高齢者の孤独死には傾向がある!データから見る孤独死の原因と対策

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高齢者の孤独死には傾向がある!データから見る孤独死の原因と対策

「高齢者の孤独死が増えているって聞いたけど、本当?」

「高齢者の孤独死を防ぐ方法ってあるのかな」

高齢者の一人暮らしなどの環境下で懸念されるのが、孤独死です。高齢化社会が進むにつれ、その数は年々増え続けています。原因は高齢者の単身世帯の増加や貧困問題など、一言では説明できるものではありません。

さらなる加速を見せる高齢者の孤独死を防ぐため、政府や自治体、民間企業は高齢者の孤独死防止のための取り組みを行っています。現在では在宅介護や見守りサービスなど、孤独死を防止するために利用できるサービスは様々です。

中には無料や低価格のサービスもあります。しかし、そうしたサービスの存在を知らないがために、利用しない高齢者も多いのが現状です。せっかく利用できるサービスがあるにも関わらず、それをしないがために孤独死という不幸な自体を招くのは残念なことです。

そこでこの記事では、高齢者の孤独死の実態を解説するとともに、高齢者の孤独死を防ぐ方法や孤独死が起こってしまった場合の事など、詳しく解説していきます。

この記事をお読みいただくことで、高齢者の孤独死の現状や対策などがご理解頂けるかと思います。ぜひお読みいただき、高齢者の孤独死防止に役立てて頂ければ幸いです。

1.高齢者の単身世帯が増加する原因

冒頭で解説した通り、高齢者の孤独死は年々増加の傾向にあります。

2021年に厚生労働省が行った調査によると、65歳以上の単身世帯は年々増え続けていることが分かります。

これによると、2010年の頃と比べて65歳以上の単身世帯数はなんと約1.5倍まで増えているのです。では、なぜこのように一人暮らしの高齢者は年々増え続けているのでしょうか?

この章では、実際のデータなどを交えながら高齢者の孤独死の現状について以下の内容を詳しく解説していきます。

1-1.生涯未婚率が増加傾向にある

高齢者の一人暮らしが増え続けている理由の一つとして、生涯未婚率が増加している点が挙げられます

以下は、2017年に国立社会保障・人口問題研究所が調査した生涯未婚率を表したグラフです。これによると、2000年以降の生涯未婚率が飛躍的に伸びていることが分かります。

※50歳までに結婚しない人は生涯を通して未婚であるとの推測により算出されたデータ

つまり、高齢者の一人暮らしが増えている理由として、「そもそも結婚しない人が増えている」ということが挙げられるのです。

では、なぜ生涯を通して結婚しない人が増えているのでしょうか? その背景として推測できるのは、主に以下の2つです。

生涯未婚率が増加している原因

  • バブル崩壊後の経済的な困窮
  • 女性の社会進出

上のグラフによると、生涯未婚率が急激に上昇し始めたのは1990~2000年に差し掛かるところ。1990年代初頭のバブル崩壊により日本全体が不景気だったという背景があります。

それにより経済的な格差が深刻化し、結婚できない人が増えたという見方ができるでしょう。

また、2005年以降からは女性の未婚率が増加している点にも注目です。これは、女性の社会進出が活発化したことによるものと推測できます。

女性が働くことが一般化した近年では、女性の経済的な自立がしやすくなったために結婚する必要がなくなったと感じる人が増えたと考えられます。

1-2.貧困状態にあり有料サービスを利用できないため

高齢者が貧困状態となってしまったために、一人暮らしせざるを得ないということも考えられます。

以下は、65歳以上の単身世帯の相対的貧困率の比較です。

この表を見てもわかるように、実は65歳以上の単身世帯は貧困率が高いといえるのです。特に、65歳以上の一人暮らしの女性を見ると、半数以上が貧困状態にあるという驚きの結果が出ています。

