部屋から異臭がした時の解消方法!誰でもできる原因の特定と対策一覧

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部屋から異臭がした時の解消方法!誰でもできる原因の特定と対策一覧

何とも言えないイヤな臭いが部屋から漂ってくると、気分も沈んでしまいますよね。
一刻も早く対処して部屋から異臭をなくしたいものです。

実は部屋にただよう異臭には、9つの原因があることを知っていましたか

臭いの元になりやすい水回りから思いもよらない意外な部分まで、異臭の原因となるものは部屋の中にいくつも隠れています。

1.部屋の異臭の原因9つ

部屋の異臭の原因となる要素は主に以下の9つに分けられます。

  • 排水管の汚れ・トラブル
  • エアコンの汚れ
  • 寝具
  • カーテン
  • コンセント
  • キッチンの汚れ
  • トイレの汚れ
  • お風呂の汚れ
  • 靴・傘

どんな異臭がするのか、どこから異臭がするのかを元にして異臭の原因を特定してみましょう。

1-1.排水菅の汚れ・トラブル

部屋の異臭の原因として最も多いのは「排水菅のトラブル」。

台所やお風呂、トイレで使用した水を流す排水管は、異臭の原因としてまず疑っておく箇所です。

1-1-1.異臭がする理由

排水管から異臭がする原因としては以下が挙げられます。

  1. 排水口の汚れ
  2. ワントラップが正しく設置されていない
  3. 排水トラップの封水切れ
  4. 排水管と塩ビ管の隙間

一つずつ順番に解説していきます。

①排水口の汚れ

キッチンのシンクやお風呂には、排水菅に水を流すための「排水口」が設置されています。
排水口に設置されているゴミ受け周りにゴミや汚れが溜まると、雑菌が増えて悪臭を放ち始めます

雑菌が生きる上で水分は重要な要素。
キッチンやお風呂の排水口に一度雑菌が繁殖し始めると、定期的に水が流れることで雑菌は増殖していき臭いはどんどんひどくなる一方です。

キッチンやお風呂から異臭がする場合は、まず排水口に汚れが溜まっていないかを確認しましょう。

②ワントラップが正しく設置されていない

一般的に排水口のゴミ受けの下には「ワントラップ(排水トラップ椀)」と呼ばれるかぶせ物があります。

ワントラップを設置して外側に水を溜めると、下水から悪臭が逆流してくることを防いでくれます。
このワントラップがズレていたり、外側に溜めた水が乾燥してなくなっていると、下水からの悪臭が部屋に充満してしまいます。

③排水トラップの封水切れ

排水管にはワントラップの他にU字やS字、P字型の排水トラップが設置されていることがあります。
排水トラップの役割は曲線部分に水を溜めてシンクと排水管を隔て、害虫の侵入や下水からの悪臭を防ぐこと。

この曲線部分に溜めた水は「封水」と呼ばれ、封水が溜まっていない状態だと下水の悪臭が逆流して部屋の異臭となることがあります。

封水が切れている原因は大きく分けて以下の通り。

  1. 蒸発している
  2. 一気に水を流し込んだことで封水が押し出される(サイホン作用)
  3. 他の住人が大量に水を流したことで、排水管内の気圧が変わり押し出される
  4. 排水管内に溜まったホコリや髪の毛が水を吸い上げる

旅行や出張で長期間家を空けている、長期間水を流していないなどの理由で封水が蒸発している可能性があります。

特に夏場は気温が上がり、水を流さない状態が続くと封水が蒸発しやすい環境になっています。

またシンクや洗面台に水を溜めて一気に流した後などは、その勢いにつられて封水が流れ出てしまうことがあります。

そしてマンションやアパートなどはお風呂やトイレ、シンクなどの排水管は他の部屋の排水管と繋がっており、排水管を通っていく汚水は最終的に1つの管に集約されます。
そのため同じマンションに住む他の住人が大量に水を流すなどの行為をした場合、排水管内の気圧が変わり、封水が流れ出てしまうことがあります。

あと洗面台や排水管のこまめな清掃を怠ると、排水トラップに髪の毛やホコリ、糸くずなどが大量に溜まると、それらのゴミが封水を吸い上げて乾燥してしまうこともあります。

④排水管と床下の隙間

排水管と床下を繋ぐときは「塩ビ管」という配管部品が使われます。

この排水管と塩ビ管の接続部分に隙間があると、下水の臭いが漏れ出て部屋の異臭の原因となります。

「下水のような異臭がするけど排水口は特に臭わない」「シンク下の収納部分から異臭がする」という場合は、配管と塩ビ管に隙間がないかどうか確認してみてください。

1-1-2.どんな臭いか

排水管のトラブルによる異臭は
「生ゴミ、下水、ドブのような生臭いにおい」
が鼻につきます。

生臭いにおいが部屋に充満しているときは排水管のトラブルを疑ってみましょう。

1-1-3.異臭がする場所

  • キッチン
  • 洗面所
  • お風呂

排水口があるキッチンや洗面所、お風呂などの水場から異臭がする場合は、排水管のトラブルの可能性が高いです。

1-2.エアコンの汚れ・カビ

「特定の場所からではないけれど、何となく部屋が臭う」という場合はエアコンが異臭の原因である可能性があります。

1-2-1.異臭がする理由

  1. フィルターの汚れ
  2. エアコン内部の汚れ・カビ

エアコンからの異臭の原因は大きく分けて上記の2つに分けられます。

①フィルターの汚れ
エアコンフィルターは部屋の空気中に含まれるホコリを取り除き、ろ過する働きがあるため、放っておくとどんどんホコリが溜まります。
ホコリが溜まったフィルターを長期間放置していると、カビが発生して部屋へ異臭を放つ原因になります。
エアコンからの異臭が気になったらまずはフィルターの清掃から始めましょう。

②エアコン内部の汚れ・カビ
エアコンフィルターが空気中のホコリをろ過してくれますが、フィルターをすり抜けてホコリがエアコンの内部にまで侵入することがあります。
エアコン内部に侵入したホコリがどんどん溜まると、カビが増殖し異臭の原因となります。

フィルターの掃除をしてもエアコンからのカビ臭さや酸っぱい臭いが消えない場合は、内部の汚れが原因である可能性が高いです。

1-2-2.どんな臭いか

エアコンからの異臭は「カビ臭い」もしくは「酸っぱい臭い」が特徴です。
酸っぱい臭いがした場合は、エアコン内部のホコリや汚れから発生したカビが原因であることが多いため、エアコン内部への対策が必要になります。

1-2-3.異臭がする場所

  • リビング
  • 寝室
  • 子供部屋
  • エアコンを設置している部屋

エアコンが原因の異臭は、主にエアコンが設置してある部屋で起こります。
リビングや寝室などでカビ臭さや酸っぱい臭いがした場合は、エアコンの汚れ・カビを疑いましょう。

