「特殊清掃業にはどのような資格が必要なの?」
「どんな資格のある特殊清掃業者を選べばいいのか知りたい」
質の高い特殊清掃業者を探したい場合、資格を所有している業者を選んだほうが安心、という方も多いでしょう。
実は、特殊清掃に必要な資格や許認可制度などはありません(2024年10月現在)。
また、たくさんの資格を所有しているからといって、実績や品質が素晴らしいとは限りません。
もしもあなたが、こうしたトラブルを避けるため、特殊清掃に作業品質の確実さや誠実さを望むのであれば、以下の業者を選ぶべきです。
建築業許認可の解体工事業登録をしている特殊清掃業者
実は、この解体工事業登録こそ、特殊清掃の品質に直接結びつきます。
というのも、表面上いくら綺麗になっても、床下まで汚染されていた場合、腐臭などのニオイはずっと残ったままだからです。
賃貸物件の場合は、新しい住人とのトラブルになったり、最悪資産価値が下がってしまう可能性もあるでしょう。
床を解体し、床下の汚染を完全に取り除くには、「解体工事業許可」が必要なのです。
しかし、特殊清掃に関連した資格や許認可は他にもたくさんあり、本当に必要ないのか不安になりますね。
そこで、この記事では、解体工事業登録をはじめとし、特殊清掃業者の資格や許認可について「本当のところ」をわかりやすく説明します。
そして、悪質な業者によるずさんな清掃によるトラブルを避けるため、安心して任せることのできる業者の選び方をご紹介します。
この記事を読むことで、特殊清掃を安心して任せることのできる業者を選ぶことができるようになります。
Contents
1. 【暴露】正直特殊清掃を依頼するなら「解体工事業登録」以外の資格はなくてもよい

はっきり申し上げますと、特殊清掃を依頼するなら「解体工事業登録」以外の資格はなくても大丈夫です。
というのも、「解体工事業登録」は、壁や床を解体するのに必要な許可だからです。
たとえば、孤独死などの遺体から滲み出た体液が、床や壁に染み込んでしまった場合、通常の「清掃」で取り除くことはできません。
ニオイの根源を除去には、床や壁を解体して、直接清掃・消毒する必要があるのです。
▼実際に遺体の体液が染み込んだ床下を解体して、ニオイを取り除く様子がわかります。
出典:特殊清掃業者の施工後の手直し!特殊清掃会社の社長に聞いてみた♯17
解体工事業登録は、国土交通省管轄の「国家資格」であり、取得には厳しい基準があります。
また、営業所や施工する工事現場ごとに、標識の設置や帳簿の記載・保存が必要で、施工の技術だけでなく業者としての健全さも同時に求められます。
そのため、解体工事業登録を所有している会社は「信頼できる会社」である証といってもよいでしょう。
なお、特殊清掃そのものを行うために必要な「資格」はありません。
次の「2.よくある特殊清掃に関係する資格や許認可一覧」でもご紹介しますが、「お金を出せば手に入れられる」資格が多く、優良な業者である基準にはならないのです。
火災現場の特殊清掃に必要な資格
火災現場では、「建築物石綿含有建材調査」の資格が必要です。
古い家屋が災害にあった場合、「アスベスト」が飛びちり、重大な健康被害が起きる可能性があります。
そのため、建物のアスベスト(石綿)を調査するための資格と、専用の機械を所有していることが必須です。
2. 特殊清掃に関係するよくある資格や許認可一覧

1章で解説したように、特殊清掃を行うために、必要な資格や許認可制度などはありません(2024年11月現在)。
しかし、特殊清掃を行う業者によっては、以下のような資格や許認可を掲げている場合があります。
【特殊清掃に関係する資格・許認可一覧】
資格・許認可名 | 必要度 | 取得難易度 |
解体工事業登録 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
一般廃棄物収集運搬許可 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
産業廃棄物収集運搬許可 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
古物商許可 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
マイスター (脱臭・孤独死脱臭・火災脱臭・除菌など) | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
遺品整理士 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
事件現場特殊清掃士 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
優良事業認定 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
