ゴミ屋敷状態では引越しできない!引越すためにすべきことを解説

トピックスTOPICS

トップページ>特殊清掃トピックス>ごみ屋敷清掃

ゴミ屋敷状態では引越しできない!引越すためにすべきことを解説

「ゴミ屋敷状態だけど、引っ越し業者に依頼しても大丈夫?」

ゴミ屋敷状態から引っ越しをする時心配なことは、引っ越し業者に依頼できるのか?ということですよね。

結論を言うと、ゴミ屋敷の状態では引っ越し業者に依頼を断られてしまいます。引っ越し業者がゴミ屋敷の引っ越し依頼を断る理由の1つは、ゴミの処分ができないことです。

実際に6社の大手引っ越し業者は、生活ごみの引き取りをしていません。
ゴミの運搬自体を断っている引っ越し業者もあり、ゴミ屋敷状態から引っ越し業者に引っ越しを依頼するのは難しいといえます。

ゴミ屋敷状態から引っ越しをするためには、まずゴミ屋敷の状態を解消することが大切です。
ゴミ屋敷状態を解消すれば、引っ越し業者に引っ越しの依頼ができるようになります。

1.ゴミ屋敷の状態だと引っ越し業者から断られる

ゴミ屋敷状態のまま引っ越し業者に見積もりを依頼すると、高い確率で断られてしまいます。

引っ越し業者が、ゴミ屋敷からの引っ越し依頼を断る理由は主に2つです。

  • 作業時間が読めない
  • 不用品の処分を請け負っていない

1-1. 作業時間が読めない

ゴミ屋敷状態からの引っ越しは、不用品の分別や処分に時間がかかり、作業終了時間を予測しづらいため、引っ越し業者に依頼を断られてしまいます

引っ越し業者は、1日に複数軒の引っ越しを行うため、スケジュールが細かく決まっています。
そのため見積もり時は、作業内容や作業時間を計算し、必要な時間と人員確保できるか確認し、成約に向けた調整が行われます。

ゴミ屋敷状態から引っ越しをする場合、引っ越し業者が予定していた時間を大幅に過ぎてしまう可能性が高いです。
時間が大幅に過ぎると、その日予定していた荷物の運搬が行えなくなります。

予定していた作業が行えないと、ほかの顧客の迷惑になり、会社の信用問題にも関わります。
そのため、ゴミ屋敷状態からの引っ越しは、引っ越し業者に断られてしまうのです。

1-2. ゴミや不用品の処分を請け負っていない

ゴミ屋敷にある荷物は、大部分が不用品を占めています。
引っ越し業者は不用品の処分や仕分けを請け負っていないため、片付け作業ができません。

6社の大手引っ越し業者では、家具家電の有料引き取りは行っているものの、「段ボール6箱分まで」など、処分できる量や大きさに決まりのある業者が多いです。
不燃ゴミや燃えるゴミといった生活ゴミに関しては、すべての業者で引き取りをしていません

このように、引っ越し業者は不用品の処分に制約があるため、ゴミ屋敷状態からの引っ越し依頼は断られることが多いです。

「引っ越し業者に依頼を受けてもらえないと、引っ越しができない」

とお困りの人もいると思いますが、作業時間とゴミや不用品の処分の問題を解消すると、引っ越し業者に依頼を受け付けてもらえるので安心してくださいね。
引っ越し業者に依頼する前の準備から引っ越しまでの手順は、次の章で説明します。

2.ゴミ屋敷から引っ越す方法5STEP

ゴミ屋敷からの引っ越しは、5つのSTEPに分けて作業を行うのがおすすめです。

順を追って作業していくと、先ほど紹介した引っ越し業者が依頼を拒否する条件を解消できます。
ゴミ屋敷からの引っ越しに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.【STEP1】新居に持っていく物と不用品を分ける