1-3.寝具

枕やシーツ、マットレスなど…「寝具」は肌に触れる機会も多く、異臭の元である可能性が高いものの1つ。
適度な洗濯や適切な方法で保管しないと臭いの元になります。

1-3-1.異臭がする理由

寝具から異臭がする理由は大きく分けて以下の3つがあります。

  1. 素材そのものの臭い
  2. 汗や皮脂
  3. カビ

①素材そのものの臭い
布団や枕の素材として使われている羽毛や羊毛は油分を多く含んでいます。
高温多湿な環境だと羽毛や羊毛に含まれている油分が溶け出し、異臭の元となってしまうのです。

購入して数日しか経っていない布団や、押し入れやクローゼットに長期間保管した後に布団から異臭がする場合は、素材から発せられる臭いである可能性が高いです。

②汗や皮脂
人間は寝ているときに約350mlもの汗をかくと言われています。
寝ているときにかいた汗や肌から分泌される皮脂は、シーツや布団に染み込み徐々に蓄積されていきます。

汗や皮脂自体は無臭ですが、空気中に含まれる菌や皮膚に常在する菌が布団に付着すると、汗や皮脂を分解して臭いの原因となるガスを出してしまうのです。

③カビ
先程も説明した通り、人間は寝ている間に汗をかき、その汗は布団に蓄積されます。
汗が染み込んで湿度が高まった布団はカビが生えるのに絶好の場所。

カビが生えた布団からはカビの臭いが漂うだけでなく、その空気を吸い込むことで体内にもカビを取り入れてしまうことになるため注意が必要です。
敷布団に吸収された汗などの水分は重力で下に落ちていくため、敷布団の表側よりも裏側の方がよりカビが生えやすいので注意しましょう。

1-3-2.どんな臭いか

  • 素材そのものの臭い ➡︎  獣臭い、油臭い
  • 汗や皮脂      ➡︎  汗臭い、酸っぱい臭い
  • カビ        ➡︎  カビ臭い、土臭い

寝具からの臭いは原因によってそれぞれ異なります。

買ったばかりの布団、もしくは長期保管後に動物のような獣臭い臭いがする場合は、素材そのものが原因である可能性が高いです。

汗臭さやカビ臭さが気になる場合は、寝具が不衛生である可能性が高いので清潔に保つ必要があります。

1-3-3.異臭がする場所

  • 寝室
  • 子供部屋

寝具からの異臭は寝室や子供部屋など、枕や布団、シーツが設置されている部屋から発生します。

1-4.カーテン

意外と臭いの原因として気づきにくいカーテン。
何年も窓にぶら下げたまま洗っていない、という方も多いのではないでしょうか。

カーテンは長期間放っておくと異臭の原因となるので注意が必要です。

1-4-1.異臭がする理由

カーテンは毎日窓辺に吊るされている状態で布の面積も大きいため、部屋の臭気が簡単に付着します。

臭いの原因となるのは、空気中に漂う料理の臭いやタバコの臭い、開け閉めするときに付着する汗や皮脂、窓枠に溜まったホコリなど。

カーテンがかかっている窓際は寒暖差が激しいため、湿ったり乾燥したり…を繰り返します。

するとカーテンに吸収された臭いの元やホコリを栄養分として、カビや雑菌が繁殖し異臭の原因となってしまうのです。

「エアコンをつけたり窓を開けたりしていないのに、部屋の中でずっと異臭がする」という場合はカーテンをチェックしてみてください。

1-4-2.どんな臭いか

カーテンからの異臭は「生乾きの臭い」「カビ臭い」「酸っぱい臭い」が特徴。

エアコンや換気に関係なく1日中同じ異臭がする場合は、カーテンが異臭の原因である可能性が高いです。

1-4-3.異臭がする場所

  • リビング
  • 寝室
  • 子供部屋
  • カーテンがかかっている部屋

カーテンからどんな異臭がするかは部屋の状態によって異なるため、「同じカーテンを使っているのにリビングと寝室で違う異臭がする」ということも起こり得ます。

1−5.コンセントのトラブル

部屋の異臭の原因として盲点でもある「コンセントのトラブル」。
ただコンセントのトラブルから発生する異臭は、独特な臭いなので原因の特定は比較的簡単です。

1-5-1.異臭がする理由

  1. コンセントとプラグの間に溜まったゴミやホコリの発火
  2. 延長コードやタコ足配線のショート

定期的な清掃を怠ると、コンセントとプラグの間にはホコリやゴミが溜まっていきます。
そのホコリやゴミが空気の湿気を吸い込むと発火しやすくなり、部屋に焦げ臭い異臭を放つ原因となります。

また延長コードやタコ足配線を使用していると、コンセント部分に過剰な負荷がかかりショートしてしまうことがあります。

すると部屋にプラスチックが焼けたような独特の異臭がする原因となるのです。

1-5-2.どんな臭いか

  • 焦げたような臭い
  • ゴムが焼けたような臭い
  • プラスチックが溶けたような臭い

焦げくささやプラスチック臭など独特で強烈な臭いがするため、コンセントによる異臭は原因を特定しやすいのが特徴です。

1-5-3.異臭がする場所

  • リビング
  • ダイニング
  • 寝室
  • 子供部屋
  • キッチン
  • トイレ
  • 洗面所
  • 廊下
  • コンセントのある部屋

コンセントは室内の至るところにあるため、様々な場所で異臭の原因となる可能性があります。

1-6.キッチン周りの汚れ

食材や水分、油分の多いキッチン周辺は異臭の原因である雑菌やカビの温床となります。

1-6-1.異臭がする理由

  1. コンロ周りの油汚れ
  2. 三角コーナーの生ゴミ
  3. 電子レンジの汚れ
  4. 冷蔵庫の蒸発皿

キッチンからの異臭の原因は主に上記の4つ。
目視での確認や臭いの元を辿りながら異臭の原因を探り当てましょう。

①コンロ周りの油汚れ
コンロの周りは料理中に飛び散る油で汚れていきます。
油はそのまま放置していると酸化して、部屋中に油臭いイヤな臭いを放ちます
料理中に飛び散る油は、コンロ周りだけでなく壁や床にまで届くこともあるため、しっかり拭き取ることが大切です。

②三角コーナーの生ゴミ
シンクに置いてある三角コーナーは、食材や水分が溜まり菌の温床となる箇所。
三角コーナーに溜まった生ゴミは何種類もの菌やカビが発生しやすく、異臭の原因となるので注意が必要です。

③電子レンジの汚れ
電子レンジを使用すると、食材が弾けたり汁が飛び散ったりしてレンジ内に付着することがあります。
こうしてレンジ内に付着した食材や汁を放置していると、徐々に菌が増えていき異臭の原因となります。