その理由として、65歳以上の一人暮らしの高齢者が「厚生年金や共済年金を受給していない」という点が挙げられます。

厚生労働省によると、老後の高齢者世帯で収入源の8割を公的年金に頼っているとした人のは全体の60.9%に及んでいることが分かります。

つまり、高齢者は収入の多くを公的年金に頼っているのです。

公的年金は「2階建ての構造」といわれています。20歳以上の全員に加入義務がある「国民年金(基礎年金)」と、会社に勤めた人が加入する「厚生年金」があるのです。

自営業をしていたり会社で働くことができなかった場合など、厚生年金に加入せずに高齢者になってしまった場合、受給できる年金は国民年金(基礎年金)のみとなり、厚生年金の上乗せがない分額は低いのです。

そして、単身世帯の男女で厚生年金を受給していない人は、夫婦世帯に比べてかなり多いことがわかっています。

 厚生年金・共済年金の有無単身男性単身女性夫婦世帯
受給者に占める構成比(%)あり92.2%85.3%93.9%
 なし7.8%14.7% 1.7%

(資料)厚生労働省『老齢年金受給者実態調査』(2012年)

また、厚生年金を受給していない単身世帯の男性は約8割が、女性は9割以上が世帯収入150万円以下なのです。

 厚生年金・共済年金の有無単身男性単身女性夫婦世帯

世帯収入150万円未満の世帯の割合
あり28.9%45.0%10.3%
 なし80.8%91.7%58.1%

(資料)厚生労働省『老齢年金受給者実態調査』(2012年)

この数値を見る限りでも、厚生年金を受給できない一人暮らしの高齢者がいかに金銭的に困窮する傾向にあるのかが見て取れます。

貧困状態にあると、高齢者は介護が必要となった場合などでも有料の老人ホームに入れないなどの問題が出てきます。公共の特別養護老人ホームであれば費用は抑えられますが、希望者が多いためなかなか入居することができないという事実もあります。

このため、お金がないために有料の施設やサービスを受けづらく、健康状態が悪化したり、最悪の場合孤独死に至ってしまうケースがあるのです。

2.孤独死してしまう人の傾向

孤独死してしまう人には、以下のような傾向があることがわかっています。

ここからは、孤独死に至ってしまう人の傾向について解説していきます。

2-1.60代の高齢者

高齢者の孤独死は、60代が最も多いという統計が出ています。孤独死の平均年齢は、男女ともに61歳です。

参考:一般社団法人日本少額短期保険協会孤独死対策委員会「孤独死レポート」より

これは、60代が最も単身世帯での孤独死リスクが高いことを表しているといえるでしょう。厚生労働省の調べによると、65歳以上の高齢者のうち一人暮らしが最も多いのも60代までであるということがわかっています。

つまり、一人暮らしの高齢者が60代に多いことで、孤独死のリスクが高まっているという現状があるのです。

一般的に60代というとまだ現役で仕事をしている人も多い年代。しかし、一人暮らしであれば孤独死リスクがあることを理解する必要がありそうです。

2-2.家事の苦手な男性

孤独死してしまう人の傾向として、「家事が苦手な男性」が挙げられます。

実は、孤独死は女性よりも男性が圧倒的に多いという統計が出ているのです。以下は、孤独死の男女別の割合を示したグラフです。

参考:一般社団法人日本少額短期保険協会孤独死対策委員会「孤独死レポート」より

なんと、孤独死してしまう人の8割以上が男性なのです。

これは、女性に比べて男性のほうが家事を苦手とする人が多い、ということが理由として挙げられるでしょう。現在の高齢者の多くは、現役時代は料理や掃除などの家事を妻が行うことが一般的でした。そのため、自身で行うことが苦手とする傾向があるのです。

家事をしていた妻が亡くなったり、熟年離婚などにより一人暮らしになってしまった男性は家事がうまくできずに生活の質を下げてしまいがちです。そのためコンビニ食やインスタント食品、冷凍食品に頼るようになり健康を害してしまうのです。

そして最悪の場合、孤独死してしまう事となりえるのです。

もちろん、男性でも家事を得意とし、健康管理のできる人は多くいます。しかし、家事が不得意な男性が女性よりも多いため、前年ながら孤独死に至ってしまうケースが後を絶たないのです。

高齢者の孤独死の原因について、より詳しくは「孤独死の原因とは?データから分かる孤独死の傾向についても解説」でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

3.高齢者の孤独死を防ぐための対策

年々増え続けている高齢者の孤独死。では、その孤独死を防ぐ方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