建築物清掃業登録 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
建築物ねずみ昆虫等防除業登録 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
解体工事業登録については、1章の「【暴露】正直特殊清掃を依頼するなら「解体工事業登録」以外の資格はなくてもよい」で解説しました。
この章では、そのほかの資格や許認可について説明していきましょう。
2-1. 一般廃棄物収集運搬許可
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
一般廃棄物収集運搬許可 | ★★☆☆☆ | ゴミの廃棄先が取得していれば不要 |
一般廃棄物収集運搬許可は、特殊清掃業者が取得していなくても、問題はありません。
この一般廃棄物収集運搬許可は、清掃現場で出た、一般家庭ゴミ以外の不用品や廃棄物を運ぶための許可証です。基本的には、この許可がないと、粗大ごみなどの廃棄物を収集運搬することはできません。
ただし、ゴミの廃棄先など、提携事業者が一般廃棄物収集運搬許可を取得している場合は不要になります。
2-2. 産業廃棄物収集運搬許可
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
産業廃棄物収集運搬許可 | ★☆☆☆☆ | ゴミの廃棄先が取得していれば不要 |
基本的に特殊清掃には、産業廃棄物収集運搬許可も必要ありません。
一般廃棄物運送許可と同様、ゴミの廃棄先など提携事業者が取得している場合は不要だからです。
災害現場などでの特殊清掃や、解体施工によって出た廃棄物は「産業廃棄物」となるため、この許可が必要になる場合があります。
【特殊清掃の現場で発生することがある産業廃棄物の例】
- 石炭がらや焼却炉の残灰などの「燃えがら」
- 鉱物性油や動植物性油などの「廃油」
- 鉄鋼または非鉄金属の破片や研磨くずなどの「金属くず」など
※産業廃棄物とは、廃棄物処理法で規定された20種類の廃棄物のことです。
提携先が取得していればよいので、特殊清掃業者にとっては、無くても問題はないものといえるでしょう。
2-3. 古物商許可
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
古物商許可 | ★☆☆☆☆ | 廃棄するなら不要 |
古物許可は、ゴミや遺品整理で回収した「不用品の買い取り」をするための許可ですが、特殊清掃にはあまり必要ないといえるでしょう。というのも、特殊清掃の現場では、現場にある家財道具や日用品のほとんどに腐敗液や悪臭がついるためです。
腐臭や雑菌が付着している物は、ほとんどを破棄してしまいます。
買取可能な物品が少ないため、特殊清掃においての必要度は実はさほど高くありません。
そのため、特殊清掃業者自らが持っていなくてもなんら問題のない資格です。
2-4. マイスター(脱臭・孤独死脱臭・火災脱臭・除菌)
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
脱臭マイスター | ★☆☆☆☆ | 特に必要なし |
除菌マイスター | ||
オゾン取扱責任者マイスター | ||
孤独死脱臭マイスター | ||
火災脱臭マイスター |
「脱臭マイスター」など、特殊清掃業関連で目にする「マイスター」という資格も、特殊清掃を行なうにあたり、特に必要ないでしょう。
私たち株式会社リスクベネフィットも所有していますが、特にPRなどはしていません。
これらのマイスターは、すべて日本除菌脱臭サービス協会という民間団体が発行する資格です。
基本的に試験はなく、受講料を支払い、講習を受講すること(プラス専門機材や経験が必要な場合も)で取得することができます。
そのため、マイスター資格の所有は、業者が特定の知識を持っていることを示す一つの指標ですが、
必ずしも優れた技術を持っていることを保証するものではありません。
特殊清掃の場合は、現場によって事情や環境が大きく異なります。
知識よりも技術・経験が豊富であることが重要であるため、マイスターの資格は必須ではありません。
2-5. 遺品整理士
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
遺品整理士 | ★☆☆☆☆ | 特に必要なし |
遺品整理士の資格の有無と、業者の遺品整理の能力には、あまり関係性がありません。
この資格は、遺品整理士認定協会という、民間団体が発行しています。
取得していることで、遺品の取り扱い手順や遺品整理に関わる法規制等の知識はある、という証明にはなるでしょう。
ただし、この資格は、教材を元に自習してレポートを作成し、合格基準に達していれば認定証書が発行されます。