電子レンジは基本的に扉を閉じているので、意外と異臭の原因として気づきにくいもの。
また食材や汁が飛び散っていることに気づかず何度も利用していると、どんどん汚れが焦げついて落ちにくくなり、取り除くことが難しくなります。

④冷蔵庫の蒸発皿
冷蔵庫には冷却機から発生する霜をキャッチするための蒸発皿が設置されています。
蒸発皿に集まった霜は水分となって溜まり、蒸発して外に放出される仕組みです。

この蒸発皿に冷蔵庫内で冷やしていた食品の臭いが混じった霜が溜まって放出されると、異臭の原因になる場合があります。
また蒸発皿では常に水分が溜まっており、カビが発生して臭いの元となっている可能性もあるのです。

「冷蔵庫の中で異臭はしないけれど、冷蔵庫の上部や横から臭いがする」という場合は、排水皿をチェックしてみましょう。

1-6-2.どんな臭いか

  • コンロ周りの油汚れ ➡︎ 油っぽい臭い、生臭い
  • シンクの生ゴミ   ➡︎ 腐敗臭、生臭い
  • 電子レンジの油汚れ ➡︎ 油っぽい臭い、焦げ臭い
  • 冷蔵庫の蒸発皿   ➡︎ 生臭い、カビ臭い

キッチン周りの異臭は、食品や水分が原因であることから油っぽさや生臭さが鼻につきます。

1-6-3.異臭がする場所

  • キッチン
  • ダイニング
  • リビング
  • 廊下

キッチン周りの汚れから発生する異臭は、キッチンはもちろんのことキッチンに隣接するダイニングやリビング、廊下にも影響を及ぼします。

1-7.トイレの汚れ

トイレは便器だけでなくフィルターやタンクなど様々な箇所に汚れや菌が発生するので、異臭の原因を特定するためには細かくチェックする必要があります。

1-7-1.異臭がする理由

  1. 便器の汚れ
  2. タンク内のカビ
  3. 床や壁に飛び散った水分

トイレからの異臭の原因は、普段トイレを使用して溜まっていく汚れから、タンクやフィルターなど見えない部分の汚れまで実に様々です。

①便器の汚れ
トイレで用を足した後は水を流しますが、水だけでは流しきれない尿や汚物の成分が便器内に溜まっていきます。
便器内に残った尿を放っておくと、尿に含まれるリン酸カルシウムという成分が化学反応を起こして石化してしまいます。
この石化したものは「尿石」と呼ばれ、異臭や黄ばみの原因となってしまうため注意が必要です。

また便器の縁や便座の裏側などは水分が多く、こまめな掃除を怠るとカビが生えて異臭の原因となります。

②タンク内のカビ

トイレのタンク内には常に水が溜まっています。水分があるところはカビの温床となる場所

「何となくトイレの中が臭うけれど、尿のアンモニア臭とは違う」という場合は、タンク内のカビが異臭の原因である可能性があります。
何年もタンク内の掃除をしていない場合は、タンク内にカビが生えていないかどうかチェックしてみましょう。

③床や壁に飛び散った水分
トイレで用を足した後に水を流すとき、便器内の水が飛び散り床や壁に付着することがあります。
床や壁に付着した水に含まれる尿の成分は、菌によって分解されることでアンモニア臭を発生させます。これが異臭の原因となるのです。

「トイレの便器やタンクは掃除したのに、なぜか公衆便所のようなアンモニアの臭いが消えない」という場合は、床や壁からの異臭である可能性が高いです。

1-7-2.どんな臭いか

  • 便器の汚れ       ➡︎ アンモニア臭、汚物の臭い、カビ臭い
  • タンク内の汚れ     ➡︎ カビ臭い
  • 床や壁に飛び散った水分 ➡︎ アンモニア臭、汚物の臭い

トイレでの異臭はアンモニアや汚物の異臭、もしくはカビ臭さが特徴です。
どんな臭いがするかによってトイレのどこが異臭の原因かある程度判別できます。

1-7-3.異臭がする場所

  • トイレ
  • 廊下
  • トイレ近くの部屋

トイレが原因の異臭は、トイレ内の他に隣接する廊下や近くの部屋にまで影響を及ぼすことがあります。

1-8.お風呂の汚れ

水分が多くシャンプーや石鹸など菌にとっての栄養素が豊富なお風呂は、菌が繁殖しやすく異臭の原因となりやすい場所です。

1-8-1.異臭がする理由

  1. 床や壁の汚れ
  2. 浴槽の汚れ
  3. 追い焚き管の汚れ

お風呂の汚れによる異臭には主に上記の3つの原因があります。

①床や壁の汚れ

お風呂の床や壁には、汗や皮脂などの汚れの他にシャンプーやボディーソープなどが流れきれず付着しています。
そこに菌が付着して増殖すると、お風呂特有のモワッとこもったような汗臭さが漂います。

他にも水垢やカビなどが増殖し、カビの臭いの原因にもなります。

②浴槽の汚れ
入浴した後のお湯には皮脂や雑菌などが含まれており、入浴後にお湯を流したまま掃除を怠ると、浴槽内に皮脂が付着したままの状態となります。
この浴槽内に付着した皮脂に雑菌が生えて増殖したり、ピンク色の菌やカビなどが発生したりすると、異臭の原因となるので注意が必要です。

③追い焚き管の汚れ

お風呂の追い焚きには、温かいお湯を足していく「足し湯型」と、浴槽内のお湯を給油器に取り込んで温めてからまた戻す「循環型」の2種類があります。
追い焚きの方式が「循環型」である場合、入浴中の皮脂や雑菌が着いたお湯が追い焚き菅を通って給油器と浴槽内を行き来するため、追い焚き管の中には皮脂や雑菌が付着してしまいます。

追い焚き菅の中に付着した皮脂を栄養として雑菌が増殖すると、浴室内や湯船のお湯から異臭が発生することがあります。

1-8-2.どんな臭いか

  • 床や壁の汚れ   ➡︎ 汗臭い、生乾きの臭い、カビ臭い
  • 浴槽の汚れ    ➡︎ 生臭い、カビ臭い
  • 追い焚き管の汚れ ➡︎ 生臭い

浴室内の汚れが原因の場合、生乾きの雑菌臭や汗臭さがこもったような独特の異臭を放ちます。

1-8-3.異臭がする場所

  • 浴室
  • 脱衣所
  • 洗面所

お風呂の汚れから発生する異臭は、浴室内や浴室に隣接する脱衣所や洗面所にまで影響を及ぼすことがあります。

1-9.靴や傘

外出するときに利用する「靴」や「傘」は玄関や廊下に漂う異臭の原因となります。

1-9-1.異臭がする理由

靴を履くと汗や皮脂が付着し、その汗や皮脂を雑菌が分解することによって悪臭の原因となります。
汗や皮脂が付着したままの靴を靴箱に保管しておくと、靴箱の中に臭いが広がり大きな異臭の元となってしまいます。