高齢者の孤独死を防ぐための対策としては、主に以下の4つが考えられます。

それぞれについて、詳しく解説していきます。

3-1.無料や低価格のサービスを利用する

自治体や民間企業では、無料や低価格の見守りサービスの提供をしているものもあります。ここでは、「なるべくお金をかけずにサービスを利用したい」という人におすすめしたい見守りサービスを解説していきます。

3-1-1.自治体のサービスを利用する

自治体では、孤独死を防止するための様々な見守りサービスを行っています。その多くは無料、もしくは低価格で利用できるものばかり。例えば以下がその代表的な例です。

自治体の高齢者向けサービスの例

  • 配食サービス
  • 安否確認サービス
  • 緊急通報装置の貸し出し
  • バリアフリーリフォーム支援
  • 福祉用具、補助具の貸し出し
  • 家庭ごみ訪問収集
  • 配達員による異変報告

こうしたサービスの多くは無料での利用が可能です。金銭的なことが理由で有料での見守りサービスを利用することが困難な場合でも、導入できるものもあります。

サービス内容や料金などは自治体により異なります。まずはお住まいの自治体に、どのようなサービスがあるのかを確認してみましょう。

自治体のスマート見守り家電導入事例

一人暮らしの老人を見守るための仕組みは、自治体によりさまざまです。中には、自治体で「見守り家電」を作り、一人暮らしの高齢者の家に提供するといった取り組みも行われています。

北海道亀田郡七飯町では、民間企業が開発した「いまイルモ」という介護ロボットを一人暮らしの高齢者宅に設置。家族や近隣住民3名、七飯町の職員が1グループとなって高齢者を見守ります。

この「いまイルモ」では、高齢者の状況をリアルタイムで確認できるだけでなく、様々なデータを集計して生活習慣を確認することも可能です。

この「いまイルモ」は、高齢者宅だけでなく、老人ホームやサービス付き高齢者住宅などでも利用されています。

3-1-2.「見守りアプリ」を利用する

民間の企業が開発する「見守りアプリ」を利用することもおすすめです。

「見守りアプリ」はスマートフォンにアプリをダウンロードするだけで、無料で利用できるものが多いのが特徴です。「見守りアプリ」にはいろいろな種類があり、それぞれに機能が異なります。

具体的には、アプリを利用することで以下のようなことが可能となります。

位置情報共有機能
GPSを使って位置情報を確認できる機能。

家族への通知機能
利用者(高齢者)がボタンを押すことで、家族に通知が届き安否確認ができる機能。

コミュニケーション機能
メールでのコミュニケーションが難しい方向けに、「元気です」「忙しい」「助けが欲しい」などあらかじめ設定された8つのボタンでメッセージを送れる機能。

カメラ機能
端末のカメラ機能を使って、利用者(高齢者)の状況を確認できる機能

緊急ボタン機能
災害時や非常時に、利用者(高齢者)一斉にメッセージを送ることができるボタン機能

多くが無料で利用できるため、いろいろと試して使うものを決めていくのがよいでしょう。自分の用途にあった物を探してみることをおすすめします。

3-2.在宅介護サービスを利用する

「今の家から引っ越しをしたくない」
「有料の老人ホームに入居する予算がない」

様々な事情により、今住んでいる家から離れられない場合には在宅介護サービスの利用がおすすめです。在宅介護には「訪問型」と「通所型」の種類のサービス形態があります。

タイプサービス内容
訪問型訪問介護、訪問看護、訪問入浴、訪問リハビリ など
通所型デイサービスやデイケア(リハビリ)など

これらは自宅での生活をつづけながら受けられるサービスなため、利用者も多いのが特徴です。また、地域によっては様々なサービスがあるため、自分が好きなものを選べるといったメリットもあります。

こうしたサービスには、介護や看護、リハビリなどの医療施設のほかに、食事や運動などのレクリエーションが行えるものも多くあります。その他、福祉用具のレンタルや、自宅をバリアフリー化するための改修サービスを行っていることもあります。