実務経験などは問われないため、一度も現場に出たことがない人でも認定証をもらうことができるのです。
孤独死の特殊清掃現場では、悪臭や腐敗液による汚染により残せる遺品が少ないため、貴重品や相続に関する書類などを「汚物の中から見つけ出す」ことが重要になります。
このため、数多くの現場を体験してきたという「経験値」が何より重要なのです。
「ないよりはあった方がいい」資格ですが、この資格の有無よりも、その業者の実績や対応の丁寧さを見た方が安心できると言えます。
2-6. 事件現場特殊清掃士
事件現場特殊清掃士も、特殊清掃をする上で、特に必要のない資格です。
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
事件現場特殊清掃士 | ★☆☆☆☆ | 特に必要なし |
事件現場特殊清掃士は、事件現場特殊清掃センターという民間団体の発行する資格です。
主に孤独死現場の特殊清掃を行うにあたり、特殊清掃の手順や基本的な知識を持っているという証明になります。
ただしこの資格は、教材を元に自習して、問題集のすべての設問に回答をして送ると合格し、認定証が発行されます。
実務経験などは問われないため、一度も現場に出たことがない人でも認定証をもらうことができるのです。
特殊清掃では、数多くの現場を体験してきたという「経験値」が何より重要です。
この資格も「ないよりはあった方がいい」ものではありますが、資格の有無よりもその業者の実績や、対応の丁寧さの方がはるかに大切でしょう。
2-7. 優良事業認定
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
優良事業認定 | ★☆☆☆☆ | 特に必要なし |
優良事業認定も、特殊清掃において重要ではありません。
優良事業認定とは、遺品整理士認定協会や事件現場特殊清掃センターで発行される資格を所有している業者のうち、協会の主旨に賛同して一定の年会費を収めている業者に与えられるものです。
協会が事業者をまとめているため、万が一何かトラブルがあった場合には協会に訴えることができる点が、利用者にとって安心です。
ただし、前述したように基本的には「年会費を収めている」ことによって行われる認定のため、特殊清掃の作業品質を保証するものではありません。
2-8 建築物清掃業登録および建築物ねずみ昆虫等防除業登録
資格・許認可名 | 必要度 | 備考 |
建築物清掃業登録 | ★☆☆☆☆ | 特に必要なし |
建築物ねずみ昆虫等防除業登録 |
建築物清掃業登録および建築物ねずみ昆虫等防除業登録は、清掃に必要な機材を持ち、清掃に必要な知識を身につけているという証明です。
清掃作業監督者を配置したうえで、清掃業務についての講習を受けるなどにより、必要書類を添えて申請書を提出することで、各都道府県知事の登録を受けられます。
登録を受けた営業所には登録証明書(6年間有効)が交付され、「登録を受けている」と偽装することは罰せられます。
ただし、登録業者以外が清掃業務自体を行うことについては、何ら制限を加えるものではありません。
そのため、特殊清掃業者が持っていても持っていなくても、何も問題のない登録と言えます。
3. 資格よりはるかに重要なのは「豊富な実績と優れた技術」

2章では、特殊清掃業者に関連する資格や許認可を見てきましたが、特に重要なものはないということがご理解いただけたのではないでしょうか。
たくさんの資格があるからといって、優良な業者とは限りません。
特殊清掃において、はるかに重要なのは「豊富な実績と優れた技術」です。
なぜなら、次の理由があるからです。
- 完全に臭いを消し去ることができるから
- 病原菌を完全になくすことができるから
- 「清掃やり直し」の手間や費用がかからないから
それぞれ詳しく解説していきましょう。
3-1. 完全に臭いを消し去ることができるから
豊富な実績と優れた技術がある特殊清掃業者であれば、完全に強烈なニオイを消し去ることができます。
数々の現場を経験しているので、どのような汚染でも、適切に除去するノウハウを持っているからです。
たとえば、孤独死の現場では、腐敗液などの汚物が床下まで到達していた場合、表面上、どんなにきれいに清掃したとしても、腐敗臭が消えることはありません。
床板を解体し、汚染された箇所を消毒・コーキングまですることで、完全に消臭することができます。
いくら資格がたくさんあっても、実績や経験のない業者だと、ニオイの根源をみつけることすらできないこともあるのです。
清掃後もニオイが残り、賃貸物件だと借り手からクレームが入るなどのトラブルが発生しかねません。
業者を選ぶときには、床下を解体できる「解体工事業登録」を持っている会社であることも、基準の一つといえるでしょう。
3-2. 病原菌を完全になくすことができるから