そして異臭の原因として意外なのが傘。
雨が降り濡れたままの傘をそのまま閉じて放置すると、臭いの元となる雑菌やカビが繁殖します。

1-9-2.どんな臭いか

靴や傘から発生する異臭は「生乾きの臭い、カビの臭い」が特徴です。
玄関付近でこうした異臭が発生したら、使用した靴や傘を確認する必要があります。

1-9-3.異臭がする場所

  • 玄関
  • 廊下
  • 玄関に近い部屋

靴や傘が原因の異臭は、玄関や玄関に通じる廊下、近くの部屋にまで影響を及ぼします。

2.【原因別】部屋の異臭を除去する方法

上記で部屋の異臭と原因9つを紹介しました。

  • 排水管の汚れ・トラブル
  • エアコンの汚れ
  • 寝具
  • カーテン
  • コンセント
  • キッチンの汚れ
  • トイレの汚れ
  • お風呂の汚れ
  • 靴・傘

ここからはこれらの原因別に異臭を除去する方法と必要な道具をご紹介します
誰でもすぐに実行できる対策方法ばかりなので、原因が特定できたら早速実践してみてください。

2-1.排水菅の汚れ・トラブルの異臭対策

排水管の汚れやトラブルから生じる異臭の原因は主に以下の4つ。

  • 排水口の汚れ
  • ワントラップが正しく設置されていない
  • 排水トラップの封水切れ
  • 排水管と塩ビ管の隙間

それぞれの原因で異臭を除去する方法は異なるため、1つずつ詳しく解説します。

2-1-1.排水口の汚れが原因の異臭対策

排水口の汚れから発生する異臭を除去するには、排水口を掃除して清潔に保つ必要があります。

①キッチンの排水口が原因の異臭対策

【必要な道具】

必要な道具値段
ビニール手袋約300円
中性洗剤約150円
スポンジ約100円
歯ブラシ使用済みのものでOK
キッチンハイター(塩素系漂白剤)約250円
パイプクリーナー約250円
合計約1,050円

キッチンの排水口には油分や食品の汚れが付着して菌が発生し、悪臭の原因となります。

そのため油分の汚れを落とせる中性洗剤で掃除をし、最後に殺菌のためキッチンハイターを使用すると効果的です。

【異臭を除去する方法】

  1. 使い捨て歯ブラシでゴミ受けや排水口周りのぬめりを取る
  2. スポンジに食器用洗剤を染み込ませ、ゴミ受けや排水口周りを掃除する
  3. 洗剤を水で流したら、キッチンハイターをふりかけて5〜10分放置する
  4. しっかり水で流したらパイプクリーナーを入れて15〜30分放置する
  5. 水で流す

汚れが頑固な場合はキッチンハイターをかけて5〜10分ほど放置しておくと効果的です。
ハイターは強力な薬液なので、使用する際は必ずビニール手袋を使用しましょう。

②お風呂の排水口が原因の異臭対策

【必要な道具】

必要な道具値段
ビニール手袋約300円
浴室用洗剤約350円
歯ブラシ使用済みのものでOK。
カビキラー(塩素系漂白剤)約300円
パイプクリーナー約250円
合計約1,200円

お風呂の排水口は浴室用の洗剤で皮脂やシャンプーなどの汚れを落とし、排水管の中にクリーナーを入れて、カビキラーで殺菌すれば完成です。

【異臭を除去する方法】

  1. ゴミ受けに溜まっている髪の毛やゴミを取り除く
  2. 歯ブラシと浴室用洗剤でゴミ受けや排水口周りの汚れをとる
  3. 洗剤をしっかり流したらカビキラーを吹きかけて5〜10分放置する
  4. カビキラーをしっかり流してパイプクリーナーを入れて15〜30分放置する
  5. 水で流す

浴室用の洗剤は商品によって酸性である可能性があります。
酸性の洗剤はカビキラーなどの塩素系漂白剤と混ぜると、有毒ガスを発生させるため取り扱いには注意が必要です。
1つの薬液を使ったら、しっかり洗い流すまで別の薬液は使用しないようにしましょう。

2-1-2.ワントラップが正しく設置されていないときの異臭対策

キッチンのシンクや浴室の排水口と排水管の間には、ワントラップと呼ばれる悪臭を防ぐ装置が設置されていることがあります。
ワントラップがしっかり固定されていない場合は、正しい位置に設置し直すことが必要です。

ワントラップの表面には「開ける」「閉める」と印字されていることが多いので、ワントラップをしっかりと奥まではめこんでから回して固定してください。

2-1-3.排水トラップの封水切れのときの異臭対策

排水トラップの封水が切れているかどうかの確認方法と原因ごとの異臭対策方法をご紹介します。

①排水トラップの封水切れを確認する方法

排水トラップには大きく分けて上記の5種類があります。
シンクでよく使われている椀トラップは、排水口のフタを外せば周りに水が溜まっているかどうかの確認ができます。

他の4種類の排水トラップは目視での確認が難しいため、以下で紹介する異臭の対策法をおこなって異臭がなくなるかどうかを試していく必要があります。

②【封水切れの原因別】異臭対策法

排水トラップで封水切れを起こす原因は以下の通り。

  1. 蒸発している
  2. 一気に水を流し込んだことで封水が押し出される(サイホン作用)
  3. 他の住人が大量に水を流したことで、排水管内の気圧が変わり押し出される
  4. 排水管内に溜まったホコリや髪の毛が水を吸い上げる

「1.封水が蒸発している」「2.一気に水を流し込んだことで封水が押し出される(サイホン作用)」が原因の場合、蛇口から水を流して水を溜めましょう。
コップ1杯程度の水をゆっくりと流し、異臭が消えるかどうかを確認してください。
異臭が消えない場合は、さらにコップ1杯ずつ水を増やしていき異臭が消えるまで試しましょう。

「3.他の住人が大量に水を流したことで、排水管内の気圧が変わり押し出される」が原因の場合は、排水管を通気口つきのものに変えることで、排水管内の気圧の変化を防いで異臭を取り除くことができます。
排水管の設置は自身で行うことは難しいため、水道管の専門業者に依頼しましょう。

「4.排水管内に溜まったホコリや髪の毛が水を吸い上げる」が原因の場合、パイプクリーナーを使用して髪の毛やを溶かします
また排水口にネットを設置して、排水管の中にゴミが溜まらないようにしましょう。

2-1-4.排水管と塩ビ管に隙間があるときの異臭対策

排水管と塩ビ管の隙間が悪臭の原因である場合は、その隙間を埋める必要があります。

①必要な道具

必要な道具値段
防臭キャップ約500円
配管パテ約600円

(※どちらか片方だけでOK)