こうしたサービスは、老人ホームへ入居するよりも費用が安価に済む点もおすすめです。例えば、通所型のデイサービスでは食費など含めても1回1,000~2,000円が相場となります。

ぜひ、自分に最も適したサービスを選んでみてください。

3-3.有料の介護施設を利用する

孤独死対策として最も安心できるのは、有料の介護施設を利用することです。老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では健康に配慮した食事など、健康管理を行ってくれるのが特徴です。

施設によっては、近隣住民や子供たちとの交流があるなど、様々なレクリエーションを楽しめることも。一人きりで暮らすことに比べて、突然の体調不良や不慮の事故にも対応できるため高齢者もその家族にとっても安心です。

有料の介護施設の問題点としては、利用料がかかってしまうこと。例えば、介護付きの有料老人ホームは費用相場は15~30万ほどです。

費用を抑えて入居できる介護保険適用の特別養護老人ホームは介護認定3以上が必須で、供給が追い付いていない状態となっています。

3-4.孤立を防ぐために社会活動に参加する

ボランティア活動やサークルなどに参加し孤立を防ぐことで、孤独死を防止するという方法もあります。

孤独死は、社会と孤立した状態の高齢者が陥りやすいものです。ボランティアやサークルに参加し活動を行うことで地域の住民と関係性を作ることで、もしもの時に助け合うことができます。

サークルの内容は自治体によって様々です。例えばスポーツのサークルに加入したり、地域の子育て支援や環境管理のボランティアなど。そうしたサークルなどは無料なのが一般的なため、参加しやすいのも特徴です。

また、地域住民との関係性だけでなく、そうした活動を行うことで健康や精神的にも良い効果が生まれるため、おすすめです。

社会活動へ参加する高齢者は増加している

社会活動へ参加する高齢者は年々増加しており、今では一般的になってきています。

厚生労働省が2020年に調査した「高齢者の社会活動への参加状況」によると、「社会活動にまったく参加したことがない」とする高齢者は35.0%にとどまりました。つまり、高齢者の65%は何らかの社会活動に参加経験があるということです。

これは5年前の第8回(2015年)の47.6%と比べて大幅に減少しているのです。

この表を見てもわかるように、近年は高齢者の社会活動への参加は一般化していると言えるのです。

孤独死を防ぐためのより詳しい内容に関しては、「孤独死の対策とは?防ぐために本人と周りができることと実状を解説」でも解説しています。ぜひそちらも参考にしてみてください。

4.孤独死が起きてしまった場合の3つの問題点

一人きりで高齢者がなくなってしまう孤独死。様々な事情で一人暮らしを余儀なくされていたために孤独死に至る場合もあるため、解決策を模索するのも簡単ではありません。

とはいえ、残念なことに孤独死が起こってしまった場合、残された家族が以下のようなトラブルに見舞われることも。

ここからは、孤独死が起こってしまった場合に現実問題としてどのようなことが起こり得るのか、詳しく解説していきます。

4-1.近隣住民や不動産会社とのトラブルになる

孤独死が起こってしまった場合、遺体の損傷などにより室内が汚染され、害虫や悪臭の発生が起こるために近隣住民や不動産会社とトラブルになってしまう場合があります。

以下は、孤独死の場合の発見までの日数を現した表です。孤独死の場合、亡くなってから発見までにかかる日数の平均は17日程度かかることが分かります。

全体の約4割は3日以内に発見されていますが、2週間以上かかる場合が3割以上と高い数字です。

また、孤独死の発見は比較的夏場に多いこともわかっています。夏に孤独死が起こりやすい原因としては、熱中症や脱水症が起こりやすいためだと推測できます。

夏場に孤独死が起こった場合、遺体の損傷が進むスピードも速くなります。数日で発見できた場合でも、夏場の場合は既に腐敗が進んでいることもあります。

この後に「3-2.原状回復費用が掛かる」でも解説しますが、汚染された部屋の現状回復は非常に困難で、費用も掛かります。孤独死現場が賃貸物件だった場合、不動産会社や大家とのトラブルになることも。

