犬の臭い対策を原因別に解説!部屋の消臭と日頃行うべき対策も紹介

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犬の臭い対策を原因別に解説!部屋の消臭と日頃行うべき対策も紹介

「犬の臭いが気になる…何か良い対策はないだろうか?」

この記事を読んでいる方は、室内で飼っている愛犬から発生している臭いに気になるほど悩んでいるのではないでしょうか。

犬の気になる臭い対策は、その臭いはどこから来ているのか、臭いの原因を突き止めてその原因別に対策をするのがおすすめです。以下が、犬から発生しやすい臭いの原因別の対策になります。

原因別に対策をすれば臭いを軽減できますが、それだけでは十分ではありません。室内で犬を飼っているのであれば、家の部屋に犬の臭いが染みついていることもあるからです。以下のように、家の部屋でも犬の臭い対策をすれば、さらに臭いを軽減することが可能になります。

ただ、日頃から対策をしていても犬の臭いが軽減されないのであれば、以下のような別の原因が生じていることが考えられます。

上記に該当する場合、状況によっては動物病院へ連れて行く必要があるため注意しなければなりません。

この記事では、犬の臭い対策をしたい方のために内容をまとめて説明していきます。

愛犬の臭いを気にすることなく、一緒に暮らしていくための手助けとなれば幸いです。

1. 【犬の臭いの原因別】行うと良い対策一覧

人間からも臭いが発生するように、動物である犬にも臭いはあります。日頃から愛犬のケアをしていても、臭いが全く発生しないというわけではありません。

ただ、犬のどこから臭いが発生しているのか、その臭いの原因を見極めて対策をすれば解消は可能です。詳しくは後述しますが、以下がよく発生する犬の臭いの原因と原因別の対策です。

上記の原因別臭い対策の難易度は決して高くはなく、日頃から意識的に行えることばかりです。

次の章から、上に挙げた犬の臭いの原因別に行うと良い対策を詳しく説明していきましょう。

2. 犬の臭いの原因が体(体臭)の対策

犬の臭いの原因が体、つまり体臭は多くの方が気になっているのではないでしょうか。

人間と同じように犬にも体臭があります。愛犬の体から臭いが発生してしまうのは仕方がないことではありますが、犬の体から臭いが発生する原因と対策を知っておけば、臭いに対する悩みは軽減できます。

犬の体から発生している臭いの原因と対策は以下の通りです。

順に説明していきましょう。

2-1. 犬の体の臭いの原因

犬の体の臭いの原因は、汗腺(汗を出す皮膚腺)である「アポクリン腺」から出る汗です。アポクリン腺は人間にもある汗腺です。

「人間にもアポクリン腺があるのなら、犬の体の臭いの原因として特定されるのはなぜだろう?」と疑問に思われるかもしれません。

アポクリン腺から出る汗が犬の体の臭いの原因といわれるのは、犬のアポクリン腺は人間よりも多くあるからです。人間のアポクリン腺は脇の下にあるのですが、犬の場合は全身にアポクリン腺が広がっています。

アポクリン腺から分泌される汗は脂肪分が多く、体の皮脂と合わさると酸化して臭いが強くなる特徴を持ちます。犬のアポクリン腺は全身にあるため、この臭いが体から発生されると臭いがきつくなるのです。

2-2. 犬の体の臭い対策

アポクリン腺から分泌される汗から発生する臭い対策としておすすめなのは「散歩のたびにブラッシングする」ことです。

散歩をすると、外からの汚れが付きやすくなります。犬は自分の体をなめて汚れを落とすことがありますが、その汚れは完全に落とせているとはいえません。汚れをそのまま残してしまうと、体の皮脂やアポクリン腺から分泌される汗と合わさったときに臭いがきつくなってしまいます。

ブラッシングすれば汚れを落とせて体を清潔に保てるため、臭いを抑えることが可能です。散歩から帰ってきたら専用ブラシでブラッシングをして、犬の体に付いた汚れを落としましょう。

以下にブラッシングによる体の臭い対策効果を高めるポイントも載せますので、併せて行っていただくことをおすすめします。

【ブラッシングによる体の臭い対策効果を高めるポイント】

  • 犬用のブラッシングスプレーを使いながらブラッシングをする
  • ブラッシング後に犬用の消臭スプレーをかける
  • 犬用のウェットシートで体を拭く

犬の体の臭い対策にはシャンプーでの洗浄はいけない?

