。

4-2. 状況に応じてさまざまなコースが選択可能

ゴミ屋敷の清掃という特殊な状況では

「近隣の住人にバレたくない」
「できれば自分がいない仕事中に終わらせてほしい」
などの要望もあるでしょう。

リスクベネフィットには、状況に応じてさまざまなコースを選択できます。

  • メンズコース
  • レディースコース
  • 立ち合いなしコース
  • 隠密作業コース
  • 介護コース
  • 緊急対応コース
  • ナイトコース

希望する状況に合わせてゴミ屋敷をスムーズに片付け・清掃できるのが、リスクベネフィットの大きな特徴です。

ゴミ屋敷の片付け・清掃でお困りなら、ぜひリスクベネフィットにお任せください。
相談・見積もりは無料でお受けしているので、まずは気軽にご相談ください。

5.まとめ

この記事ではゴミ屋敷のリフォームについてご紹介しました。

  • ゴミ屋敷はそのままの状態だとリフォームを断られてしまう
  • ゴミ屋敷清掃とリフォームは別の業者に依頼する必要がある

この2つがお分かりいただけたと思います。

これらの前提を頭に入れた上でゴミ屋敷清掃からリフォームまでの手順を知ると、見積もりの依頼から実作業までがスムーズに進みます

ゴミ屋敷のリフォームをするにあたって、この記事ができるだけ適切な価格でスムーズに行えるよう力になれることを祈っています。

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