引っ越しが決まったら、一番最初に必要な物と不用品を分けましょう。
新居に持っていく物を選別しないと、引っ越し業者に見積もりを依頼できません。

持っていく物を選ぶ基準は、1年間で使用したか、使用していないかです。
2~3年使っていない物は、高い確率で今後も使用しません。

とくに断捨離しやすい物は、洋服やインテリア雑貨、本、雑誌、食器です。
今挙げた5つのアイテムは、物が増えやすく、古い物や趣味に合わない物がタンスの肥やしになっている可能性が高いです。

「何から手をつけたらいいか分からない」
という時は、上記のアイテムをまず選別してみてくださいね。

新居に持っていく物と不用品を分けると、物量が減るので、その分収納家具もいらなくなります。
新居に収納家具を持っていくと、引っ越し先でも物が増えてしまうので、使う予定がなくなった収納家具も処分しましょう。

引っ越しの予定が決まったら、一番始めに必要な物と不用品を分けることで、その後の作業がスムーズに進みます。

ゴミの分別も同時に行うのがおすすめ

物を仕分けする時は、可燃ゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミの分別も同時に行うのがおすすめです。

ゴミを自分で分別しておくと、可燃ゴミや不燃ゴミを自分で捨てられるので、業者に依頼するよりも安く不用品が処分できます。

2-2.【STEP2】ゴミを含めた不用品の処分

不用品を処分しないと、引っ越し業者に依頼ができません。
新居に持っていく物と不用品に分けられたら、不用品は処分しましょう。

不用品の処分には、大きく分けて3つの方法があります。

▼不用品の処分方法

  • 自分で不用品を処分する
  • 不用品回収業者に依頼する
  • 清掃業者に不用品処分から清掃までを一括で依頼する

不用品を処分することで、引っ越し業者に依頼をして、スムーズに引っ越しができます。

2-2-1. 自分でゴミや不用品を処分する

自分で対処できるゴミや不用品は、自治体のゴミ回収や不用品回収を利用して処分しましょう。
自治体のゴミや不用品回収は、自分でゴミや不用品を運搬できる人なら、誰でも安価に処分ができます。

①自分でゴミを処分する

不燃ゴミや燃えるゴミは、自治体のゴミ回収を利用して処分しましょう。

自分が住んでいる自治体のホームページを確認すると、ゴミの回収日や、ルールが記載されています。
自治体のルールに則って分別をし、回収日にゴミを出しましょう。

▼自治体によるゴミ回収のルール例

  • ゴミは指定のゴミ袋に入れる
  • 食品トレーは不燃ゴミに出せない
  • ビン・缶・ペットボトルの分別

②自分で不用品を処分する

自分で不用品を処分する場合は、自治体の不用品回収に依頼しましょう。

自治体の不用品回収は、自治体によって決まりが異なります

▼自治体による不用品回収のルール例

  • 家電は回収不可能
  • 回収日が決まっている
  • 事前に予約を取る必要がある
  • 回収できるサイズが決められている

詳細については、現在住んでいる自治体のホームページをチェックしてみてくださいね。

自治体の不用品回収を利用する時は、まず不用品回収センターに申し込みましょう

申込時に回収費用や場所、時間を教えてもらえます。
申し込みが受理されたら、コンビニなどで回収費用分の手数料納付券を購入し、回収予定の不用品に貼り付けましょう。
不用品は回収日当日、指定の収集場所に置きに行きます。

自治体の不用品回収は、税金で運営しているため、安価に不用品を処分できます。
自分で不用品を運搬できる人は利用してみてくださいね。

2-2-2. 不用品回収業者に依頼する

自分で対処できない不用品は、不用品回収業者に依頼しましょう。

不用品回収業者は、自治体の不用品回収に比べて回収できる項目の多いことがメリットです。
自分が都合のいい日時に業者が不用品を取りに来てくれるので、引っ越し準備が差し迫っている場合でも安心です。

不用品回収業者に依頼する場合、まずはネットや電話で業者に回収を依頼します。
指定した日時に業者が自宅を訪問し、不用品のチェック・見積もりを行います。
双方内容に同意した場合は、最短で当日不用品を受け渡しが可能です。