「犬の体の臭いの原因は汗なのだから、人間と同じように毎日シャンプーをした方が良いのでは?」と思われた方もいるかもしれませんね。

確かに、シャンプーも犬の臭い対策として行えることです。しかし毎日シャンプーするのは、犬の場合は好ましくありません。

犬は人間と比べると皮膚が薄いといわれています。毎日シャンプーをしてしまうと皮膚のバリア機能が失われ、皮膚炎といった炎症を起こしてしまう恐れがあるのです。

ブラッシングであれば、散歩のたびに毎日行って問題ありません。犬の体の臭い対策はブラッシングをメインとし、シャンプーは犬の皮膚のターンオーバーの期間である3週間に1回に合わせて、3週間に1回の頻度で行いましょう。

3. 犬の臭いの原因が肉球の対策

香ばしい匂いがすることが多くむしろ好きと思う方がいる犬の肉球ですが、その臭いを良く思えず、気になる方もいるのではないでしょうか。

犬の肉球から発生する臭いの原因と対策は、次の通りです。

3-1. 犬の肉球の臭いの原因

犬の肉球の臭いの原因は「シュードモナス菌」といわれています。

シュードモナス菌は、

  • 土壌
  • 海水
  • 河川

といった、私たちの身近なところにいる菌です。このため、毎日の犬の散歩中にシュードモナス菌が肉球に付くことがあり、シュードモナス菌が積み重なると独特のきつい臭いとなり発生することがあります。

3-2. 犬の肉球の臭い対策

犬の肉球から発生する臭い対策には「定期的清潔にして専用クリームを塗る」のが良いです。

肉球周りにある爪と毛をこまめにカットすれば清潔になり、肉球に付いたシュードモナス菌の増殖を抑えられます。

肉球周りを清潔にしたら、肉球をケアする専用クリームを塗るのを忘れてはなりません。

散歩をしていると、肉球がガサガサになって乾燥しやすくなります。乾燥を放っておくとひび割れが発生し、犬は歩きにくくなるだけでなく、そのまま散歩させてしまうと臭いのもとになるシュードモナス菌も皮膚に入りやすくなってしまいます。肉球をケアする専用クリームは臭い対策だけでなく、健康的な肉球を維持するためにも重要です。

肉球をケアする専用クリームは、商品によって異なる場合もありますが

  • 犬が舐めても問題ない成分を配合している
  • 保湿効果が高い
  • ベタつきを残さない

といった特徴を持つことが多いため、犬に害は与えません。

散歩は毎日するものですし、こまめに肉球を清潔にして専用クリームを塗るのは手間がかかると思うかもしれませんが、肉球は衝撃を和らげるクッションのような役割を果たすため、犬にとっては必要不可欠なものです。

肉球の臭い対策としてはもちろん、犬が生きていく上で大切な肉球を守るためにも定期的にお手入れをして清潔にし、専用クリームでケアしてあげましょう。

4. 犬の臭いの原因が耳の対策

人間の場合、耳からの臭いはあまり感じないかもしれませんが、犬の耳からはツンとした強い臭いが発生することがあります。犬の耳に発生する臭いの原因と対策は、次の通りです。

4-1. 犬の耳の臭いの原因

犬の耳の臭いは「耳の中の蒸れ」が原因と考えられます。

耳の中は湿度が高いため蒸れやすいです。蒸れるとカビなどが繁殖して、それが臭いとなることがあります。特に、

  • 湿気の多い環境に住んでいる
  • たれ耳の犬を飼っている(ミニチュア・ダックスフンドやトイ・プードルなど)