豊富な実績と優れた技術がある特殊清掃業者は、病原菌までも完全になくすことができます。
強力な殺菌効果のある二酸化塩素の噴霧や、オゾン脱臭機など、専用の薬剤や機材を使用して、徹底的に清掃するからです。
同時に、病原菌を拡散するうじ虫やゴキブリなどの害虫駆除も行い、病原菌の温床となる環境そのものを改善していきます。
経験の浅い業者では、無防備に現場を歩き回り、病原菌を外部へ撒き散らすこともあります。
実績のある業者は、汚染された部屋を完全密封したり、防護服などを着用して作業を行うため、病原菌を拡散するリスクもありません。
3-3. 「清掃やり直し」の手間や費用がかからないから
優れた技術のある特殊清掃業者は、その現場で行うべきことを把握しているため「清掃やり直し」がありません。
そのため、やり直しの手間や費用がかからないのです。
清掃やり直しとは、業者が一度清掃を完了したあと、ニオイなどがどうしても取れず、他の業者が清掃や消臭のやり直しをすることです。
もちろん、完璧に消臭できる業者を探す手間がかかりますし、最初の業者にプラスして、やり直し業者への費用もかかります。
技術のない業者の中には、表面だけをピカピカにして、あとは市販の消臭剤を適当にまくだけというケースもあるのです。
そもそも、解体工事業許可を持っていない業者は、床下にまで染み込んだ腐敗液を完全に取り除くことはできません。
豊富な実績と優れた技術が大切なのはこのためです。
4. 特殊清掃を安心して任せられる業者の選び方

特殊清掃を依頼するなら、なにより解体工事業者の登録をしている業者から選ぶべきだとお伝えしてきました。
その上でさらに安心して相談することのできる業者の見分け方はあるのでしょうか。
具体的には、解体工事業登録業者でることに加えて、以下の5つの点に注意して、業者選びをすることをおすすめします。
- 特殊清掃の専門家であること
- 豊富な実績が全国であること
- 完全消臭のエビデンス(証拠)が出せること
- パック料金であること
- 担当者の対応が信頼できること
それぞれ詳しく、判断ポイントを見ていきましょう。
4-1. 特殊清掃の専門家であること
孤独死やゴミ屋敷の現場の清掃は、特殊清掃の専門業者に依頼することを何より強くおすすめします。
なぜなら「特殊清掃もできる」とうたっている廃品回収業者や遺品整理業者では、対応しきれないケースが少なくないからです。
たとえば、現場にあるものを次々に捨てていくだけの廃品回収では、現場をやみくもに歩き回って、足裏についた体液を周辺にばらまいたり、害虫の糞などの汚染を広げる業者もいます。
さらに、遺品整理を専門としている業者では、腐敗した孤独死現場の対応・装備に慣れていないため、作業員本人や周辺に感染症の危険を負わせてしまうケースもあります。
このような自体を避けるため、まずは特殊清掃の専門業者に相談するようにしてください。
4-2. 豊富な実績が全国であること
豊富な実績と、全国対応の特殊清掃業者を選びましょう。
特殊清掃では、現場ごとに汚染の程度や状況が変わります。全国展開している業者だと、その経験やノウハウを経験値として共有しており、災害などの特殊な場面でもきちんと対応することができます。
たとえ、たくさんの資格や許認可を持っていたとしても、実績が少ない業者では、臨機応変な対応ができません。
中には、孤独死清掃の経験がないのに「できる」としていたり、「夏だけ」など期間限定で行っているなど、経験や技術がほとんどない業者もあるのです。
業者の実績がわかりにくい場合は、その業者の口コミの多さや評価などを見て判断するとよいでしょう。
口コミの多さや評価の高さは、「良い業者」である基準の一つです。
4-3. 完全消臭のエビデンス(証拠)が出せること
完全消臭できたかどうかを、機械による科学的な分析で数値として示すことができる業者であれば、清掃作業に抜かりがなく安心です。
万が一清掃に抜かりがあれば、作業後に数値で清掃残りが明るみになるため、完全消臭のエビデンスが出せる業者は、仕事に自信と誠意のある業者であるといえるでしょう。
特殊清掃は、さまざまな理由で汚染された場所を、汚染が起こらなかった状態にまで戻すのがゴールです。
当然そこには、目に見えない「臭い」までも、汚染が起こる前の状態まで完全に消し去ることが求められます。
特に、賃貸物件の場合、臭いまで完全に消えたかどうか、客観的な数値で証拠を示すことができれば、物件の所有者としても安心でしょう。
「なんとなくニオイが残っている気がする」などといって、清掃のやり直しなどのトラブルも避けることができます。
4-4. パック料金であること
特殊清掃の料金が「パック料金」であることも、安心してお任せできる業者といえます。
パックには、除菌処置、汚染物撤去、消臭処置など、特殊清掃に必要な基本的なサービスが含まれています。