不用品回収業者に依頼した場合の費用相場は16,500〜45,000円
回収作業にかかる時間は、軽トラック1台分で2~3時間程度です。

不用品回収業者は、自治体の不用品回収に比べて回収費用が高くなります
不用品回収業者に依頼する場合は、自分で処分できない物に絞り、量を抑えて依頼しましょう。

2-2-3. ゴミ屋敷の清掃業者に依頼する

「ゴミが多すぎて不用品の分別ができない」

という場合は、ゴミ屋敷の清掃業者に依頼しましょう。
先に紹介した2つの方法に比べて処分費用は高くなりますが、ゴミや不用品の分別、処分、清掃まで一括依頼できるので、片付けが進まなくて悩んでいる人におすすめです。

ゴミや不用品の分別は、立ち会いのもと業者が分別を進めてくれます
事前に新居に持っていく物をリスト化し、清掃業者に渡しておくと、スムーズに作業が進められますよ。

清掃業者に依頼するときは、まずネットや電話で清掃業者に見積もりを依頼しましょう。
指定した日時に業者が自宅に訪問し、依頼内容の確認や見積もりを作成します。
双方内容に同意できた場合は、再度清掃の日取りを取り決め、後日作業が行われます

作業当日は、分別や清掃に立ち会いが必要です。
不用品処分中や清掃中は、大量のホコリや虫が出るので、立ち会いをする時は、マスクや軍手を用意しておきましょう。

1Rの家を清掃業者に分別~清掃まで一括依頼した場合の費用は、26,500円〜50,000円
作業時間は2~4時間程度です。

自分でゴミや不用品の分別ができないほど、物が多くなってしまった時は、掃除のプロに頼りましょう。

2-3.【STEP3】家の清掃をする

不用品の処分が終わったら、荷物が運搬できるように清掃していきましょう。

汚い状態の家を他人に見られるのは恥ずかしいですよね。
見積もりを依頼する前に清掃を行うことで、そんな悩みも解消できます。

また、梱包中に家の汚れが目について作業が進まない。
といったことも防げるので、不用品処分が終わった段階で、家の清掃を行いましょう。

家の清掃は自分で行う方法と、業者に依頼する方法があります。

▼家の清掃方法

  • 自分で清掃を行う
  • 清掃業者に依頼する

それぞれの方法について、詳しく解説していきます。

2-3-1. 自分で清掃を行う

引っ越しを安く済ませたい人は、自分で清掃するのがベストです。
自分で清掃する場合は、以下の手順で行いましょう。

①掃除道具を揃える

自分で清掃すると決めたら、まず掃除道具を揃えましょう

清掃途中で道具がないことに気づき、買い物に行くとなかなか作業が捗りません。
事前に必要な物を多めに買っておくと、足りなくなって買い足しに行く手間も省けますよ。

ゴミ屋敷の清掃前に準備する物

マスク掃除機
軍手ガムテープ
ゴミ袋ビニールひも
はさみ・カッター殺虫剤
ぞうきんメジャー
バケツ 

②くん煙タイプの殺虫剤を焚く

清掃を取りかかる時、部屋全体にくん煙タイプの殺虫剤を焚きましょう。
ゴミ屋敷には虫が住み着いている可能性が高いので、事前に駆除しておくと、スムーズに清掃が行えます

③掃除の流れ

道具の準備や虫の対策ができたら、いよいよ清掃です。
ホコリは上から下に移動するため、2階やロフトがある場合は、上の部屋から清掃していきます。
玄関はゴミを運搬する時に汚れてしまうので、1階を清掃する時は、玄関から遠い部屋から清掃してくださいね。

キッチンや洗面所、トイレ、浴室は、水回りから先に清掃しましょう。
先に床や壁を清掃してしまうと、水回りを清掃した時に水滴が飛び、2度手間になるので注意してください。

自分で清掃するかの判断基準

自分で清掃ができるかの目安は以下になります。  

  • 水回りが使用できる
  • 3LDK以下
  • 庭が広くなく、ゴミや汚れが少ない
  • 清掃の手伝いをしてくれる人が2人以上いる

上記の目安が1つでも当てはまらない場合は、清掃業者に依頼することをおすすめします。  

一番重要なことは、水回りが使える状態であることです。
清掃中は、汚れを洗い流したり、ぞうきんを洗ったりする回数が多いため、水回りが使えないと自分で清掃することができません。  