という場合は、他の犬より耳の中が蒸れやすいため、適切なケアをしなければ耳の臭いを軽減できません。

もちろん、上記にあてはまらない場合でも耳から臭いが発生することはあるため、日頃から耳の臭いをチェックすることは大切です。

4-2. 犬の耳の臭い対策

耳の臭い対策としては「定期的に耳の汚れを拭き取る」ことが最善です。耳の汚れを拭き取ることで耳の中が清潔になり、蒸れると起こりやすいカビの繁殖を抑制できます。

定期的に耳の中をチェックし、コットンなどの柔らかい素材のものを使って汚れや垢などをやさしく拭き取りましょう。たれ耳の犬の場合は、耳が蒸れやすいため2週間に1の頻度で耳のチェックをするのがおすすめです。

「綿棒や耳かきを使って拭き取った方が汚れや垢は取りやすいのでは?」と思われるかもしれませんが、犬の場合は別です。犬の耳は人間と比べるとデリケートなため、人間と同じような方法で耳かきをすると炎症を起こす恐れがあることは注意しなければなりません。

前述した通り、刺激の少ない素材のもので、こすったりせず耳の汚れを拭き取るようにしましょう。

5. 犬の臭いの原因が口の対策

犬の口からも人間と同じように臭いが発生することがあり、完全に無臭ではありません。犬の口の臭いの原因と対策は以下の通りです。

5-1. 犬の口の臭いの原因

餌といった食べ物のカスが残っていると、口から臭いが発生します。

食べカスが口残っていると臭いが発生してしまうのは、口臭の原因となる

  • 歯垢(歯の表面に付着するネバネバした細菌のかたまり)
  • 歯石(歯垢が硬くなったもの)

の2つが作られてしまうからです。特に水分を多く含むウェットタイプの餌を与えていると食べカスが溜まりやすくなり、上記2つが口の中にできやすくなります。

歯垢と歯石の蓄積によって口臭が発生するのは人間と同じところがありますが、犬の場合は人間と比べると歯垢と歯石がつきやすいといわれています。このため、食べカスが口の中に残っていると強い臭いが発生してしまうのです。

5-2. 犬の口の臭い対策

食べカスが原因で発生する口の臭いを軽減させるには、人間と同じように「毎日歯磨きをする」ことが大切です。

歯垢は歯磨きをすれば落とせますが、歯石は歯磨きでは落とせません。歯垢が歯石になるのは2~5日といわれているため、なるべく食後に犬用の歯磨き粉と歯ブラシを使って歯磨きをしましょう。

ただ、中には

  • じっとしていることが苦手
  • 歯磨きをしようとしても嫌がる

といった犬もいて、毎日の歯磨きが難しいから無理という方もいるかもしれません。こうした犬は、確かに毎日歯磨きをするのは簡単なことではありませんが、全く歯磨きができないわけではないので安心してください。

犬が歯磨きを嫌がる場合は、以下のような対策をすると良いです。

  • 嫌がったら止めて、少しずつ歯磨きの習慣づけをする
  • 噛むことでデンタルケアできるガムなどを活用する
  • 飲むことでデンタルケアできる洗浄液を活用する
  • 犬用の歯磨きシートを使って汚れを拭き取る

上記のように、犬にストレスを与えない対策で口の臭いは軽減できます。飼い主にとっても犬にとっても負担のない口の臭い対策をしていきましょう。

6. 犬の臭いの原因がお尻周りの対策

犬のお尻周りから発する臭いは、フンが原因でない場合があります。犬のお尻周りの臭いの原因と対策は以下の通りです。

6-1. 犬のお尻周りの臭いの原因

犬のお尻周りの臭いは肛門嚢(こうもんのう)の分泌液が原因と考えられます。

肛門嚢というのは、犬のお尻にある袋状の器官のことです。肛門嚢には、犬のお尻の穴周辺内にある肛門腺から出る分泌液が溜まるのですが、この分泌液は通常、フンをするときに排出されます。

しかし、飼っている犬が

  • 小型犬(もともと肛門周りの筋力が弱い犬)
  • 運動が不足している

といった場合、分泌液がフンと一緒に排出されず、肛門嚢に溜まったままとなってしまいます。肛門嚢に分泌液が溜まったままになると、強い臭いがお尻から発生してしまうのです。

6-2. 犬のお尻周りの臭い対策

犬のお尻周りの臭いは「月に1回肛門腺を絞る」ことで軽減できます。

肛門腺から出て肛門嚢に溜まった分泌液を自力では排出できなかったことによって、お尻周りから臭いが発生するため、飼い主が分泌液の排出を手伝ってあげれば臭いの原因を取り除けます。