排水管と塩ビ管の隙間を埋めるには、防臭キャップか配管パテのどちらかを使用します。
防臭キャップは排水管が取り外せる場合に使用でき、1ヶ所につき1つ必要です。
配管パテは排水管が取り外せない場合に使用します。

②異臭を除去する方法

排水管がホース状で取り外しができる場合は、塩ビ管のサイズに適した防臭キャップをはめて異臭を除去する方法があります。

  1. 塩ビ管から排水管を取り外す
  2. 排水管に防臭キャップを取り付ける
  3. 排水管を塩ビ管に戻す

排水管を元に戻した後、水を流して水漏れがなければ問題ありません。
防臭キャップが排水管と塩ビ管の隙間を埋めてくれるため、異臭を防ぐことができます

排水管の取り外しが自力でできない場合は、隙間を埋めるパテを使用する方法もあります。
粘土のように柔軟性のある物質で、隙間にくっつけることで異臭を防ぐことができます。

2-2.エアコン汚れ・カビの異臭対策

エアコンが原因の異臭対策は、フィルターの清掃だけで済む場合と内部の洗浄が必要な場合とで対処法が異なります。

2-2-1.フィルター汚れの異臭対策

フィルターによる汚れが異臭の原因である場合、自力で解決できます。

①必要な道具

必要な道具値段
歯ブラシ使用済みのものでOK。
中性洗剤約150円

フィルターの清掃は水と洗剤でカビや汚れを取る作業を行います。

②異臭を除去する方法

  1. 軽く水で流しフィルターのホコリを取る
  2. 中性洗剤と歯ブラシで優しく掃除する
  3. 洗剤を水で流し、日陰で乾燥させる

フィルターは日が当たる場所で干すと変形する恐れがあるため、日陰で干すようにしましょう。

2-2-2.エアコン内部の異臭対策

エアコンのフィルターを清掃しても異臭が収まらない場合は、エアコン内部の汚れやカビが原因です。
エアコン内部への対策としては、まず「換気をしながら2〜3時間冷房運転する」方法を試してみましょう。
冷房運転させることでエアコン内部に発生した結露が、カビや汚れと一緒に排出されます。

それでもエアコン内部からの異臭が消えない場合、手の届かない内部の汚れやカビを取り除かなければなりません。
エアコンはフィルターより内側を自力で解体することはできないため、清掃業者に依頼して内部掃除を行ってもらう必要があります。

より詳しいお風呂の異臭除去方法が知りたい方はエアコンの異臭の除去方法|蓄積された生活臭が異臭の原因かもを参考にしてみてください。

2-3.寝具の異臭対策

寝具からの異臭対策は、寝具の使用頻度や保管方法によって異なります。

2-3-1.素材の異臭対策

購入してから数日しか経っていない布団や押し入れで長期保管した後の布団が臭う場合は、以下の方法を試してみてください。

  • 布団の中の空気を押し出す
  • 日陰で2〜3時間ほど干して乾燥させる

まずは布団内に溜まっている空気を押し出して、空気の入れ替えを行います。
その後日陰でしっかり干して布団を乾燥させ、湿気を取り除きましょう。
布団から湿気がなくなることで、素材に含まれた油分が溶け出すことがなくなり、臭いが抑えられます

布団は日の当たるところに干しても構いませんが、長時間干すと布団が傷んでしまうので30分〜1時間程度でおさめましょう。

2-3-2.汗や皮脂、カビの異臭対策

枕やシーツに汗や皮脂、カビなどが付着して臭いの元となっている場合は、洗剤と漂白剤を使って洗い落とします。

①必要な道具

必要な道具値段
ハイター(酸素系漂白剤)約250円
洗濯用洗剤約350円
歯ブラシ使い古しでOK
合計約600円

寝具の皮脂や汗、カビを取り除くには酸素系漂白剤が効果的です。

酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプがあります。
液体タイプはウールやシルクなど繊細な素材に使用できる反面、除菌力は弱まります。
粉末タイプは液体タイプより強力ですが、ウールやシルクなど繊細な素材を傷めてしまう可能性があります。
寝具の種類に合わせて、適したタイプの酸素系漂白剤を選んでみてください。

②異臭を除去する方法

  1. 浴槽に40℃前後のお湯を張る
  2. ハイターを入れて、汗や皮脂・カビが付着した寝具を30分〜1時間ほどつけおきする
  3. カビなど目立つ汚れがある場合は歯ブラシでこすり落とす
  4. 洗濯機で洗濯し、天日干しする

洗濯をする前にまず酸素系漂白剤に寝具をつけ込みましょう。
酸素系漂白剤は冷たい水よりも40℃前後のお湯の方が効果を発揮します
ただお湯が熱すぎると除菌効果が弱まってしまうため、適温を保つことが大切です。

酸素系漂白剤につけ込めたら、あとは普段通りの洗濯方法で洗濯し乾燥させます。

2-4.カーテンの異臭対策

カーテンはタバコや食べ物、体臭など部屋の臭気を吸い込むことで異臭の原因となります。
洋服や寝具と同じように、布製品であるカーテンもこまめな洗濯が必要です。

カーテンは洗濯機で洗える素材と洗えない素材の2タイプがあります
洗濯表示マークを確認し、家庭用洗濯ができるのかどうかを確認しましょう。

洗濯に関するマークが上記だった場合、家庭洗濯不可なのでクリーニングに出しましょう
以下では家庭で洗濯する方法についてご紹介します。

①必要な道具

必要な道具値段
ハイター(酸素系漂白剤)約250円
洗濯用洗剤約350円
歯ブラシ使い古しでOK
合計約600円

漂白剤を使用できるカーテン素材の場合は、酸素系漂白剤でつけ置きするのが効果的です。
その後洗剤を使用して洗濯機 or 手洗いで洗浄します。

②異臭を除去する方法

  1. カーテンフックを外す
  2. あらかじめホコリをはらっておく
  3. 浴槽に40℃前後のお湯を張る
  4. ハイター(酸素系漂白剤)を入れて、30分〜1時間ほどつけおきする
  5. カビや汚れがついている場合は、歯ブラシでやさしく取る
  6. 洗濯機 or 手洗いで洗濯し、日陰で干す

カーテンはまず洗濯する前に、カーテンフックを外してから掃除機をかけたりベランダで振り払ったりして、あらかじめホコリを取り除いておきましょう。
その後に酸素系漂白剤につけ置きして臭いの元を除菌すると効果的です。
ただしカーテンによっては漂白剤を使用できない素材もあるため、洗濯表示マークで漂白処理記号を確認しましょう。

左2つの表記である場合は、酸素系漂白剤を使用したつけ置きが可能です。

右の表記だった場合は漂白剤を使用できないので、つけ置きの工程を省略した以下の手順でカーテンを洗浄しましょう。

  1. カーテンフックを外す
  2. あらかじめホコリをはらっておく
  3. カビや汚れがついている場合は、歯ブラシと洗濯用洗剤でやさしく取る
  4. 洗濯機 or 手洗いで洗濯し、日陰で干す