次に大切なことは、家の広さです。
部屋数や家の広さが広いと、清掃に時間がかかるため、引っ越し日程に間に合わない可能性があります。
庭が広く雑草が生い茂っているような場合も、時間がかかるため、業者に依頼することをおすすめします。  

また、清掃の手伝いをお願いできる、家族や友人がいることも大切です。
ソファーやテーブルといった、大型の不用品は一人で動かせません。
最低2人以上清掃の手伝いをしてくれる人を確保することがおすすめです。

2-3-2.清掃業者に依頼する

自分一人では清掃ができない場合は、清掃業者に依頼しましょう。

清掃業者に依頼する時は、まず清掃業者に見積もりを依頼しましょう。
指定した日時に清掃業者が自宅に訪問し、依頼内容の確認と見積もりが作成されます。
双方内容に同意したら、清掃の日取りを決め後日清掃が行われます。

業者によっては、水回りや庭、床の拭き掃除がオプションになっていることがあります。
見積もり内容が完成したら、自分が依頼したい作業が行われるか確認することが大切です。

清掃業者に依頼した場合、作業中は立ち会いが必要です。
清掃中はホコリや虫が出たり、汚れた物に触ったりする可能性があるので、軍手やマスクを用意しておいてくださいね。

2-4.【STEP4】引っ越し業者に依頼する

不用品を処分し清掃が終了したら、引っ越し業者に見積もり依頼を出しましょう。

清掃まで終わった段階で、ゴミ屋敷状態から脱しています。
引っ越し業者が依頼を断る2つの要素が取り除けているので、安心して見積もりを依頼できますよ。

引っ越し業者へ依頼する時は、まず引っ越し業者に見積もりを依頼しましょう。
後日引っ越し業者が自宅を訪問し、依頼内容の確認、見積もりが作成してくれます。
内容に同意した場合、引っ越しの日取りを決め、梱包資材の受け取りをします。
引っ越しまでに荷物の梱包し、引っ越し業者に荷物を受け渡しましょう。

引っ越し業者では、荷物の梱包を依頼できるプランや、短距離プラン、長距離プランなど、様々な引っ越しに適したプランが用意されています。
引っ越し業者に見積もり依頼をする時は、自分の希望にあった契約内容で見積もりを作成してもらいましょう。

2-5.【STEP5】引っ越し準備

引っ越し業者の選定が終わり、梱包資材を受け取ったら、引っ越し準備を始めます。

自分で荷物を梱包する時は、部屋や室内をブロック分けして、ブロックごとに荷物を梱包するのがおすすめです。
荷物を詰めた段ボールの側面には、部屋やブロック名を書いておきましょう。

段ボールの側面に部屋を書いておくと、一目でどこに運びこめばいいのか分かります

引っ越しの荷下ろしの時に、荷物ごとに運びこぶ部屋を指示せずに済みます。
ブロック名も一緒に書いておくことで、段ボールを開けなくてもしまう場所が分かります。

荷物の運搬や荷ほどきがスムーズに進むので、荷物を梱包するときは、部屋やブロック分けをして作業を進めましょう。

3.スムーズにゴミ屋敷から引っ越すためのポイント3つ

スムーズにゴミ屋敷から引っ越すためには、3つのポイントを抑えて作業を進める事が大切です。

まずは、自分でどのくらい作業ができるか見極めて、引っ越し準備をする必要があります。
自分でできない作業は業者に依頼しましょう。

この章では、片付け~荷物の梱包までをスムーズに行うポイントを解説します。

3-1. 自分で片付け・清掃ができるか見極める

引っ越す方法のSTEPでも触れましたが、片付けや清掃を行う時は、自分でできるか見極めることが大切です。

無理を押して作業をすると、不用品の運搬ができなかったり、時間が取れなかったりして、作業が滞る可能性があります
片付けと清掃を自分でできるか見極めるポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