【肛門腺絞りの方法】

  1. 愛犬の肛門が縦に伸びるようにシッポを片方の手で引っ張る
  2. もう片方の手で、肛門の左下(時計の8時の位置)と右下(時計の4時の位置)をつまんで揉みほぐす
  3. 肛門を下から上に押し上げて絞り上げる
  4. 分泌液が出たら、ペット用ウェットティッシュで拭き取る

ただ、肛門腺絞りはコツをつかめばうまくできますが、それまでは飼い主で行うのが難しい場合もあります。肛門腺絞りはトリミングサロンや動物病院で対応してくれることもあるので、うまく肛門絞りができそうにない場合はプロにお任せするのがおすすめです。

7. 家の部屋に染みついた犬の臭い対策2つ

室内で犬を飼っていると、家の部屋に犬の臭いが染みつくことがあるため、ここまで説明したきた犬そのものに対する臭い対策だけでは十分ではない場合もあります。

以下2つも併せて行えば、室内で飼っている犬の臭いの悩み全般を解消できる可能性が高まります。

7-1. 犬の臭いを消す(消臭)アイテムを使う

犬の臭いを消す(消臭)効果のあるアイテムを使えば、家の部屋が犬の臭いでまん延することを防げます。

  • ペット用消臭スプレー(除菌効果のある消臭スプレー)を定期的に吹きかける
  • ペット用消臭剤を置く

といった対策が有効です。上記は手に入れればすぐに行えることなので、誰でも簡単に犬の臭い対策が行えます。

「消臭スプレーも消臭剤も、一般的なお家用の消臭アイテムでは効果はないの?」と思われるかもしれませんが、一般的な消臭アイテムは

  • 犬の臭いにアプローチする成分が含まれていない
  • 犬がなめてしまったときに死に至るリスクが発生する
  • 嗅覚が鋭い犬にとって香りがストレスになる恐れがある

といったように、犬の臭いに対し完全にはアプローチしてくれるだけでなく、犬にとって危険であったり、負担がかかったりケースもあるため、犬の臭い消しにはふわさしくありません。

お家の消臭アイテムを絶対に使ってはならないわけではありませんが、犬にやさしい消臭アイテムを使うのが愛犬と長く暮らしていくために良い選択となります。

家の部屋に置く消臭アイテムは、犬を飼っていればペット用の消臭アイテムを買いましょう。パッケージに「ペット用」と記載されていることが多いので、その表示を参考に購入することをおすすめします。

7-2. 部屋に空気清浄機や脱臭機を置く

部屋に空気清浄機や脱臭機を置くのもおすすめです。

「7-1. 犬の臭いを消す(消臭)アイテムを使う」で説明した犬用の消臭スプレーや消臭剤は、臭いが気になったときに気軽に活用できる対策ではありますが、

  • 1日の中で家にいる時間が短い
  • 仕事などでほぼ毎日外出している

といった場合は、臭いが発生しても消臭アイテムでの対策は難しくなります。もちろん、帰宅したら消臭アイテムを使って対策することもできますが、家を空けている時間が長いと臭いをそのまま放置することになり、衛生的にも良くありません。

そこで活躍するのが空気清浄機や脱臭機です。以下は、空気清浄機と脱臭機のメリットとデメリットをまとめた表になります。

 メリットデメリット
空気清浄機脱臭の他、以下の対策も行える
・犬の毛やフケ、ホコリといったゴミを収集して衛生対策
・加湿機能付きであれば、乾燥対策
・静音モードがあれば、騒音対策
・お手入れに手間がかかる
・電気代が発生する
・関連する付属品の購入などメンテナンスが発生する
脱臭機脱臭に特化している
(臭いのもとにアプローチして、臭いを軽減してくれる)
・空気をきれいにすることには 特化していない
・除菌もするタイプだと除菌専用の薬剤の購入などランニングコストがかかる
・脱臭効果の高いオゾンタイプだとオゾンの濃度が高くなると健康  被害が生じる恐れがある