カーテンは素材の取り扱いや型崩れに注意しながら洗濯する必要があります。
歯ブラシを使用してカビや汚れを取り除くときは、素材を傷つけないように力を入れすぎないよう注意しましょう。

その後洗濯表示マークに従って、洗濯機か手洗いで洗剤を使用して洗濯します。
洗濯機で洗う場合は、カーテンの折り目にそって折り畳み、ネットに入れて洗濯しましょう。
脱水機能を使用する場合は、カーテンの型崩れを避けるため1分以内と短めに時間を設定してください。

乾燥は色変わりしないよう天日干しは避け、日陰で干します。
カーテンレールに戻してそのまま乾燥させると、シワが伸びて型崩れしないのでおすすめです。
室内で乾燥させたくない場合は、物干し竿を2本使用し、カーテンを伸ばすようにして日陰に干しましょう。

2-5.コンセントによるトラブルの異臭対策

コンセントから焦げ臭い異臭がする場合は、火災に繋がる恐れもあるためすぐに対策する必要があります。

2-5-1.コンセントがショートしたときの異臭対策

コンセントから焦げ臭いがする場合は、内部の電線がショートしている可能性が高いため業者に依頼してすぐに修理をしてもらいましょう。

コンセント内部の修理は「電気工事士」の資格がなければ行えません。
自力で解決しようとして無理にコンセントを解体せず、すぐに業者を呼んで対策してもらいましょう

2-5-2.延長コードやタコ足配線のショートのよる異臭対策

延長コードやタコ足配線がショートして異臭が発生している場合は、すぐに新しいものに取り替える必要があります
古いものをそのまま使っていると、異臭が収まらないだけでなく火災の原因となるので注意が必要です。

2-6.キッチン汚れの異臭対策

キッチンからの異臭には様々な原因があり、原因ごとに適した清掃を行って異臭を除去する必要があります。

2-6-1.コンロ周りの油汚れへの異臭対策

コンロ周りの頑固な油汚れは、水やお湯で拭き取るだけでは除去できないため、重曹や洗剤でしっかり清掃する必要があります。

①必要な道具

必要な道具値段
重曹約300円
ふきん約100円
掃除用ブラシ約100円
中性洗剤約150円
合計約650円

油汚れは酸性なのでアルカリ性である重曹を利用すると効果的です。

②異臭を除去する方法
コンロの中でもごとくやバーナー、魚焼きグリルなど取り外しができる部品は以下の手順で油汚れを落としましょう。

  1. シンクに40〜50℃のお湯を張る
  2. お湯100mlに対し小さじ1杯の重曹を入れて重曹水を作る
  3. 重曹水の中に部品を入れて15〜20分ほどつけ置く
  4. ブラシに洗剤をつけて部品を洗う
  5. お湯で流す

トッププレートやつまみ、壁や床など取り外しができない部分の油汚れは以下の手順で清掃してみてください。

  1. 40〜50℃のお湯100mlに対し小さじ1杯の重曹を入れて重曹水を作る
  2. ふきんに重曹水を染み込ませて油汚れを拭き取る

油は温度が低くなるほど粘り気が出て固くなるため、油汚れの清掃にはお湯を使うのが効果的です。
また重曹は水よりもお湯の方がアルカリ性が高まり、酸性の油汚れを中和して落としやすくなります。

2-6-2.三角コーナーの生ゴミへの異臭対策

異臭の原因が三角コーナーの生ゴミである場合、対策は比較的簡単にできます。

①必要な道具

必要な道具値段
キッチンハイター(塩素系漂白剤)約250円
中性洗剤約150円
キッチンポリ袋約150円
歯ブラシ使い捨てでOK
合計約600円

普段キッチンを掃除する際に使用する、中性洗剤やハイターで異臭対策が可能です。

②異臭を除去する方法

  1. シンクの生ゴミをポリ袋に入れて捨てる
  2. 中性洗剤と歯ブラシで三角コーナーを掃除する
  3. キッチンハイターを吹きかけて5〜10分放置し、洗い流す

三角コーナーに溜まる生ゴミは、栄養素や水分をたっぷり含む菌やカビの繁殖に最適な場所です。
雑菌が増えると異臭の原因となるため、中性洗剤とキッチンハイターを使って菌やカビを除去しましょう。

2-6-3.電子レンジ汚れの異臭対策

電子レンジには、食材のタンパク質や糖分、油分などが付着して臭いの原因となります。
異臭を取り除くには、レンジ内にこびりついたタンパク質や糖分、油分を取り除くための清掃が必要です。

①必要な道具

必要な道具値段
中性洗剤約150円
スポンジ約100円
重曹約300円
ふきん約100円
歯ブラシ使い捨てでOK
合計約650円

中性洗剤や重曹を使用し、レンジ内に焦げついた油分やタンパク質の汚れを取り除きましょう。

②異臭を除去する方法

  1. ターンテーブルがある場合は、取り出してスポンジと中性洗剤で洗う
  2. ふきんに中性洗剤と水を少量染みこませ、レンジ内を拭きあげる
  3. それでも汚れが取れない場合は、お湯100mlに対し小さじ1杯の重曹を入れて重曹水を作る
  4. ふきんに重曹水を染みこませ、汚れを拭きあげる

中性洗剤でレンジ内を拭きあげ、それでも汚れが取れない場合は油やタンパク質の汚れを分解する力がある重曹を使用します。

2-6-4.冷蔵庫の蒸発皿への異臭対策

蒸発皿の清掃については、各メーカーの取扱説明書にしたがいましょう。
ここではあくまで参考として一般的な清掃方法と必要な道具を紹介します。

①必要な道具

必要な道具値段
中性洗剤約150円
スポンジ約100円
合計約250円

蒸発皿の変形を防ぐため、熱いお湯やアルカリ性の薬剤などは使用しないようにしましょう。

②異臭を除去する方法

  1. 取扱説明書にしたがって、蒸発皿を取り外す
  2. 中性洗剤とスポンジで蒸発皿を洗う
  3. しっかり洗い流し、よく乾かしてから元に戻す

蒸発皿は洗剤で、50℃以下のお湯か水を使用して洗浄しましょう。

【蒸発皿が外せない場合】

最近発売されている冷蔵庫は、蒸発皿が取り外せないものが多くあります。
取扱説明書に蒸発皿の外し方が記載されていない場合は、無理に外すと故障の原因となるので絶対にやらないようにしましょう。