①自分で片付けができるか見極めるポイント

片付けを自分でする場合、作業を手伝ってくれる人がいることがポイントです。
大型の家具や家電を1人で運搬できないので、2人以上確保できるといいでしょう。

不用品を自分で運搬する必要があるので、回収場所が近い、車で運搬できるかも確認しておきましょう。

▼自分で片付けができるか見極めるポイント

  • 作業を手伝ってくれる人が2人以上いる
  • 不用品を回収場所まで運搬できる

②自分で清掃ができるか見極めるポイント

清掃を自分でする場合は、汚れた物を洗う機会が多いので、水回りが使える状態か確認することが大切です。
家や庭が広いと清掃に時間がかかり、引っ越しの日程までに清掃が終わらない可能性があります。
そのため、3LDK以下を自分で清掃できる広さの目安とするのがおすすめです。

また、清掃時は家具を動かす必要がでてくる場合もあります。
大型の家具や家電を一人では動かせないので、清掃の手伝いをしてくれる人が2人以上いると安心です。

▼自分で片付け・清掃ができるか見極めるポイント

  • 水回りの汚れが比較的少なく、通常の使用には問題ない
  • 作業を手伝ってくれる人が2人以上いる
  • 部屋は3LDK以内
  • 庭が小さく、荒れていない

ゴミ屋敷から引っ越す時は、上記のポイントをチェックしてから、引っ越し作業を行ってください。
1つでも当てはまらない項目があった場合は、業者に依頼することをおすすめします。

3-2. 業者に依頼する場合は不用品回収業者か?清掃業者か?

自分で片付け・清掃が困難と判断した場合は、作業に応じて業者を依頼します

「片付けや清掃はできるけど、不用品の運搬ができない」

という場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収業者なら、買い手がつく家具や家電は買取をしてくれます。

「自分で片付けられない」
「清掃も業者に依頼したい」

という場合は、清掃業者に依頼しましょう。
清掃業者なら、不用品の分別・処分~清掃までを一括依頼できます
清掃のプロが手際よく作業してくれるため、引っ越しまで時間がないという場合にもおすすめです。

3-3. 使用する予定がない物から荷物を梱包する

荷物を梱包する時は、使う予定がないものから梱包していきましょう。

使う予定がある物を梱包してしまうと、いざ使うときに段ボールを探さないといけません。
せっかく梱包した段ボールを開けてしまうと、再度入れ直ししなくてはいけないので、2度手間になってしまいます。

最初に荷物を梱包するのは、クローゼットや押し入れに入っている物です。
普段使わない物をしまっているので、スムーズに荷物を梱包できます。
梱包した段ボールは、そのまま押し入れやクローゼットにしまっておくと、室内の作業スペースも確保できますよ。

▼最初に梱包する荷物例

  • 引っ越し後まで着る予定がない洋服
  • 予備の布団
  • DVDや使う予定がない小物
  • 備蓄・ストック品
  • 使う予定がない食器

4.ゴミ屋敷から引っ越す時にかかる費用一覧

ゴミ屋敷から引っ越す時にかかる費用は、ゴミの処分費用・清掃費用・引っ越し費用・退去費用です。

自分で作業をするのか、業者に依頼するのかで費用は大きく異なります。
この章では、それぞれの項目にかかる費用の目安を解説していきます。

4-1. ゴミの処分費用

自分でゴミの運搬をして、自治体に回収してもらう場合は、10kgあたり300円が処分費用の目安です。
自治体によって、重さだったり、サイズだったり基準にばらつきがあります。
しっかりとした費用を確認するには、自治体のホームページを確認してみてください。

自分で不用品を運搬できないという場合は、不用品回収業者を利用します。
不用品回収業者の軽トラック積み放題を依頼する場合は、16,500〜45,000円が相場です

 費用相場
軽トラック16,500〜45,000円
2t トラック50,000〜90,000円

4-2. 清掃費用

自分でゴミ屋敷の清掃を行う場合は、道具を揃える費用として20,000円程度必要です。
軍手やマスク、殺虫剤、掃除道具などが家に常備されている場合は、価格を抑えられます。
一から掃除道具を揃える場合でも、100円ショップを活用すると、費用をグッと抑えられますよ。