上記を見てお分かりいただけるように、空気清浄機や脱臭機は、どちらも購入費用やランニングコストといった費用とお手入れなどの手間は発生しますが、犬の臭い対策には最適なアイテムです。1年中犬の臭いに悩まされることなく、愛犬と長く過ごすことを考えると家に置いておいた方が良いといえます。

  • 犬特有の臭い対策を含めて、犬の健康を維持したい…空気清浄機
  • 犬特有の臭い対策に特化したい…脱臭機

といった使い分けができるので、検討してみると良いでしょう。

8. 犬の臭い対策をしても効果がないときに考えられる原因2つ

ここまで、

  • 犬の臭いの原因別対策
  • 家の部屋に染みついた犬の臭い対策

を説明してきましたが、「これまでも犬の臭い対策をしてきたけど、効果がなかった…」といった方もいるかもしれません。

犬の臭い対策をしても効果がない場合は、別の原因があると考えられます。考えられる原因は、次の2つです。

8-1. 年齢的に老犬である

愛犬が年齢的に老犬であると、ここまで説明してきた対策では臭いを軽減するのが難しくなるほど臭いがきつくなることがあります。特に、

  • 体の臭い(体臭)
  • 口の臭い
  • お尻周りの臭い

が強くなる傾向にあります。その理由として考えられるのは、以下の通りです。

  • 自分の体をなめて汚れを落とす筋力が衰える
  • 歯周病が発生する確率が高くなる
  • 排便のときに力を入れにくくなる(踏ん張る力が弱まる)

老犬になると自分の体をなめる筋力が衰えるため、健康的な体だったころと比べると自力では汚れを落としにくい状況になります。

歯周病にかかる確率が老犬になると高くなります。歯周病は唾液の分泌が減って歯垢が蓄積しやすくなることで起こる病気で、かかってしまうと口臭の原因になることがあります。老犬になると唾液の分泌が減りやすくなるため、口臭の一因となる歯周病にかかりやすくなるのです。

排便のときに力を入れにくくなるのも、筋力の衰えが原因です。お尻周りの筋力が弱まると、肛門嚢に溜まった分泌液をうまく排出できなくなり、臭いが発生してしまうのです。

年老いてしまうのは避けて通れないため、臭いが発生してしまうのは仕方がありません。愛犬が老犬である場合は、

  • 体の臭い(体臭)とお尻周りの臭い…臭いの原因別の対策を、いつも以上に丁寧に行う
  • 口の臭い…歯周病が発生している恐れがあるため、動物病院で診てもらう

といった対策をするのが最善です。

環境省が公表している「飼い主のためのペット・ガイドライン」によると、犬種によって異なる場合もありますが、だいたい10歳以上の年齢になると老犬に該当します。

引用元:飼い主のためのペット・ガイドライン|環境省

愛犬が年齢的に老犬に該当すれば、こまめにコミュニケーションを取りながら臭い対策をしていきましょう。

8-2. 病気の疑いがある

犬の年齢に関わらず、臭いがきつい場合は病気の疑いもあることは注意しなければなりません。以下は、犬の臭いの原因別に考えられる病気の一覧です。

犬の臭いの原因考えられる病気
体の臭い (体臭)皮膚病(脂漏症など)
肉球・尿毒症
・黄疸
・外耳炎
・歯周病 など
外耳炎
・歯周病
・内臓疾患(腎臓や肝臓などの疾患)
お尻周り・肛門のう炎
・肛門周囲腺腫 など

上記はあくまで「考えられる病気」です。犬の臭い対策をしても効果を得られないからといってこれらの病気に100%かかっているとはいえませんが、犬の臭い対策をしても効果を得られなかった場合は「病気にかかっている疑い」はあるといえます。

明らかに異常な臭いがする場合は、早めに動物病院に連れて行って専門家に診てもらうことをおすすめします。

判断に迷う場合は、愛犬の症状を見て動物病院へ連れて行くべきかを決めましょう。以下は臭いの原因別に動物病院に連れて行くべき判断基準を示した表になりますので、参考にしてください。