また、強烈な腐敗臭は近隣住民に多大な迷惑が掛かります。場合によっては近隣住民が引っ越しせざるを得ないこともあるのです。

4-2.原状回復費用がかかる

孤独死現場の部屋でまた人が住めるよう、原状回復するのに費用が掛かります。

「3-1.近隣住民や不動産会社とのトラブルになる」で解説した通り、孤独死は多くの場合発見が遅れてしまい、そのために腐敗臭や体液などで部屋が汚染された状況になることが多いのです。

そうして傷んだ部屋の原状回復は素人や、一般のハウスクリーニング業者には不可能で、「特殊清掃業者」といわれる専門業者に依頼する必要があります。清掃だけで原状回復ができなかった場合、リフォームや建て替えなども考えざるを得ない状況となります。

もしも部屋を丸ごとリフォームすることになると、少なくとも数百万円の費用が発生します。特殊清掃業者に依頼すれば価格は抑えられますが、それでも数十万円はかかってしまうでしょう。

4-3.警察による遺体検証でお金がかかる場合がある

孤独死の場合、死亡した原因を突き止めるための遺体検証にお金がかかることがあります。

孤独死が起こってしまった場合、多くはすぐに死因が分かりません。そのため、遺体を解剖するなどして検視を行う場合がほとんどです。

解剖には「行政解剖」「司法解剖」の2種類があります。

事件性が疑われる場合には「司法解剖」が行われ、この場合費用が掛かりません。しかし、犯罪の可能性が低いものの死因が特定されないために行う「行政解剖」は費用が掛かります。

孤独死の場合に行われる解剖とその費用

解剖の種類概要費用
司法解剖犯罪の可能性がある場合遺族の負担なし
行政解剖犯罪の可能性は低いものの、死因がわからない場合遺族負担 80,000~120,000円(相場)

また、その他にも以下のような費用が加算される可能性があります。

その他に必要となる費用

費用の内容概要費用相場
検案料医師によって行われる、死因究明のための行為にかかる費用約20,000円~30,000円
死体検案書発行料個人名や死亡時期、死因などが書かれた書類。これがないと葬儀などが行えない。約5,000円~10,000円
遺体搬送費用遺体を運搬するための費用約12,000~15,000円

このように、孤独死の場合は死因を究明するだけでもある程度の費用かかってしまうのです。

孤独死は身内が亡くなってしまったショックだけでなく、近隣住民や不動産会社、大家とのトラブルのもとになりかねません。また、費用だけ見てもその影響は多大であるといえるのです。

5.高齢者の孤独死が起こってしまった場合の対処法

ここまで解説してきたように、高齢者の孤独死によって遺族は精神的なショックを受けるだけでなく、近隣住民や大家とのトラブルなど様々な問題を抱える可能性があります。

そこでこの章では、トラブルを最小限に抑えるために孤独死が起こってしまった場合にやるべきことを解説していきます。

残念ながら孤独死が起こってしまった場合、以下のような流れて対応していくのが一般的です。

5-1.①警察へ連絡・身元確認

まずは、発見者が警察か救急車へ連絡します。部屋にいる方が亡くなっていることが分かれば警察を呼び、分からない場合は救急車を呼びます。

警察が到着したら現場検証が行われます。遺体を発見したのが家族以外の場合、すぐに身元の確認が取れないこともありますが、そうでない場合は身元確認にも時間を要することもあります。

すぐに死因がわからない場合は遺体を警察が引き取り、解剖するなどして検視を行います。身元がすぐにわかる状態だったり、主治医によってすぐに死因がはっきりした場合はそのまま遺族に引き渡されることもあります。

遺体の引き取りまでに時間がかかる場合にも、その間にできる準備はしておく必要があります。

特殊清掃業者はあらかじめ選んでおこう

遺体を引き取れるようになるまでに時間がかかる場合でも、なるべく早く特殊清掃業者を選んでおきましょう。

ここまで解説してきたように、孤独死の場合は発見が遅れることが多く、腐敗臭や体液が部屋にしみ込んでしまっていることが多いのが現状です。また、孤独死現場は同時にゴミ屋敷と化してしまっていることもあります。遺族はそれらをすべて片付けて、また人が住める状態にしておく必要があるのです。