清掃業者に依頼する場合は、1Rで26,500円〜50,000円が費用の目安です。
費用の内訳は、人件費、車両費、処分費です。

部屋数や階数、ゴミの量によっても費用は異なりますが、おおよその相場は以下の通りです。

間取り費用
1R/1K26,500円〜50,000円
1DK/2K33,000円〜80,000円
1LDK/2DK49,500円〜121,000円
2LDK110,000円〜154,000円
3DK/3LDK129,000円〜209,000円
4DK/4LDK169,000円〜246,000円

ゴミの片づけから清掃までの費用について、より詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

4-3.引っ越し費用

引っ越し費用の目安は、単身で47,000円です。
引っ越し費用は、荷物の量や自宅の階数でも異なります。

シーズンによって費用が異なり、繁忙期にあたる3~4月は、引っ越し費用が高くなります
閑散期の1~2月は、引っ越し費用が安くなるので、安く引っ越したい人におすすめです。

世帯人数費用
単身47,000円
2人80,000円
3~4人145,000円

4-4.退去費用

退去費用とは、原状回復とハウスクリーニングにかかる費用のことです。
1LDKの部屋から引っ越しをするときは、49,980円かかります

間取り費用
1R/1K49,980円
1DK/2K77,924円
1LDK/2DK91,189円

現在賃貸物件に住んでいる場合は、きれいな状態で使っていても、ハウスクリーニングにかかる退去費用を支払わなくてはいけません。

備え付けの設備が痛んでいる時や、部屋に臭いが染みついている時は、リフォームが必要になるため退去費用が高くなります

5.ゴミ屋敷からの引っ越し費用を抑える方法3つ

ゴミ屋敷からの引っ越し費用を抑えるポイントは3つあります。

▼引っ越し費用を抑えるポイント

  • 3社以上に見積もり依頼をする
  • できることは自分でする
  • 買取可能な物はリサイクルショップの査定に出す

5-1. 相場費用をもとに価格交渉する

業者へ作業を依頼する時は、複数社から見積もりを取りましょう

業者によって費用に差が出る可能性があるので、3社を目安に見積もり依頼するのがおすすめです。
3社以上に見積もり依頼をすると、費用の相場が分かり、価格交渉もできます。

例えば、A社では通常プランで水回りの簡易清掃を行えるが、B社ではオプションになる等、通常プランで作業できる範囲が業者によって異なります。
そのため、複数の業者に見積もりを依頼し、だいたいの相場を把握しましょう。

5-2. できることは自分でする

引っ越し費用を抑えるためには、できる範囲のことは自分ですることも大切です。
業者に依頼せず自分で作業することで、費用を削減できます。

例えば、不用品の処分を業者に依頼すると、軽トラック1台分で16,500〜45,000円かかります。
しかし自分で不用品を運搬して、自治体に不用品を回収してもらうと10,000円以内に収まるケースが多いです。

引っ越し費用を削減したい人は、ゴミの処分や清掃、片付けなど、自分の無理がない範囲で行いましょう。

5-3. 買取可能な物はリサイクルショップの査定に出す

家具や家電など、買取が可能な不用品は、リサイクルショップに査定に出すのもおすすめです。
比較的最新の家電や、人気の高い家具は、高値で買い取りしてもらえます。

買取してもらえると処分費用がかからず、買取で得たお金は引っ越し費用に回せます。

6.自分で対処できないなら片付けのプロに相談しよう

自分で片付けることが困難になってしまったゴミ屋敷は、清掃業者に片付けを依頼するのがおすすめです。
清掃業者に依頼すると、ゴミや不用品の分別から清掃までを一括依頼できます。