犬の臭いの原因動物病院に連れて行く 判断基準(犬の状態)
体の臭い(体臭)・体がかゆい様子を見せる
・皮膚や毛が脂っぽい
肉球・散歩を嫌がる
・足をひきずっている
・肉球の色が普段と違う
・肉球が腫れている
・脚を触られるのを嫌がる
・耳垢が増えた
・耳がかゆい様子を見せる
・耳が腫れている
・頭を振ることが多くなった
・歯茎に炎症が起こっている
・目立った汚れがある
お尻周り・お尻をなめる
・お尻を地面に強くこする
・血便が出ている

9. 犬の臭い対策で日頃から心がけると良いこと3つ

最後に、犬の臭い対策で日頃から心がけると良いことを説明します。

  • 犬が触れたものを清潔に保つ
  • 定期的に専門家のケアを受ける
  • 犬がストレスなく過ごせる環境を作る

上記を心がけることで、日常生活で犬の臭い防止に役立つ他、愛犬の健康を維持しながら臭い対策ができるようになります。1つずつ説明していきましょう。

9-1. 犬が触れたものを常に清潔に保つ

犬が触れたものに関しては常に清潔に保つようにしましょう。

もちろん、犬の臭いの原因別対策をしっかり行うことが臭い軽減の一歩にはなります。しかし、それだけでは犬の臭いを取り除くことはできません。

  • 洋服
  • トイレトレー
  • フローリング
  • カーペット
  • おもちゃ

といったように、犬が日常生活で触れたものは家の中にたくさんあります。臭いのある犬が上記のようなものに触れたとき、清潔にしていないと臭いが増し、さらに犬の臭いに悩まされることになります。

犬が触れるものを清潔に保てば、「8. 犬の臭い対策をしても効果がないときに考えられる原因2つ」で説明した例外を除き、臭いは必要以上に増えることはありません。以下のような衛生対策をして、少しでも臭いの発生を防ぐように心がけましょう。

犬が触れるもの対策
洋服こまめに洗濯する
トイレトレー・トイレシーツをこまめに替える
・トイレトレーを毎日掃除する
フローリング・ペット用除菌スプレーを吹きかける
・拭き掃除をする
カーペット・ペット用除菌スプレーを吹きかける
・洗える素材であれば、定期的に洗う
おもちゃ・ペット用除菌スプレーを吹きかける
・汚れを拭き取る

9-2. 定期的に専門家のケアを受ける

愛犬を定期的に専門家のケアを受けさせることも大切です。

もちろん、ここまで説明してきた対策をすれば、十分な臭い対策は行えます。

しかし、「9-2. 病気の疑いがある」でも説明した通り、犬の臭いには病気が隠れている場合もあります。専門家はプロですから、定期的にケアを受けているときに飼い主では気づけなかった臭いを発見してくれることも期待できます。その臭いが大きな病気の一因であったら、早期発見につながって一命を取り留められるかもしれません。

専門家に愛犬をケアしてもらうのは決して安いことではありませんが、愛犬と長く一緒に暮らすためには定期的に専門家のケアを受けるのは必要不可欠といえます。

  • トリミングサロンで月に1回トリミングを受ける
  • 動物病院で定期的に健康診断を受ける

といったように、タイミングを決めて専門家に愛犬を見てもらう機会を作りましょう。

特にトリミングサロンでは、「1. 犬の臭いの原因別・行うと良い対策一覧」で示した対策を一貫して行うサービスを提供していることもあるので、自宅近辺にこのようなトリミングサロンがあれば利用するのもおすすめです。

9-3. 犬がストレスなく過ごせる環境を作る

愛犬がストレスなく過ごせる環境を作るのも、日頃から心がけたいことです。

「臭い対策と犬がストレスなく過ごせる環境作りは関連性がないのでは?」と思われるかもしれませんが、この2つは大いに結びつきがあります。犬も人間と同じようにストレスを感じることがあり、そのストレスが臭いとなって発生することもあるのです。

犬がストレスを感じると臭いになって発生しやすい部位はです。犬の体の臭いの主な原因は「2-1. 犬の体の臭いの原因」で説明したアポクリン腺から出る汗ではありますが、犬がストレスを感じるとこの体臭がさらにきつくなることがあります。