蒸発皿が外せないタイプで異臭がする場合は、メーカーに連絡して対処方法を教えてもらいましょう。

より詳しいお風呂の異臭除去方法が知りたい方は【台所の異臭】原因5つと解消方法から再発防止策まで徹底解説を参考にしてみてください。

2-7.トイレ汚れの異臭対策

トイレからの異臭の原因は、便器やタンク内、壁や床など様々ですが、掃除に使う道具や手順は共通しているところがあります。

2-7-1.便器汚れの異臭対策

①必要な道具

必要な道具値段
トイレ用洗剤約250円
掃除用ブラシ約250円
ビニール手袋約300円
トイレ掃除用シート約270円
合計約1,070円

②異臭を除去する方法

  1. トイレ用洗剤とブラシで便器内の汚れをこすり落とす
  2. 便器や便器のフタ、便座をトイレ掃除用シートで拭きとる

トイレの異臭対策には必ず手袋を使用しましょう。
トイレ専用の洗剤と掃除用シートがあれば、異臭の原因であるたいていの菌やカビは落とせます。

2-7-2.タンク内の異臭対策

タンク内のカビや汚れが異臭の原因である場合は、タンクを解体して洗浄する必要があります。

①必要な道具

必要な道具値段
トイレ用洗剤約250円
掃除用ブラシ約250円
ビニール手袋約300円
トイレ掃除用シート約270円
歯ブラシ使用済みのもの
合計約1,070円

カビや汚れはトイレ用の洗剤を使って洗い落とします。
タンクや部品の素材を傷つけないよう、トイレ用の洗剤を使用しましょう。

②異臭を除去する方法

  1. タンクのふたを外す
  2. 中ぶたを外す
  3. 歯ブラシとトイレ用洗剤でカビや汚れを落とす
  4. 風呂場などでタンクのフタと中ぶたを、歯ブラシとトイレ用洗剤で洗う
  5. 水気をとってそれぞれのふたを戻す

タンク内は細かな部品や管が多いので、壊したり動かしたりしないよう優しく掃除をしましょう。

2-7-3.床や壁に飛び散った水分

トイレを流したり手を洗ったりしたときに飛び散る水分は、壁や床に付着して異臭の元となります。
飛び散った水分を除去するためには、拭きあげ作業をおこないましょう。

①必要な道具

必要な道具値段
クエン酸スプレー約250円
ふきん約100円
合計約1,070円

床や壁に飛び散った水分から発生する異臭は、アンモニアなどアルカリ性の汚れです。
そのため酸性であるクエン酸を使い、アルカリ性の汚れを分解します。

②異臭を除去する方法

  1. 壁や床にクエン酸スプレーをする
  2. ふきんで拭きとる

クエン酸スプレーを水分が飛び散った床や壁に吹きかけて、しっかり拭きとります。

すると飛び散った水分から発せられるアンモニア臭を抑えることができます。

より詳しいトイレの異臭除去方法が知りたい方はトイレの異臭は3種類!原因を特定する方法と臭いを消す方法を解説 を参考にしてみてください。

2-8.お風呂汚れの異臭対策

お風呂から発生する異臭の原因は、水垢や皮脂汚れ、カビなど様々な原因があり、それぞれ異なる対策が必要です。

2-8-1.床や壁の汚れ

お風呂の床や壁には汗や皮脂の汚れ、シャンプーの洗い残り、水垢やカビなど、様々な異臭の原因があります。
そのためそれぞれの原因に適した洗剤や薬剤を使用して、異臭の原因を除去する必要があります。

①必要な道具

必要な道具値段
重曹約300円
クエン酸スプレー約250円
カビ取り剤(塩素系漂白剤)約300円
掃除用ブラシ約100円
合計約950円

水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性であるクエン酸を使用して除去します。
カビは洗剤では落とすことが難しいため、カビ取り専用の薬剤を使用しましょう。

②異臭を除去する方法

  1. お湯100mlに対し小さじ1杯の重曹を入れて重曹水を作る
  2. 壁や床に吹きかけ、ブラシでこすりしっかり流す
  3. クエン酸スプレーを吹きかけ、ブラシでこすりしっかり流す
  4. カビ取り剤を吹きかけ、5〜10分放置して洗い流す

様々な異臭の原因がこびりついている浴室の床や壁は、3種類の薬剤を使用して除去していきます。

まずは重曹で皮脂や石けんの汚れなど酸性の汚れを落とし、次にクエン酸で水垢などのアルカリ性の汚れを落とします。
最後にカビをカビ取り専用の塩素系漂白剤で綺麗に除去しましょう。

このとき注意すべき点は「しっかりと洗い流すこと」
クエン酸スプレーを使った後にカビ取り用の塩素系漂白剤を使用しますが、クエン酸と塩素系漂白剤は混ざると有害ガスが発生します

有害ガスを吸い込むと人体へ悪影響を及ぼすため、1つの薬剤を使用したら洗い残しがないようにしっかり水で流しましょう。

2-8-2.浴槽の汚れ

浴槽の汚れが原因である原因をなくすには、皮脂の汚れやカビを洗い落とす必要があります。

①必要な道具

必要な道具値段
重曹約300円
カビ取り剤(塩素系漂白剤)約300円
スポンジ約100円
合計約700円

皮脂の汚れには重曹、カビには塩素系漂白剤をそれぞれ使用します。

②異臭を除去する方法

  1. 浴槽に40℃前後のお湯を溜め、カップ1杯(約200cc)の重曹を入れて1晩置く
  2. 翌日洗い流し、カビ取り剤を吹きかけて5〜10分置く
  3. スポンジで汚れをこすり、しっかり洗い流す

浴槽のお湯は、入浴後の残り湯でも構いません。
重曹を入れて1晩つけ置くときは、お風呂用のイスなども一緒に入れると清掃の手間が省けます。
重曹水でのつけ置きが終わったら、カビ取り剤でピンクの菌やカビの汚れを取り除きましょう。

2-8-3.追い焚き管の汚れ

追い焚き管に雑菌が繁殖していると、浴槽にお湯を張るたびに異臭が起こり、浴槽を何度掃除しても異臭がおさまりません。
浴槽内から異臭を感じたら、まずは追い焚き管を掃除してから浴槽内の掃除に移りましょう。

①必要な道具

必要な道具値段
追い焚き管洗浄剤(酸素系漂白剤)約400円
掃除用ブラシ約100円

追い焚き管洗浄のための専用洗剤を用意しましょう。
もし家庭に洗濯のときに使用する酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)がある場合は、それを利用してもかまいません。

②異臭を除去する方法

  1. 追い焚き管入り口のフタを外す
  2. 浴槽に追い焚き管入り口の上までお湯を溜める
  3. 追い焚き管洗浄剤を入れて溶かす
  4. 一番高い温度設定にして追い焚きし、1時間ほど放置する
  5. 水を抜き、ブラシで浴槽内の汚れを落として洗い流す