料金が明確で、予期せぬ追加費用が発生するリスクを軽減できるでしょう。
悪徳業者は、一つ一つの作業は安価でも、次々に作業を追加して、結局法外な料金を請求することがあります。
作業の途中で、「これはひどい、これは特別な処置が必要です」などといって、作業を追加されても、素人には分かりません。
パック料金は、業者が過去の経験を基に、最も効率的な料金設定を行っています。
そのため、信頼できる業者の証ともいえるでしょう。
4-5. 担当者の対応が信頼できること
見積もりや相談などの実際のやりとりを通じて、あなた自身が安心して任せようと思える業者を選びましょう。
聞きたいことを聞いた時に、経験の豊富な業者であれば、きちんと答えることができます。
追加料金やオプション料金などもうやむやにせず、きっちりと教えてくれるでしょう。
一方、言葉遣いや対応に横柄さやぞんざいな印象を受ける業者は、会社での教育が行き届いていないといえます。現場での作業も、安心してお任せすることはできません。
特殊清掃は、賃貸住宅の管理者からの紹介で決めるケースも多いですが、その場合でも、事前にきちんと担当者と話をして、あなた自身が納得できる業者かどうか、判断することをおすすめします。
5. 特殊清掃業界を牽引するリスクベネフィットなら安心です

安心して任せられる特殊清掃業者をお探しであれば、特殊清掃の専門家集団である株式会社リスクベネフィットにまずはご相談ください。
株式会社リスクベネフィットは、全国の特殊清掃業者をつなぐ業界最大手の専門家集団です。
特殊清掃における以下のような強みを持っています。
リスクベネフィットの強み
- 過去8,000件以上の豊富な実績
- 自社特許技術で完全消臭を実現
- 清掃中も清掃後も臭いの視覚化を実現
- WHOの認定を受けた、新型コロナウィルスにも対応した唯一の除菌工法
清掃時には、特殊光を用いて臭いの発生源である体液残りを確認しながらの清掃を繰り返します。



さらに、清掃後にも専用の機械を使って臭いを数値化して提示することができます。
「近隣の方にできるだけ迷惑をかけたくない」「もしも残せるなら残して欲しい遺品がある」というご遺族の想いに、高い清掃品質と細かい配慮で応えられるのは、リスクベネフィットならではです。
もちろん、取得難易度の高い「解体工事業登録」を有し、特殊清掃の本来目的である原状回復を確実に成し遂げるプロ意識を持っています。確実で高品質な特殊清掃は、ぜひリスクベネフィットにお任せください。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか。
特殊清掃にとって、必要な資格や許認可などがおわかりになりましたでしょうか。
ここで、これまでの記事の内容を振り返ってみましょう。
〇特殊清掃に必要な資格
正直、特殊清掃を依頼するなら「解体工事業登録」以外の資格はなくてもよい
〇特殊清掃に関連する資格・許認可
資格・許認可名 | 必要度 | 取得難易度 |
解体工事業登録 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
一般廃棄物収集運搬許可 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
産業廃棄物収集運搬許可 | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
古物商許可 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
マイスター (脱臭・孤独死脱臭・火災脱臭・除菌など) | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
遺品整理士 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
事件現場特殊清掃士 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
優良事業認定 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
建築物清掃業登録 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
建築物ねずみ昆虫等防除業登録 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
特殊清掃において、はるかに重要なのは「解体工事業登録」と「豊富な実績と技術」
- 完全に臭いを消し去ることができるから
- 病原菌を完全になくすことができるから
- 「清掃やり直し」の手間や費用がかからないから
殊清掃に必要な資格や許認可を理解し、あなたにとって最適な業者に出会えますことを願っています。