ところが、孤独死した現場は、検視が終わらないと中に入ることはできません。検視が長引いた場合、中の状態も放置したままとなってしまいます。そのため、検視が終わり警察から許可が降りたら直ちに現場の清掃作業に入る必要があります。

遺体が戻ったらすぐに清掃に入れるよう、特殊清掃業者の選定はあらかじめ行う必要があるでしょう。

5-2.②葬儀の手配

葬儀の手配を行います。

ここまで解説した通り、孤独死で警察に遺体が引き取られた場合は、いつ遺族のもとに戻ってくるかははっきりしません。腐敗が進んでいた場合などはDNA鑑定が必要となることもあり、その場合は1カ月ほどかかってしまうこともあるのです。

いつ遺体が戻ってくるかわからない場合でも、すぐに葬儀を執り行えるように葬儀社を選定しておく必要があります。

孤独死の場合は葬儀を行ってくれない葬儀社もいるため、孤独死でも葬儀を執り行ってくれる葬儀社をあらかじめ決めておきましょう。ただし、遺体の腐敗が進んでいるなどの場合は警察で火葬を行うこともあります。

5-3.③葬儀&孤独死した現場の片付け

遺体が戻ってきたら葬儀を執り行いましょう。葬儀の準備をしておけば、迅速に行動できるはずです。

また、部屋に入る許可が下りたら、特殊清掃業者に依頼して孤独死した現場の片づけも行います。場合によっては不用品やゴミなどでゴミ屋敷化してしまっていることもありますが、そういった片付けもまとめて依頼できる行う特殊清掃業者は多いです。

遺品整理を一緒に行うサービスもあり、一社で孤独死現場の片づけをすべて委託できます。

6.孤独死現場の清掃はリスクベネフィットに依頼しよう

孤独死の特殊清掃はリスクベネフィットへの依頼がおすすめです。

孤独死の特殊清掃で最も重要なことは、腐敗臭などの臭いを完全に消臭できるかどうか。専門的な技術がないと、後から臭いが戻ってきてしまうこともあるからです。

リスクベネフィットは、孤独死の腐敗臭を完全消臭する3つの技術において特許を取得しています。

また、リスクベネフィットは孤独死現場の清掃や消臭だけでなく、遺品整理やゴミ&不用品の撤去も行います。もしも孤独死現場が猫屋敷のようになっていた場合でも、ペット消臭をおなうことができるのです。

以下は、リスクベネフィットが行っている孤独死清掃に関わるサービスです。

リスクベネフィットの孤独死清掃サービス一覧

消毒剤散布・汚染物除去雑菌やウィルスの除菌・体液などの清掃
遺品整理現場の遺品整理
壁紙はがし臭気が付着した壁紙を除去
床解体体液が染み込んだフローリングの除去
完全消臭作業超高濃度のオゾンを用いた消臭作業
特殊コーティング自社の専門コーティング剤で臭いをシャットアウト
浴槽死特殊清掃作業浴槽死の清掃作業
吐血現場消毒剤や血液の分解材を用いた清掃
孤独死保険対応保険会社への作業説明や見積もりの提出

孤独死現場の清掃や消臭など必要なことはすべてリスクベネフィットがまとめて行います。詳しくは、リスクベネフィットの公式サイトまでお問合せください。

7.まとめ

以上、この記事では高齢者の孤独死の現状とともに、孤独死を防ぐ方法や孤独死で起こりうるトラブルなど、以下の内容を解説してきました。

この記事を読んで分かったこと

  • 高齢者の孤独死の現状
  • 高齢者の孤独死を防ぐための対策
  • 高齢者の孤独死が起こってしまった場合の3つの問題点
  • 高齢者の孤独死が起こってしまった場合の対処法

孤独死は本人にとっても家族にとっても望まれない事です。孤独死で身内を失うとそのショックは計り知れないでしょう。そのうえ、孤独死が起こってしまった場合は不動産会社や近隣住民とのトラブルなど、追い打ちをかけるような辛い事態となりかねません

孤独死は本人や家族の努力によってある程度防ぐこともできるのです。ぜひこの記事を参考に、孤独死防止に向けて対策を練ってみてはいかがでしょうか?

高齢者の不幸な孤独死を少しでも減らすことができれば幸いです。