特殊清掃専門会社としての施工実績です。各種サービスの特徴的な内容を掲載しております。
今回はのご依頼は故人の親族の方からのご連絡でした。
どうやら故人様は親族の皆様と折り合いが悪かったようで、この度の作業依頼は費用も含めて誰が負担するのか親族間で問題になっているとのことでした。
しかし、問題の部屋から大量のハエが発生し近所に迷惑が掛かっているため、まずはその状況をどうにかしたいとのご相談です。
近年一人暮らしで親戚付き合いも少なかったり、身寄りのない方の孤独死が社会問題化しています。
当社にもこのような問い合わせが数多く寄せられます。
当社の悩むなパックには孤独死現場で問題になる害虫の発生元である汚染物の撤去から、お客様が安心して入室可能となる消毒、オゾンを使用した除菌、簡易消臭が含まれます。
悩むなパックにお任せください。
これ以上近所の方に迷惑が掛からないようにして欲しいとのことでご依頼となりました。
現場に到着してまず目に付いたのは大量に発生したハエです。
窓にびっしりとハエが張り付き、家の中をブンブンと飛び回っていました。
暑い季節ですが片付けるのが億劫だったのでしょう。
故人様はこたつで亡くなっていました。
こたつ布団やカーペットに大量の体液が残っており、それを栄養源としてハエや害虫が発生してしまったようです。
現場の入り口から当社オリジナル消毒剤の「RB酸水」を散布し、衛生面を確保してから作業に移ります。
入室前に故人様の冥福を祈り合掌することも忘れません。
早速体液の浸みた汚染物の撤去から取り掛かります。
こたつ布団はもちろん下のカーペット、畳まで体液が浸透していました。
これらを取り除くことが大切ですので汚染範囲を細かくチェックしながら撤去していきます。
汚染物は臭気が漏れ出さないよう袋詰めしてまとめておきます。
体液を吸った畳はラッピングして臭気を封じ込めますが、体液の付いた箇所は見ていて気持ちの良いものではありませんので、外からは見えないようブルーシートで覆います。
大量に発生したハエは殺虫剤を撒いて処分しますが、外に逃げ出さないよう扉の開閉にも気を付けます。
汚染物を撤去したらオゾンショックトリートメント法による除菌、消臭作業に移ります。
オゾンガスを発生させて臭気成分と反応させて消臭します。
お部屋の臭気が落ち着いてきました。
仕上げに当社オリジナル消臭剤の「ダンボ」を撒布し更に臭気レベルを下げていきます。
確認のためお越しになったお客様には、お部屋の臭気レベルが半減したことと害虫の心配が無くなったことをお喜び頂き納品させて頂きました。
お客様よりお電話で、【臭いが強く、ウジが多い】との情報があり、現地でお客様のご要望をお聞きすると、【自分達で貴重品を探したい】【貴重品を探した後は、遺品整理ができるよう消臭をお願いしたい】とのことでありました。
このような時のために、当社は『悩むなパック』を設けております。
最も汚染が激しい居室内を優先的に特殊清掃を行うことで、ご依頼者様やご遺族の方々が入室し、遺品を探すことができる状態にします。
貴重品や通帳、印鑑、保険証書等、様々な手続きに必要な物を手にして頂くことが可能です。
当社『悩むなパック』の内容にご納得頂け、ご契約書を締結し、作業開始となります。
今回は2Kにお住まいの60歳男性で、台所で発見されるまで3週間だったようです。
防護服を身につけた特殊清掃員が入室していきます。
まずは玄関前で、合掌します。「お疲れ様でした。きれいにさせていただきます…」
まずは腐敗するにつれ体から出てきた体液の除去作業になります。
汚染物が浸み込んだだカーペット、畳を撤去していきます。
最初ウジが多いと伺っておりましたが、意外に少ないな?と思っていましたら、カーペット下には数百匹のウジがおりましたので、丁寧にウジ除去を行いました。
ウジはその場だけでなく這って出ていく事もありますので、その場だけでなく周辺くまなく除去致しました。
ウジを除去し体液の染みついた部分をラッピングして臭いを封じ込めます。
今回は畳だけでなくフローリングにも体液がまわっていたので、フローリングも洗浄させて頂きました。
最後に消毒と消臭の為にオゾン燻蒸を施して作業完了です。
この一連の作業で臭いは8割程度までは軽減致します。