以下は、犬にとってストレスとなる飼い主の行動とその犬のストレスの例になります。

飼い主の行動犬にとってのストレス
長い時間家を空ける日が多いスキンシップが足りない (かまってくれない)
機嫌が悪い機嫌の悪さが伝わる
無理やり散歩に連れて行く体に負担がかかる

仕事をしていれば長い時間家を空ける日が多くなるため仕方のないことではありますが、それでもできるだけスキンシップをしたり、遊んであげたりするだけでストレスが軽減されることがあります。

犬は飼い主の顔色を伺うところがあるので、機嫌が悪いと伝わってしまいます。機嫌が顔に出てしまうこともあるかもしれませんが、愛犬が気持ち良く過ごすためには犬の前ではなるべく気分を表に出さないような注意が必要です。

運動不足を解消するために、無理やり散歩に連れていくのも好ましくありません。犬には行動パターンがあるため、そのパターンに反したときに散歩へ連れて行くと体に負担をかけるばかりです。愛犬の体調をチェックした上で、散歩に連れて行きましょう。

常に愛犬にストレスを与えないよう意識して生活するのは難しいこともありますが、できることから行って、飼い主も愛犬もストレスなく過ごせる環境を作っていきましょう。

10. 自力での犬の臭い対策が難しいときは業者へ依頼するのが有効

ここまでお読みになって、ご家庭で犬の臭い対策を行えそうと思っていただけたら幸いですが、

「犬のしつけができていなくて、臭い対策をしようとしてもうまくできない…」
「犬を多く飼っているから、臭い対策や部屋の消臭作業に時間をかけられない…」
「犬そのものだけでなく、おしっこやフンの臭いもあってどうしたら良いか分からない…」

といったように、自力では犬の臭い対策が難しいと感じた方もいるのではないでしょうか。

だからといって犬の臭いを放っておくと家の衛生状態が悪化してしまうため、犬だけでなく人間の健康にも良くありません。

そんなときは、ペット消臭の業者に依頼するのがおすすめです。費用は発生しますが、

  • 臭いの原因を取り除く作業(清掃)
  • 手の届きにくい部屋の除菌作業
  • 部屋の完全消臭作業

など、素人では困難な犬の臭い対策がプロの手によって行われます。

リスクベネフィットは、特殊清掃の専門会社として犬の消臭清掃サービスをご提供しています。以下は、当社がご提供している犬の消臭清掃の主な作業です。

【犬の消臭清掃の主な作業内容】

糞除去作業部屋にある犬の糞やおしっこを手作業でこそぎ落として撤去
家財等の 糞ふき取り家財に付いた糞や臭い成分を専用薬剤で洗浄
壁紙剥がし臭気を吸い込んだ壁紙剥がし
除菌作業専用薬剤を使った雑菌処理
フェロモン臭分解内装材である壁面や床上の臭気のもとになるフェロモン臭を分解
特殊コーティング尿による汚染が激しい部屋のフロアカーペットを剥がし、専用コーティング剤を塗装
完全消臭作業世界最高水準のオゾン発生器を用いた 除菌・消臭

リスクベネフィットが提供している特殊清掃は、他社と比べると消臭技術に大きな差が出ます。その消臭技術に差が出るのが、次の3つです。

リスクベネフィットでは特殊清掃のノウハウを活かし、犬の臭いを完全消臭してきた豊富な実績があります。当社が対応した犬の清掃消臭施工事例をご覧いただければ、その実績をご理解いただけます。

部屋にまん延した犬の臭い対策をご家庭で行うのが困難な場合は、リスクベネフィットまでお気軽にお問合せください。

11.まとめ

犬の臭い対策は、臭いの原因を見極めてその原因別に臭い対策をするのがおすすめです。

原因別の対策をすれば犬の臭いは軽減できますが、さらに家の部屋でも対策をすると効果的です。

ただし、対策をしても犬の臭いが軽減されない場合は、以下のような別の原因が考えられます。該当する場合は、その原因に応じた対策が必要になります。

犬の臭い対策を行ってから効果が表われるまで時間を要する場合もありますが、日頃から心がけることでその対策の効果を実感できるはずです。

愛犬と長く暮らしていくためにも、臭い対策は十分に行いましょう!