リスクベネフィットでは、ライトなゴミ屋敷からハードなゴミ屋敷まで、幅広く対応しています。

▼ゴミ屋敷の片付け作業内容

  • ゴミの片付け
  • 床清掃
  • トイレ清掃
  • 浴室清掃
  • シンク・キッチン清掃
  • 本格消臭作業
  • エアコン清掃
  • 害虫駆除作業
  • 消毒作業

「異性に部屋を見られたくない」
「明日退去しなくてはいけない」

というような悩みにあわせたプランもご用意しているので、ゴミ屋敷の清掃にお悩みがある人はぜひご相談ください。

当社は特殊清掃業者ならではの技術を駆使して、お客様の新たな第1歩を踏み出すお手伝いをしたいと考えています。
心機一転して綺麗な部屋から再スタートを切れるよう、リスクベネフィットから3つのプレゼントをお送りしています。

24時間・年中無休で対応しているので、ゴミ屋敷からの引っ越し作業に悩んだら、ぜひ当社リスクベネフィットにご相談ください。

7.まとめ

この記事では、ゴミ屋敷から引っ越す方法や、手順について解説しました。

最後に、ゴミ屋敷から引っ越しをする時の流れをもう一度紹介します。

ゴミ屋敷から引っ越しをする時の流れ

  1. 新居に持っていく物と不用品を分ける
  2. 不用品を処分
  3. 自宅の清掃
  4. 引っ越し業者へ依頼
  5. 荷物の梱包

ゴミ屋敷状態から引っ越しをする場合は、まず不用品の分別と処分を行う必要があります。
自分で分別や処分できない場合は、清掃業者をいれて、家の清掃まで行ってもらうのがおすすめです。

「片付けはできるけど、処分ができない」
「清掃は手に負えない」
と感じたら、迷わず業者に依頼しましょう。

ゴミ屋敷からの引っ越しに悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

注目の動画シリーズ

特殊清掃業者にゴミ屋敷の清掃も依頼すべき!その理由と業者の選び方
孤独死現場はなぜゴミ屋敷が多いのか?

特殊清掃業界の事が
良くわかる!動画シリーズ

代表が業界をぶった切る!
トラブルやグレーゾーンが多い特殊清掃業界。
誰が本当の事を言っているのか?
疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、
この動画シリーズでスッキリ解決して下さい!

【悪徳業者vs惟村】臭いを完全に消臭するには600万円!?
リスクベネフィット社の社長の惟村が悪徳特殊清掃業者に悩まれているお客様のため今回も対峙!
今回は70代男性からの相談であった。
>動画はこちら
【悪徳業者vs惟村】 遺品買取ビジネスの闇迫る
実際の被害者の声も元に、現在の遺品整理、特殊清掃業のトレンドになっている【買取】についての実録をお届けします。
>動画はこちら
バックレ悪徳特殊清掃業者vs惟村!
業者が実際にどのような手口と方法でお客様からお金を巻き上げたのか?その手口に迫ります。
特殊清掃業界の先輩として、先駆者として業界を正しい道へ導きます。
>動画はこちら
特殊清掃のSNSって?
特殊清掃業のSNSの傾向をご紹介いたします。
そしてリスクベネフィットの社長の惟村の考えるSNS、YouTubeとは
>動画はこちら
悪徳業者に騙されるな!
特殊清掃作業やい遺品整理作業を行う上で必須となる家財の処分。
世間の皆様は特殊清掃業者や遺品整理業者がごみの処分を行うと思っていませんか?
実はそれは違法です。
>動画はこちら
特殊清掃業快界の今の現状!
現在の特殊清掃業界を見ると、ただ部屋を片付けている業者が目立つ。
本当にこれで良いのか?特殊清掃業を行う上で何が大切なのか代表惟村が問う!
>動画はこちら

全国をカバーするサービス網

リスクベネフィット社は日本全国の社会問題気候変動に対応すべく、全国に支部を配して運営をしております。
現在支部が無い地域はリスクベネフィット本部もしくは近隣の支部が対応いたしますのでご安心くださいませ。

サービスをご利用したい地域をお選び頂きクリックください。
担当支部のHPに移動します。