孤独死現場の際にお客様が中に入って貴重品を探したいと言うご要望は多くあります。
そんなときは当社の【悩むなパック】が有効です。
臭気を完全に消してほしいとの御依頼をお受けし、当社が完全消臭作業を施工させて頂きました。
今回の御依頼はアパートを返却したいので、遺品整理と完全消臭までの一貫した特殊清掃御依頼です。
では特殊清掃開始です。
故人様は大変お洒落な方で、お家の中にはお洋服が沢山ありました。
残念ながら布は非常に臭気を吸い込みやすいため臭いの発生源の一つなります。
お洋服は天国で故人様がお使い頂けるよう、処理させて頂きました。
初期処置として自社消毒液RB酸水を散布、オゾンガスを併用し初期消毒を終えます。
第二工程では汚染物の除去になります。
家財、カーペットの上でお亡くなりになられていましたので、体液の付着したものを袋で梱包致しま す。
第三工程で荷物の撤去をします。
孤独死現場などでは家財や衣類などに臭いが染みておりますので、完全消臭には荷物の撤去が不可欠です。
一つ一つ遺品として形見分けするものと処分するものを慎重に分けていきます。
第四工程は消臭作業にはいります。
壁紙を全て剥がし、自社オリジナル消臭剤ダンボを散布した後、オゾン燻蒸をすることで消臭剤にオゾンが染み込み、オゾン水にし壁に浸透させバックボードの壁に染み着いた臭気を消します。
最後に水回りのハウスクリーニングを丁寧にさせて頂き、非常にきれいになりました。
臭気を完全に消したことを確認し、納品となりました。
特殊清掃における各種サービスでは、お客様において不用と判断された廃棄物(ごみ)の処分といった工程が発生いたします。
私どもが行うことのできる作業は、各自治体の廃棄物処分ルールに則った分別、梱包作業と、当社独自の清掃、消臭作業であります。
株式会社リスクベネフィットは開業当初より不用品の処分は、各自治体が許認可を与えている一般廃棄物収集運搬業者へ現場まで回収にきてもらい、運搬と処分を委託しています。これまでも、これからも法律に則った適正な処理を行っていきます。
愛媛県松山市より事件現場の特殊清掃依頼です。
殺人事件現場ですので詳細は伏せますが、お部屋のオーナー様からのご連絡でした。
問題のお部屋に大量の血痕と血溜まりが出来ていて、なんとかして欲しいとのことです。
孤独死現場で問題となる体液と違い、争ったあとの事件現場では血液が色々な場所に飛散しています。
また、高い所から床に落ちるため飛び散りやすく汚染範囲が広くなる傾向にあるのです。
早急になんとかして欲しいとお困りでしたので現場に急行致します。
現場に着くと問題のお部屋はすぐに分かりました。
血を踏みつけたと思われる靴の後がアパートの廊下に多数残っていました。
救急隊の方が被害者を運び出した際か、警察の方が捜査で入室した際かと思われます。
血液には様々な病原菌が含まれる場合もあるため二次感染に注意が必要です。
今後こちらのお部屋をどうするかは未定だそうですが、まずは血痕をどうにかして欲しいとのご希望でしたので、当社の悩むなパックに廊下や家全体の消毒を追加してのご契約となりました。
作業員はいつも通り完全装備で臨みますが、血液が大量に残った現場ですので気を引き締めて作業にあたります。
故人様のご冥福をお祈りして合掌し作業開始です。
まずは現場全体の消毒です。当社オリジナル消毒剤RB酸水をくまなく散布し、現場の衛生状態を改善し二次感染等の健康被害を防止します。
次に大量に残された血液の除去と血痕の拭き上げを行います。
前述した通り、血液は汚染範囲が広くなる傾向にある為細心の注意を払いながら、汚染箇所を見極めていきます。
ベッドの下や思いがけない所まで血液が飛散しておりましたので、一つ一つ除去していきました。
血液を全て除去したら専用薬剤で床の洗浄を行います。
ここまでの工程を経て血液独特の血生臭さは大分薄れてきました。
仕上げにオゾンガスを部屋全体に行き渡らせ除菌と消臭を行うオゾンショックトリートメント法を実施致しました。
実施後臭気はほとんど感じられなくなり、次の方への貸し出しにも耐えられるレベルに改善出来たかと思います。
オーナー様からも迅速な対応と仕上がりにご満足頂き納品させて頂きました。