酸素系漂白剤は温度が高いほど洗浄効果が高まるため、追い焚きの温度を一番高く設定しておきましょう。

より詳しいお風呂の異臭除去方法が知りたい方は風呂場の異臭の原因箇所8つと発生場所別解消方法を徹底解説を参考にしてみてください。

2-9.靴・傘の異臭対策

玄関から異臭がする場合、靴についた皮脂から雑菌が繁殖したり、傘にカビが生えていたりする可能性があります。

2-9-1.靴の異臭対策

靴は下駄箱など高温多湿な環境で保管され、皮脂などの栄養素がついているため菌の繁殖にぴったりな環境です。そのためまずは靴が湿ったままの状態にならないようにすることが大切です。

  • 着用後はしっかりと乾かす
  • 下駄箱に保管するときは除湿剤を入れておく

保管する環境が整ったら、靴や下駄箱も定期的に清掃して皮脂や汚れが蓄積しないようにしましょう。
すると菌が繁殖しづらくなり、異臭がしなくなります。

2-9-2.傘の異臭対策

濡れたままの傘を畳んで放置すると、菌やカビが発生して臭いの元となります。
傘の異臭を除去するには以下の手順で傘を掃除してみましょう。

①必要な道具

必要な道具値段
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)約400円

②異臭を除去する方法

  1. 浴槽に最大温度でお湯を溜める
  2. 大さじ5杯分の酸素系漂白剤を溶かし、傘を20〜30分ほどつけ置きする
  3. しっかり洗い流し天日干しで乾燥させる

色落ちはせず、しっかりと除菌ができる酸素系漂白剤を使用して、菌やカビを落とします。

3.部屋から異臭をさせないための予防方法

部屋の異臭対策ができたら、今後も異臭で悩まされないよう予防を行いましょう。
ここでは日常的にできる異臭の予防方法を4つご紹介します。

この予防方法を行うことで、異臭の予防に大きな効果があるので試してみてください。

3-1.こまめに換気をする

室内に同じ空気が滞留していると、いつまでも異臭にさらされることになります。
屋に新鮮な空気を取り込むためにも、換気はこまめにおこないましょう

2003年以降に建てられたものであるなら、24時間稼働する換気口がついています。
しかし、冷房や暖房の効きが悪くなるなどの理由で換気口を閉じてしまうと、部屋の中の空気が外へ出ていきません。
特に鉄筋コンクリートのマンションなどは気密性が高いため、24時間常に換気をし続けて、部屋の空気を入れ替える必要があります。

この換気システムを正しく使用していれば、2時間ほどで部屋の空気が丸々入れ替わるので、常に稼働させておきましょう。

換気システムがない場合は、室内で対角線上にある窓をそれぞれ開けると、より早く換気ができます

3-2.布類のこまめな洗濯と取り替え

カーテンや寝具など大型の布製品は、洗濯が大変なのでついつい後回しにしてしまうもの。
しかし布製品は食事やタバコなどの臭気を取り込みやすく、汗や皮脂がつきやすいため、最もカビや雑菌の温床になりやすいものです。

放置しておくとどんどん雑菌やカビが増殖し、異臭の原因となってしまうためこまめに洗濯し、数年に1度は取り替えるようにしましょう。

【洗濯と取り替えの頻度目安】

布製品洗濯の頻度目安取り替え時期の目安
カーテン年に1〜2回5年に1回
布団カバーやシーツ週に1回2〜3年に1回
掛け布団や敷布団週に1回(天日干し)3〜5年に1回

3-3.排水管の掃除を定期的に行う

異臭の原因として排水管のトラブルは最も多いものです。
普段はフタがされていて内部が見えない排水管は、つい掃除を後回しにしてしまうもの。

しかし、例えば排水口には1日の終わりに塩素系漂白剤をスプレーしておくだけでも、異臭の予防に大きな効果があります。
そして週1〜2週間に1度、「2-1-1.排水口の汚れ」で解説したように掃除をすれば、排水管からの異臭に悩まされることなく快適に生活できます。

3-4.電源を入れたままコンセントを抜き差ししない

電源がついたままのコードをコンセントに抜き差しすると、火花が発生しやすくなります。
火花が出るとコンセントが焦げて異臭が発生してしまうため、コンセントの抜き差しとともに電化製品の電源は必ずオフにしましょう。

4.それでも臭いが消えない時の対処法

部屋の異臭に対する対策をおこなっても異臭が消えない場合は、そもそも自分の部屋の中で起こっている異臭なのかどうかを確認するところから始めましょう。

4-1.ベランダや廊下で同じ異臭がしていないか確認する

異臭対策を施しても異臭が消えない場合、屋外から影響を受けて異臭が発生している可能性があります。
ベランダや窓の外、家の前で同じ異臭がしないかを確認してみましょう。

もし近隣の住宅から異臭がしてくる場合は、大家や管理会社に連絡を取って相談してみてください。

4-2.消臭の専門業者に依頼する

異臭の原因が屋外や近隣の住宅からでもない場合、部屋の中で自力では解決できない異臭の原因が発生しています。
例えば壁や床にカビが発生していたり、臭いが染み付いてしまったり、軒下に動物の死骸があるなど。

その場合は消臭の専門業者に依頼して、異臭を除去してもらいましょう。
消臭の専門業者なら、自力では取り除くことが難しい壁や床、布類に染み込んだ臭いやタバコの臭い、ペットの臭いまで脱臭してくれます。

リスクベネフィットなら完全消臭が可能!

特殊清掃の専門会社であるリスクベネフィットでは、特許を取得した技術による【完全消臭】が可能です。様々な部屋の異臭を除去できる、高濃度のオゾンを用いた消臭方法を採用しています。

この方法では通常2〜3年かかる部屋の完全な空気の入れ替えを、特殊な機械で3日程度で終えられます
さらに臭いの元となる物質を壁や床などから引き剥がせる特殊な薬剤を使用することで、部屋の異臭を完全に除去することが可能です。

また消臭をおこなう際に、壁や床などを解体する必要が出てくることもあります。
建物を解体するには各都道府県知事の登録が必要です。
しかし登録をおこなっていないにも関わらず解体をおこなう業者が存在し、トラブルになるケースもあります。

その点リスクベネフィットは「解体工事業者登録」を届け出ており、施工技術を持ったスタッフが安全・確実な解体作業を施しながら消臭作業をおこないます

部屋の異臭が消えない場合は、リスクベネフィットにぜひご相談ください。
確かな技術で完全消臭を可能にします。

5.まとめ

この記事では部屋の異臭について以下のポイントに絞ってご紹介しました。

  1. 異臭の原因
  2. 誰でもできる対策法
  3. 対策のときの注意点
  4. 予防法

記載されている通りに原因を特定し対策をおこなうことで、部屋から異臭がなくなり、今後異臭に悩まされず快適に暮らせるようになります

部屋の異臭で悩んでいる方々にとって、この記事が力になれることを祈っています。